London徒然草

「ばく」のロンドン日記

THE TOOTH FAIRY

2005-11-22 | ロンドン暮らし
kIds No3が、朝から,ぐずぐず言っていると思ったら,乳歯が抜けそうで抜けなくて,ぶら下がっていて気持ち悪いのだそうだ。
見てみると、確かに半分くっついていて,半分とれかかっている。そりゃ,気持ち悪いわね。夕方 テレビを見ながら,「あっ」と叫んだと思ったら,ついにめでたく抜けた~!

と、いきなり,ニコニコ顔。
いそいそと一冊の小さい本のような物を持ち出してきました。



この国では,「歯の妖精」が抜けた歯を,抜けた子が、抜けたその日に、枕の下に入れておくと、取りに来て,ポケットマネーをおいて行ってくれると信じられています。

この”本のような物”は,その妖精に関するお話や,抜けた歯にかんして、詳細に記録できる小さな本と、抜けた歯を入れる美しい金の小箱がセットになっているもの。ご丁寧に鍵までかかるのです。

もちろん歯は,きれいに洗って小箱におさめ,きれいなハンカチを枕元に引いて,その上に「抜けた歯入り金の小箱」をおいて,娘はニコニコしながら,ベッドへ。歯が抜けたとき,ニコニコしていたのには,こんな理由が。

今回,妖精は1ポンド(約200円)をおいて,彼女の歯を持ち去りました。(これくらいが,今の妖精の相場らしい....)

日本では下の歯が抜けると、屋根に投げましたよね...。今でもみんな地面に埋めたり,投げたりしているのかなあ、マンション暮らしの時はどうするんだろう...?

子供3人の乳歯コレクションに新たな一本を足しながら,この歯全部プラス永久歯も私のおなかにいるときに出来ていたんだ~と思うと、自然の偉大さと不思議さに畏敬の念を感じるのでした。

それにしても,所変われば,なんとやら~。