話しをした事も無いし、挨拶を交わした事も無い
こちらの窓を開けると
斜め下に向うのマンションのベランダが見えるだけ
いつも大判のバスタオルがたくさん干されていた
八十歳前後のおじいさんが干したり取り入れたりしているのが時々見えた
早朝には娘さんらしい人も干していた
おばあちゃんが介護されているのだな、と想像していた
それが一週間ほど前に終わった
洗濯物が変わった
バスタオルが無くなった
きのう早朝に娘さんを見かけた
引っ越したのではなさそうだ
「おじいさん、長い間ご苦労さんでした」
と、小さくつぶやいた
そして、また洗濯物が元に戻る事が有れば良いが…
とも思った
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます