木めぐり像めぐり

気に入った木、気になる像などを紹介していこうと思います。

宮代町郷土資料館の旧加藤家住宅

2011-12-30 20:32:02 | 散歩

 東武動物公園駅から徒歩30分ほどのところに郷土資料館があります。そこの敷地には、写真の旧加藤家住宅のほかに旧斉藤家住宅、旧進修館、縄文時代の復元住居がありました。資料館には宮代町の歴史がよくわかるような資料が展示されていました。そこで感じたのは、御伊勢参り、大山、三峰山、筑波山など、あちこちの神社に参拝することが盛んだった様です。きっと、この地域は豊かな農村だったのでしょう。
 この建物は、間口約22m、奥行約12m、面積240㎡(約72坪)、広い土間と、4間取りを基本とした田の字型の座敷、主客の間、ツノと呼ばれる付属屋が設けられています。文化10年前後(1813年前後)に建てられたものと推定されます。なお、加藤家は、代々蓮谷村の名主役をつとめたと伝えられます。
 写真の右側の部分は馬小屋と土間になっています。左側がツノと呼ばれる主客の間です。
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日光輪王寺行者堂の役行者(えんのぎょうじゃ)

2011-12-19 19:54:28 | 

 日光の女峰山の登山口に行者堂がある。新築というか新装された行者堂の中をのぞくと、役行者の像がありました。中が薄暗く、格子戸ごしにフラッシュを使って撮り、画質の荒い写真になってしましました。ただ、綺麗に彩色が残っている役行者の像を初めて見たので、珍しいと思いブログに載せることにしました。
 正式な名前は役小角(えんのおづの/おづぬ/おつの)で、修験道の開祖である。詳しい人物像はウィッキペディアに書かれています。南総里見八犬伝にも登場する庶民に人気があった神様のようです。
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土津神社の日本最大の石碑

2011-12-08 10:26:57 | 

 「天地明察」という本を読んでいたら、主要な役割を果たす保科正之が登場します。そういえば磐梯山を登って、猪苗代駅まで下って行く途中に妙な名前の神社、土津と書いて「はにつ」と読ませる立派な土津神社があり、そこは保科正之を祀っていたのを思い出しました。二代将軍徳川秀忠の四男で、三代将軍徳川家光の異母弟であり、会津藩主であった保科正之。その神社に日本最大の土津霊神之碑があります。高さ5.45m、幅1.83m、厚さ1.51mだそうです。天地明察の中で土(はに)についての説明がありました。
「土(はに)とは、神道において宇宙を構成する万物の根源であり、その最終的な姿を意味している。神と霊と人の心を結ぶもので、神も霊も心も、結局は同じものが別の形をとっているのだ、という道理をあらわす上で、なくてはならない言葉である。土たる理の一切を体得しえた会津の王――その霊名をもって、正之の存在そのものが神道の奥義を伝える一端となったのである。」
と書かれていました。
 天地明察は、江戸時代の数学、囲碁、暦の事情がわかるたいへん面白い本でした。
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