私がグレーに脱色された魚網を使って”霞”を作った場所で妹のきんかんは同じ魚網を海に見立てて”うずまき”を作った。
ここは高台だが眼下の大島との間には潮が渦巻きながら流れている。
持ってきた縄跳び縄を流れに、道の駅で仕入れたセロファンの野菜袋をうずまきに見立てたようだ。
きんかんは私が金生町で野草(イエツァオ)野外教室をはじめてから参加し始めたのにもかかわらず、次々と彼女らしい作品を生み出し続ける。
野草(イエツァオ)野外教室は移動美術館と称して参加者が作品を作りお互いの作品を鑑賞しあう。
見るだけの参加者はいない。
非日常のお祭り気分の野外教室だがかなり緊張感はある。
私が作った”霞”と基本的には同じ素材で違う表現をしてくれた。
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