今朝は霧。文字通り霧のロンドンです。
朝,仕事に行く時も,前が全然見えなくて,運転するのが怖いほど。年に何回かこういう事があります。今は,暖炉を使っている家が少なくなったので,昔に比べれば,霧の回数も劇的に減ったとか。
すっぽりと、柔らかい物に包まれて、くるまれているような不思議な感じ。
外に出ると、霧雨のような、ちいさいちいさい水滴が顔にまとわりついて....。
目をつぶって、鼻から,大きく息を吸いたくなる....。
昨日,義理のお兄さんや,そのガールフレンド、お友達と"ハムステッド"というきれいな町でお食事をしました。といってもピザ屋さんなのですが。総勢11人で相変わらず、大騒ぎだったのですが,その中のファミリー、デイビッド、アンジェラ,その1歳になる息子、マシューは、本当に仲の良い、微笑ましいファミリー。
彼らが先にレストランに着いていたので,しばらく気がつきませんでしたが,デイビットには、左足がありませんでした。
あの,7月の,ロンドンテロのとき、地下鉄に乗っていて,左足を失ったと、聞いて,私は絶句。
左手の指も頭に受けた傷が原因で,中指と薬指に力が入らないと言って,白いテープを巻いていました。
「いつもは座席に座らないのに、あの日だけは座ったんで,命は助かったんだ」と、よかったという、彼の言葉に私はどう返事を返してよいやら。
あれから,たった2ヶ月。彼の生活はどんなに変わってしまった事でしょう。妻に支えられ,車いすに乗り込む彼は,どうどうとしていて,笑顔を絶やさず、温厚な紳士そのもの。赤ワインを結構のペースで飲み,冗談を飛ばし。
うずめく葛藤や絶望が,あったに違いありません。いろいろ気持ちを聞いてみたいと思うし,聞いてはいけない気もするし。
結局何も聞けませんでしたが。
もし、これが,私の夫だったら?
カーテンをあけながら,霧の庭を眺めて、頭はいろいろ考えてしまう朝になりました。
朝,仕事に行く時も,前が全然見えなくて,運転するのが怖いほど。年に何回かこういう事があります。今は,暖炉を使っている家が少なくなったので,昔に比べれば,霧の回数も劇的に減ったとか。
すっぽりと、柔らかい物に包まれて、くるまれているような不思議な感じ。
外に出ると、霧雨のような、ちいさいちいさい水滴が顔にまとわりついて....。
目をつぶって、鼻から,大きく息を吸いたくなる....。
昨日,義理のお兄さんや,そのガールフレンド、お友達と"ハムステッド"というきれいな町でお食事をしました。といってもピザ屋さんなのですが。総勢11人で相変わらず、大騒ぎだったのですが,その中のファミリー、デイビッド、アンジェラ,その1歳になる息子、マシューは、本当に仲の良い、微笑ましいファミリー。
彼らが先にレストランに着いていたので,しばらく気がつきませんでしたが,デイビットには、左足がありませんでした。
あの,7月の,ロンドンテロのとき、地下鉄に乗っていて,左足を失ったと、聞いて,私は絶句。
左手の指も頭に受けた傷が原因で,中指と薬指に力が入らないと言って,白いテープを巻いていました。
「いつもは座席に座らないのに、あの日だけは座ったんで,命は助かったんだ」と、よかったという、彼の言葉に私はどう返事を返してよいやら。
あれから,たった2ヶ月。彼の生活はどんなに変わってしまった事でしょう。妻に支えられ,車いすに乗り込む彼は,どうどうとしていて,笑顔を絶やさず、温厚な紳士そのもの。赤ワインを結構のペースで飲み,冗談を飛ばし。
うずめく葛藤や絶望が,あったに違いありません。いろいろ気持ちを聞いてみたいと思うし,聞いてはいけない気もするし。
結局何も聞けませんでしたが。
もし、これが,私の夫だったら?
カーテンをあけながら,霧の庭を眺めて、頭はいろいろ考えてしまう朝になりました。
霧は,本当に幻想的です。世の中に自分しかいなくなった気分が味わえます。もう少しすると、一面霜の季節がきます。これもきれいなんですよ~。真っ白できらきら。
写真とって載せますね~。
物干,なつかしいでしょ。前の家のオーナーの置き土産なのです.こんな物,庭のど真ん中に~と思ったんですが,”便利”に負けて,使ってます。
ディビットさんの前向きな態度に救われました。
にしても霧の立ち込める風景。
山の中では経験あるけど、町の中がこんなのって日本に住んでいると滅多にないので、不思議な感じです~。
でもたったひとつ、デイヴィッドさんが命を失われずによかったということだけはわかるんです。もちろん、単純な問題ではないのもわかっていますが...家族のために、友人達のために。
どうか...周囲とご自身のために笑顔を絶やされないデイヴィッドさんの、強さ、優しさ、勇気のためにも、いつか平和が来ますように。
お知り合いの方にテロに合われた方がいらして、非常に身近に感じられたのですね。1つ、イギリス人らしいと思ったのは
>「いつもは座席に座らないのに、あの日だけは座ったんで,命は助かったんだ」と、よかったという、彼の言葉
災難にあっても、○○だからよかったと捉える考え方が、日本人にはないものだと在英中に感じたことがありました。
平和に暮らすことの、なんと大変な時代になったものでしょう!
しかし、テロの日、ロンドン市民の冷静さと勇気には感動しました。
負傷された方さえ、ユーモアで受け答えして、テロに屈しない強さを感じたものです。
あの日は、macneeも地下鉄に乗っている時間だったので心配したものです。
でも、デイビットさんのように前向きに考えてくれているのは心が救われるような思いがします
本当にこの世の中からテロや戦争がなくなって欲しいと願うばかりです
ちなみにウルグアイは政治や経済不安はあるけれど、テロや天災のない平和な国です
国民はキリスト教徒だけれど、宗教色のあまり強くない国で、宗教関係の祝日などもないんですよ
実は、内容は、かなり異なるのですが
私も本日のブログに、パリで起きた
テロ事件のことを思い出しながら
書いた文があったので・・・
パリでは、ゴミ箱に仕掛けられた爆弾テロ
郊外電車に仕掛けれた爆弾テロが過去にあり
最寄駅から2つ目の駅であったテロのことは
今、思い出しただけでも、怖いです。
パリで被害に遭われた方々の中には、未だに
精神的に立ち直れず辛い思いで暮らしてる
方もいるそうです。
何をどのように書き込もうか
かなり迷いましたが…
この世の中から、テロ行為が無くなること
不幸にも、被害に遭われ尊い命を失われた方々のご冥福と
怪我や精神的ショックに遭われた方々の
回復をただただ祈っております。
デイビッドさん、大変な目に遭われたのですね。 命あればこそですが、体が不自由になり、絶望、葛藤...第三者には計り知れない二ヵ月を過ごされたのではないでしょうか...
私もいろいろと考えてしまいました。