もみじさんが建てた山小屋から10分ほど歩いた場所に以前住んでいた家がある。
途中がけ崩れのため車ではいけない。
家があても住んでないので直してくれないそうだ。
道はどこかに通じていると思うが山では行き着く先は山中の一軒家だったりする。
入り口にある車庫は屋根が落ちていた。
住まいだった場所の庭も大きな桜は花が終わり椿が咲いていたがジャングル化していた。
天井裏には馬に引かせて薪を積んで売りに行ったという荷車が納められている。
切り倒したみかんが植わっていた場所には一面ワラビが生えていた。
山小屋のそばに竹やぶがある。
一山越えた場所に住む親戚から3本たけのこが出ているとの情報だったが2本はイノシシに食べられていた。
まだ頭も出さないうちから食べられるそうだ。
20年ぐらい前はそんなに出没しなかったのに今はひどく開墾した畑にはイノシシよけの電流を流す鉄線を張っていた。
もみじさんは天気がいいとほとんど山へ行っているようだ。
空気がいいので新聞もよく読めると言っている。
町中から20~30分山の中へ入った場所だが行ってみて実感した。
小学校へ通うのも2つも3つも山を越えて行ったそうだ。
噂に聞いたがマムシもかるがると捕まえるそうな。
それでも完全な自給自足は出来ないという。
ワラビ、ゼンマイ、たけのこ、をいただき一山越えて行ったもみじさんの親戚の家ではカブ、八朔、干ししいたけやユキモチソウをいただいた。
ふと何から何まで買う都会生活を思った。
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