木めぐり像めぐり

気に入った木、気になる像などを紹介していこうと思います。

「リトル・プリンセス」マルトン・らースロー

2005-05-27 20:13:08 | 
 池袋の東京芸術劇場5階フロアーに「リトル・プリンセス」マルトン・ラースロー(1925~ ハンガリー)作品がある。
 これを初めて見たとき、草原の柵に坐り、そよ風を受け、物思う少年の姿。童話か何かの物語をイメージして作ったかと思った。この服装、帽子から少年の姿だと思ってしまう。しかし、「リトル・プリンセス」だから、少女なのだ。ハンガリー人はこの像を見て、少女の像だとすぐに分かるのだろうか。ハンガリー人に尋ねてみたい。
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「マーメイド」佐藤忠良

2005-05-23 20:23:32 | 
 池袋の東京芸術劇場の1階フロアーにある像「マーメイド」は佐藤忠良(1912~)の作品である。
 一目見たとき、これは外国人の作品と思った。足先がヒレになっており、人魚だとなんとなく分かる。古来、日本人にとって人魚というものは、海獣ジュゴンのようなものをイメージしており、このような人魚は、西欧の創造物である。それを題材として、作品を作る意味、思想はどんな所にあるのだろうか。
 デンマークの有名な像「人魚姫」と比較してみるのも面白いだろう。
 
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矢島稲荷の大ケヤキ

2005-05-21 20:02:31 | 
 京王線府中駅から歩いて約5分のところにある矢島稲荷の大ケヤキは、樹齢800年と推定されている。東京都では、練馬白山神社の大ケヤキつぐ巨樹だそうである。
 さすが、樹齢800年となると、あっちこっち傷んでいていて、まともな姿でありえない。それでも、まだまだ元気な葉を茂らせている。手入れが十分に施されているからだろう。
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宮ヶ瀬小中学校のヒマラヤスギ

2005-05-17 10:54:38 | 
丹沢、宮ヶ瀬ダムのそばにある宮ヶ瀬小中学校の隣の小さな公園にヒマラヤスギある。二本の木が合体して一本なったような木である。この木はダムで沈んだ旧宮ヶ瀬小学校の生徒の卒業記念に大正14年(1925)に植えられたものである。そして1995年ここに移植された。一見すると元気に成長しているように見えるが、残念ながら、幹の表皮はかなり剥がれていて、重症のような気がする。あとどのくらいもつだろうか、10年くらいかもしれない。
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「鐘の上の野兎」バリー・フラナガン

2005-05-16 14:30:24 | 
群馬県舘林美術館に「鐘の上の野兎」バリー・フラナガン(イギリス人)の像がある。この跳躍している兎の姿が面白い。だが、この異様な眼はどうしてなのだろう。兎ならもっと可愛らしくしてもよさそうなものだと思ったりする。もしかしたら、犬や肉食獣から、逃げている姿かもしれない。死への恐怖が、その眼に表現されているのだろうか。どこか不安な感じをあたえる。
 バリー・フラナガンは、この兎を題材にしていくつかの作品があり、日本のいろんな美術館で見ることができる。
 ところで、イギリス人にとって「兎」は特別な意味ある動物のような気がする。ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」に登場する兎、女流絵本作家ポッターの「ピーター・ラビット」の兎など、とても重要な存在として登場する。
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坂東札所西明寺のシイ

2005-05-13 15:49:29 | 
栃木県の益子駅から歩いて約1時間の坂東三十三札所、西明寺にはシイの巨木があり林となっている。ここが照葉樹林の北限で、天然記念物に指定されている。本堂へ続く階段をのぼると、太陽光線をさえぎり、あやしい暗さが充満してくる。モノノケが出てきてもおかしくないほの暗さである。昔の日本の森はこんな暗さだったのかもしれない。
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善那像

2005-05-11 21:03:40 | 
上野国立博物館を入って右にある自動販売機の横奥にある「善那像」。善那とは、天然痘の治療法を発見したジェンナーである。高村光雲の弟子、米原雲海である。その碑文は漢字だらけ、こんな所に時代を感じる。像も音楽家のような印象で、とても医者に見えない。この像のもととなった写真はどんなものなのだろうか。これが、ジェンナーの生きた時代の一般的な服装だったのだろうか。威厳を感じさせない像である。
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上野国立博物館のユリノキ

2005-05-09 15:21:31 | 
上野国立博物館にあるユリノキは、とても気に入っている木です。この堂々とした佇まい、永遠の生命を持っているのではないかと思わせるほどです。しかしこの木は、明治はじめ頃に日本に渡来した木で、樹齢200年はたっていません。成長の早い木といえるでしょう。
本当に見事な姿をしていると思います。5~6月にかけて、地味ですが、大きな花をつけます。
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