たった今、山田晃子さんのリサイタルから帰ってきたところです。
以前彼女の名前をここに載せたら、けっこうなヒット数があったようなのですが、私自身は全然知らぬまま(ごめんなさい)聴きに行って来ましたけど、とても良かったです。
プログラムの写真を見ると、可愛らしいお嬢さんっていう印象だったんですけど、実際の彼女は衣装も髪型もさっぱりとしていてて顔もすっぴんに近い感じで、凛とした女性という感じでした。
オレグ・マイセンベルクさんというピアニストとのデュオ・リサイタルだったんですけど、ヴァイオリン・ソロのバッハのシャコンヌが一番良かったです。聴いてて涙出そうになりましたもの。
デュオはドビュッシーのヴァイオリン・ソナタが良かったですね。私ドビュッシーが好きなので。
ただ、最後の曲が終わった瞬間、どこかを痛そうにしていたのがちょっと気になりました。
プログラムの説明を見ると、以前肩を故障したらしいので、また調子が良くないのかしら?とちょっと心配・・・。でも、アンコール曲はちゃんと演奏していました。
今回のリサイタルは函館と東京(4月13日)の2公演のみで、この公演の為にフランスから来日されたそうです。すごい贅沢を味わったようですね(笑)。
「山田晃子」で検索していたら、偶然たどり着きました。
書かれている内容が僕の感想と近かったので、少しうれしくて書き込みます。
(8日という事は、函館でお聴きになったんですね。僕は13日の東京でした)
僕も、一番の演奏はバッハでした。
音楽は素人の僕にとって、今までバッハの曲は、どちらかというと難しい(楽しめない)という印象がありました。
でも、彼女の今回の演奏で初めてバッハの曲にのめりこみました。
なんだか音に包まれているようで、躍動感があって心を揺さぶられました。
思わず目を閉じて聴いていましたが、バッハはこんなにも魅力的なのだと教えてもらいました。
また同時に、彼女のセンスは桁違いなのだと感じました。
余計な演出がないのに、この説得力。
多くの演奏家とは違う余裕というか、深みを感じました。
そして、やはりお二人の演奏ではドビュッシーでした。
前半は僕自身がまだ客席でイマイチ落ち着いていなくて(笑)、唯一楽しめたのがこの曲でした。
演奏より、曲の魅力を感じたという印象でした。
僕が彼女に注目したのは、数年前のある日のNHK(芸術劇場?)で流された、ロン・ティボーの快挙を伝える映像がきっかけです。
きっかけというか、これが全てなのですが、僅かな(1~2分?)時間流された映像の中での演奏(ベートーヴェンの協奏曲)の見事さに釘付けになりました。
ゲストの男性評論家が、僕の言葉にならない感想をずばり表現してくれていました。
彼女の演奏を聴いたのはその一回きりでしたが、すでに確信を持って最注目の存在になりました。
会場でバッハを聴いているとき感じた深みは、この映像を見たときの感覚と似ていました。
会場では競演ピアニストのCDだけが売られていましたね。(同じかな?)
晃子さんにも早くCDを出して欲しいです。
そうです、わたしは函館の芸術ホールというところで行われたリサイタルのほうに行きました。(函館に住んでいるので)
函館と東京と別々のリサイタルで聴いたのに、同じ感想を抱くなんてなんか嬉しいです(笑)。
函館ではCDの販売はなかったです。そうかー、山田晃子さんはまだCD出していないのですね。いつもはリサイタルの後は買ったCDにサインをしてもらうのに、サイン会しかなかったので不思議に思っていたのです。
またリサイタルに行ったら感想を書きますので、良かったらまた遊びに来てください!