野草(イエツァオ)なくらし!

文京区改め金生町で草をアートし売り、食べています

父の夏袴を解いて作ったパンツ

2006-08-09 16:49:20 | アート・文化

Img_0402 このパンツは父の絹の夏袴を解いて作りました。

袴の芯に使っていた新聞の日付けは、昭和14年7月27日毎日新聞夕刊です。

黄ばんだ新聞の切れ切れの部分をつなぐと50センチ四方の広さですが、殆どは生々しい戦争報道です。

父母は17年3月7日に結婚しました。

誰の誕生日でもないのに3月7日になるとご馳走が並ぶので忘れられない日です。

冬帰省した時に解いて持ち帰りました。

着物幅の布8枚と紐等長方形の布で作られていて、4枚の布でパンツは作れました。

仕方がない事ですがパンツを裁つ時、残り布が長方形でないのがザンネンです。

着物でも袴でも日本の衣類の布を無駄にしないデザインには本当に感心させられます。

布も戦時中にも関わらず、グレーには見えますが、一色でなく、軽やかで光沢があり、透かしの入った微妙な織りです。

いい布は何時までも、触ったり眺めたりしていたい気持ちになります。

Img_0406 チョット載せて見たくなった苔玉のアイビーとお皿です。

お皿は大きな焼き物のかけらが海の中で砂と波で程よく角が取れた物で、受け皿になるようセメントで足をつけています。

瀬戸内海の海岸で拾った物です。

  (写真はクリックすると大きくなります)

コメント
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