七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

チェーン ソー製材の巻 ~大きな大きな銀杏の木~

2011年08月12日 | 木工

[木工房] ブログ村キーワード


樹齢90年にもなるイチョウの大木です。
イチョウを材に、木工品を作りたくて、
ご近所のMさんよりいただいたのです。


2011年2月15日ブログ「大きな大きな銀杏の木」をごらんください。 

しかし、製材所のない大三島なので、
自分で製材しなくてはなりません。

ネットで調べたところ、
“チェーンソーで製材ができる”
とのこと。

試行錯誤を繰り返して 治具を作り、
イチョウの大木のチェーンソー製材に挑戦します。

まずは直径52センチの丸太から」



治具を取り付けて、
薪作り用のチェーンソーの歯も縦引き用に替えました。





1枚目製材開始です。
「うまく、いくかどうか」
中腰の姿勢の維持が辛いそうですが、
歯を押しつける力を込めて、
かなり、緊張しているようです。



手始めの1枚目は、
板の厚みは薄いのですが、
この治具とこの方法で製材できることが解り、
とりあえずは、ほっとしています。



この案山子スタイル
ブヨ対策に効果的で、手放せないファッションになっています。


治具を取り付け直して 2枚目の製材開始です。
2枚目からは、板の厚みが厚くなるので、
より力がいり、緊張するようです。



丸太が大き過ぎて、
チェーンソーの歯が短すぎて、
一度には製材できないので、
治具を取り付け直し、楔をはめて
今度は、反対側から製材をします。


たった1枚の板を製材するのに、
なんと手間暇がかかり、力のいること!
2枚目 3枚目と
ずっと、緊張し続けで、
汗の匂いを嗅ぎつけて。ブヨや蜂が寄ってきても
気もつかない、中腰の案山子さんです。



もうかれこれ、何時間たったでしょうか。
4枚目に挑戦しています。



やっと、4枚の板材が取れたぁー、ふぅー



今日は、これで、最後にしよう」
余力を振り絞り、緊張の糸を切らぬよう仁
5枚目に挑戦です。



こんな風にして。丸2日ほどかけて製材できた
イチョウの板は、10枚足らず
ただいま乾燥中です。

  
 
充分乾燥できた、2年後には、
やはりまずは、イチョウ といえば、まな板でしょうか。


 木工工房七曜工房より

 イチョウではありませんが、セン、タモ、ケヤキ、スギ、クルミ、アメリカンちぇりーなどなど
 いろいろな木目のきれいな材を使って、木の器を製作しております。
 七曜工房のオリジナルデザインの、木の器は
 農家喫茶「ハーブ&クラフト・七曜工房」でも使っています。

       

      

      

      

 それぞれの木の器の詳細は、
 ブログ「ハーブ&クラフト・七曜工房」でご紹介しています。

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