なんくるのひとりごと

日々の想いを言葉にしてみたい

それぞれの世界

2009-01-28 11:01:18 | 日記
好天気、風もなんとも爽やかで
だれもが、発表会の練習の合間を縫ってホッと一息。

日溜まりに集まる子どもたち。
砂のサラサラ、ザラザラを確かめるように裸足になる子も。
両手で砂山作りに余念のないアイル君。
あのさーあのさーと、向かいにいる担任に話しながらも一心に
砂と格闘。
シャベルカーだと、砂場セットの一つを持ち出して、砂の中を動かす。
作った砂山を崩しながらシャベルカーを押し進める。

自分なりのイメージを高めている様子。

それを見ていた、ルナちゃん。
自分も仲間に入りたいのだろうが、何もいわずに傍から手を出す。
邪魔されたと思ったアイルは、背中でガードをしようと。
強引なアイルは押し退けて、もんちゃくが。
初めの内は、ただ仲間に入りたかっただけなのに
相手に意志の確認をしなかったばかりに、
思い違いで悶着が起こる。

これはどこにでもありそうな光景。
医師の伝達方法を省いてしまい、行動かち先になるのが子どもの姿。
これが辺り間かの姿ではある。

「一緒に入れて」「仲間に入れて」などのことばを額得するまでは
隣で遊んでいても平行遊びの世界である。

自分のことしか興味がない時期。相手方の思想なら、それを自分のものにしたい。
一緒にの共同の気持はまだ芽生えていないからである。
わが世界、世界はすべてわたしのもの。
わが世界の子どもたちが、一緒にいる。でも、徐々に隣の子を認めるようになる。
友達といることを嬉しいことだと、
人といることの気持ちよさを肌で感じながら成長する。

「仲間に入れて」といえるようになっても、自己主張は耐えない。
それが、徐々に人の気持も理解できるようになる時期がくる。
それぞれの世界から、「仲間といるせいか」を体験するのは
いま、保育園しかないのかもしれない。
庭の子どもたちのやりとりが、
とても新鮮にそれぞれの育ちを見せてくれる。

そんな子どもたちの育ちから私たちは、また、学ぶ。
私たちの先生は子どもたちである。

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