2014年から松本地区原水禁で福島の現状を知るツアーを行っている。そのなかでチームママベクの活動をしているお母さんのお話を聞いてきた。そのお子さんも含めてこれからをどう生きていこうとしているのか、そんな思いの舞台があるということで池袋のシアターKASSAIへ観にいった。
戦中福島県内でウランを掘る学徒動員と除染作業がラップする。学徒動員は敗戦で終了するが、除染に終わりなどあるはずがない。その現実の中にいてその現実をみて、だからこそ始めるために終わらせなければなならない思いを持つのだろう。でも現実に向き合っていることこそ、すでに始まっているんだ、始まりを歩いているんだと私は思う。何も終わっていないし何も始まっていないのではなく、生きていることが始まっていることなんだと思う。
すぐには感想が書けないくらい重いものをいただきました。なにか伝えなければと思い「一人でも始まったと思う人がいれば、それは希望だ」と感想に書いてきましたが、一日たって思い返してあらためて感じたことを書いておきました。
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