一時半過ぎ駐車場着。
200メートルほど歩いて愛媛県美術館へ行くが雨のためか木の花のいい香りが漂ってくる。
台風接近の気配はないが美術館はガラガラで台風接近効果満点だ。
文京区で花の店野草(イエツァオ)を営んでいるとき大雨で人も来ないだろうと思っているといいお客様が来てくれ、楽しく過ごしたことがよくあり荒れた天候のときはよいことを期待して過ごした。
大雨の中出発のとき妹のきんかんに”今日はいいことが起こるよ”と言っておいた。
ベネツィアの事をほとんど知らないでの見学だったが湿地帯に木の杭を打って作った街で運河が発達し主要交通機関は舟と歩きで車がない社会だというのが気に入った。
それに500年ほど前に作った街並みが今もありそのころの風景画と現代を写した写真がセットで飾られている。
日本では考えられない土地柄だ。
以前は貿易で栄えたが16世紀からはベネツィアブラスや刺繍などが盛んになり会場にもそれらのものが展示されていた。
古い手工芸品のいいものをゆっくりみるとのは豊かな気持ちになれ好きだ。
今回は台風情報のおかげで観客が少なく特別ゆっくりと楽しめた。
今シリアは内戦状態だが手工芸品の説明の中で鉄製品はエジプトやシリアが盛んなのでその地方のものが使われていると書かれたのを読んで遠い国の戦争だと思っていたが急に身近に感じ始めた。
ゆっくり楽しんだ後中庭に生えるツタが絡まり雨でひときわ新緑が美しい大木が見える場所で展覧会のビデオを数回見た後台風情報が気になりやってきた女性に聞いたところ美術館の職員で子供を迎えに行くので調べようと思っていたと携帯を見せてくれたら今通過している位置だった。
今回は楽しみにしていた常設展は開かれてなかったが高級車にダチョウをペインテイングしたのが展示されていた。
外へ出ると風が吹かないままの台風通過で雨も上がっていた。
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