集団ストーカー被害者の方は次のurlを押してください。(あと一カ月ほどで決定版が出ます。既に増補改訂版を購入された方には無料で差し上げます。いまのうちに増補改訂版を購入すると非常にお得です。決定版は3千円ですから)http://blog.goo.ne.jp/nadahisashi/e/21522a074264a7eb4afb4fd7df2e6531
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また「春名先生を囲む会」は私のHPに別途ページを作ったので次のURLをクリックしてお読みください。http://w01.tp1.jp/~a920031141/haruna.html 一回目の「春名先生を囲む会」の写真をアップロードしています。
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今後、微笑禅の会のネット会報は中止し、年に数度の紙媒体での会報を出すことにします。私が小野洋子ほどの資産家であれば5千円の会費は無料にしますが、五行歌の会の主宰・草壁先生の言われる通り、お金を出さないと文化は育たないからです。本当に悟ってみたい人は次のurlをクリックして「見性体験記」をご覧ください。http://w01.tp1.jp/~a920031141/zen.html 入会された方には「微笑禅入門―実践篇」(DVD)を差し上げます。もちろん会員から質問があれば答えますので私のメルアドまで質問を下さい。レジュメも作らず睡眠時間4時間で即興で語っています。DVDはボリュームを目一杯に上げて聞いて下さい。wasaburo@hb.tp1.jp
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私は小説を読んでいて涙を流したことが確か3回あると思います。一度目は宮澤賢治の「セロ弾きのゴーシュ」、二度目は太宰治の「津軽」のラストシーン、三度目は稲垣足穂の「弥勒」です。弥勒は相当昔に読んだので思い出すことは出来ませんが、貧乏のどん底にある作者が自分こそ次のブッダである弥勒だと気付く精神的にもまた技術的にも壮大なスケールの小説だったと記憶しています。
太宰治や宮沢賢治は有名なので誰でも知っているでしょうが、稲垣足穂は余り知っている人がいないと思うのでここで紹介することにします。彼は三島由紀夫が推薦して1969年『少年愛の美学』 で第1回日本文学大賞を受賞しましたが、テレ隠しでしょう、受賞のパーティには出席せず家の中で大はしゃぎしていました。(これから書くことは全て記憶なので多少の間違いがあるかもしれないことを断っておきます) そして「何故三島は私のところに挨拶に来ないのだ。偽物と見破られるのが怖いのだろう」などと毒づきました。
彼は極貧生活を続けていたので面白いエピソードが幾つかあります。
原稿用紙が無かったので、出版社でボツになった原稿用紙をもらって来て、それを裏返しにして原稿を書いていた。
お金が無くなった時は原稿を書くインクに水を足して質屋に預けた。
鉛筆で原稿を書く時は小学校の周りにあるドブさらいをして短い鉛筆を集め、それをゴムで閉じていた。
風呂に入ってもバスタオルが無いので飼っているネコをそのバスタオルの代わりにして体を拭いた。
井戸の底に猫が落ちて鳴いているときに、稲垣足穂はロープを作って救い出したので周りの人が褒めた時に「以前ネコを殺めて食べたことがあるので、その罪滅ぼしです」と答えた。
最後にはアル中になって狂死したと言われていますが、彼はほとんど資料を用意せず、全て記憶だけで小説やエッセーを書いていました。映画批評も残しています。彼の机には広辞苑が一冊あっただけだと言われています。つまり彼も天才だったというわけです。
私は浪人時代に稲垣足穂の初版本を何冊か持っていましたが転居を繰り返している内に全て無くしてしまいました。今ならヤフオクに出せば相当の値打ちが付いたと思うととても残念です。