千石で最後に開いた第4回クラフト展(イエツァオグループによる)より布ぞうり作品を出品して、個展である野草(イエツァオ)展もふくめて5回目の出品になる。
既製品中心の生活になった今、着古された布たちがじゃまにされただ捨てられている。
シャツやパンツ、タオル類、シーツ、タンスに眠っている着物、どんな布でも心を向けてあげると実用のぞうりやスリッパ、マットになる。
私の物作りはあまり人々から注目されないものに目を向けることから始まった。
華やかでないイネ科植物、大木でない木っ端、宝石でない石ころ等。
自然物を加工した布を使うが心は同じだ。
それに布ぞうりと言ってもいろんな工夫でちがった形が出来る。
今回はマクラメ用の糸でカバーを編んでスリッパにした。
布ぞうりはちょっとしたコツをつかめば誰でも編める。
仲間を増やして布ぞうりを編む手法を使った作品展ができたら楽しい世界が広がると思い随時希望者があれば講習をしている。
会場の一角を占めた布ぞうり達。
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