丹原町では中学校もたんぼの中に建っていた。
暑い日だったが吹いてくる風がやさしく心地いい。
そのすぐそばにある標高60メートルのおしぶの森もたんぼの中の小山だ。
立派な階段を登ると福岡八幡神社がある。
おしぶの森の木々は自然な形で守られているようだ。
頂上には稲荷神社もまつられていてその由来の中に町おこし村おこしのために分霊してきたと書いてあったのがおかしかったが考えれば昔はお伊勢参りや金毘羅参りと神社仏閣参りが最大のレジャーで今なら人寄せのための芸術祭や美術館つくりのようなものかもしれない。
おしぶの森のふもとには弘法大師が生木の地蔵を彫ったゆわれのある楠の巨大な倒木が飾られてあった。
彫られていたお地蔵様は今は別の場所にお祭りされている。
飾られている倒木の近くにある雨乞い石は丹原町代々の人達がお祈りしてきたのだろう貫禄たっぷりだ。 それにしても丹原町は何もかもたんぼの中にあるような雰囲気がした。 (写真はクリックすると大きくなります)