結氷が始まると
シベリヤを離れ
日本にやって来る
多くは北海道で一服する
いずれかの湖沼に着くと
日の出と共に飛び立ち
近くの田んぼで
落穂や二番穂を食べて
日が落ちる頃に
湖沼に戻る毎日をおくる
従って、昼間に見に行っても
有名な瓢湖でも
ほとんど残っていない
朝早くに行くと、飛び立つのが見え
夕方遅くに行くと、飛び降りるのが見える
数千羽が数羽から十数羽に分かれて
次から次に、飛び立ち、飛び下りる
正に壮観だ
それも、三月になるとシベリヤに帰る
惜しむようにか、覚えておこうとするのか
空中で何回か回ってから、北帰行する
そして、ペアとなった二羽毎に
彼の地で、卵を産み、子育てをして
結氷が始まる頃にまた彼の地を立ち
十月には日本に来る
この渡り鳥たちを「いらっしゃい」と迎え
「行ってらっしゃい、元気でね…」と送る
そんな何年かを繰り返している人を知っている…
シベリヤを離れ
日本にやって来る
多くは北海道で一服する
いずれかの湖沼に着くと
日の出と共に飛び立ち
近くの田んぼで
落穂や二番穂を食べて
日が落ちる頃に
湖沼に戻る毎日をおくる
従って、昼間に見に行っても
有名な瓢湖でも
ほとんど残っていない
朝早くに行くと、飛び立つのが見え
夕方遅くに行くと、飛び降りるのが見える
数千羽が数羽から十数羽に分かれて
次から次に、飛び立ち、飛び下りる
正に壮観だ
それも、三月になるとシベリヤに帰る
惜しむようにか、覚えておこうとするのか
空中で何回か回ってから、北帰行する
そして、ペアとなった二羽毎に
彼の地で、卵を産み、子育てをして
結氷が始まる頃にまた彼の地を立ち
十月には日本に来る
この渡り鳥たちを「いらっしゃい」と迎え
「行ってらっしゃい、元気でね…」と送る
そんな何年かを繰り返している人を知っている…