木めぐり像めぐり

気に入った木、気になる像などを紹介していこうと思います。

壬生駅周辺を歩く(その3 伝紫式部の墓)

2010-02-26 14:43:59 | 散歩

 丸塚古墳から徒歩20分ほどで天平の丘公園にでる。東北本線小金井駅から、徒歩1時間ほどのところにある。ここには下野国分寺、国分尼寺跡、民俗資料館,しもつけ風土記の丘資料館などいろいろな施設もあり、薄墨の桜、それと八重桜がたくさん植えられていて、その花の咲く4月中旬から下旬にかけて人がたくさん集まるそうです。この公園の端にひっそりと紫式部の墓といわれるものがある。それが上の写真です。解説によると
「この塔は五輪の塔で鎌倉時代の様式であり、この地方の豪族が供養塔として建立したものと言われています。同じ様式の塔が数多く建立されたものと思われ、ここより約1㎞北にある国分寺薬師堂のそばにもあります。はじめ姿川沿いにありましたが、明治初期にここに移されました。この付近は『紫』という地名であることから、源氏物語の作者である紫式部の墓と、言われるようになったと思われます。」と、なっています
国分寺薬師堂にある供養塔のほうが、どっしりとして迫力があります。
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壬生駅周辺を歩く(その2 丸塚古墳)

2010-02-16 19:38:33 | 散歩

 丸塚古墳へは、前回の吾妻古墳から徒歩15分ほどのところにある。吾妻古墳と比べるとかなり小さい。一見ただの丘のように見えるが、よく見ると人工的な整った形の盛り上がり方なので、古墳だと気づくと思います。左側に石室の入口があります。
 立札の解説によると
 古墳時代終末期の7世紀ごろに築造されたものとかんがえられ、切石積横穴式石室というもので、墳丘の南面に開口しており、遺体を納めた玄室の各壁は、凝灰岩の大きな一枚石で構築され、玄門は、この一枚石の中心をくりぬいて造られ、優れた石材の加工技術がうかがえる。副葬品は明らかではない。円墳で、墳丘直径約40m、高さ約6m、基壇直径約60mだそうです。
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壬生駅周辺を歩く(その1 吾妻古墳)

2010-02-12 16:21:00 | 散歩
 
 壬生駅は、栃木と宇都宮間を単線で走る東武宇都宮線の中にあります。日中は1時間に2本の割合で運行されています。意外と行きやすい地域です。
 駅から徒歩30分ほど工場地帯の中に吾妻古墳(前方後円墳)があります。国指定史跡で、墳丘は全長117m、その周りに堀がめぐっており、底からの高さは約10mあります。墳丘からは埴輪が出土しており、これらから古墳時代後期(今から1400年前)につくられた古墳だそうです。この近辺には丸塚古墳もあり、3kmほど離れた所には愛宕塚古墳、牛塚古墳、車塚古墳があります。これらからこの地域には、かなりの人口と権力者、豊かな農耕生産物があったのでしょう。
 これだけの古墳を作るにはどれだけの人と月日が必要だったのだろうか。
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