London徒然草

「ばく」のロンドン日記

冬だ,花火だ,ガイフォークスだ

2005-11-06 | ロンドン暮らし
花火と言えば,真夏のイベント。
浴衣に,うちわ、かき氷食べ食べ,「たーまやー」......

と、おもいきや、この国では,花火と言えば.11月5日。
ダウンジャケットを着て,手袋をしての見物です。

ガイフォークスデイ といい、400年前に、ウエストミンスター宮殿内の、国会議事堂を(あのビックベンのあるところですな)を,国王,国会議員、聖職者もろとも,爆破して暗殺しようとした、8人の男がおりました。ガイフォークスと言うのは,その一人の名前であります。

結局,この爆破計画は,事前に発覚し、8人のうちたった一人生きて現行犯逮捕された彼は、死刑宣告の後、最後は市中引き回しの刑にされたあげく、死体を八つ裂きにされ、生首は議事堂の屋根に吊るされたとか.........。こわっ。

それから,この日は、市民がフォークスの人形を作って,町中を引き回しかがり火で燃やしたあとに,花火を打ち上げて祝うのが習慣となったそうです......。ますます、こわっ。

てなわけで、何ともにぎやかな,花火の日が,11月5日。あちこちの学校や,フィールド、ちょっとした広場があると、そこで,打ち上げ花火が上がり、個人の庭で、はでに打ち上げるものあり、たき火をがんがん燃やすものあり,どっかん、ぱんぱんと、にぎやかな事この上ありません。昔行った,この日のパーティーは,打ち上げ花火を水平に手に持って打ち合うなど,とんでもない事になっていて,しまいには庭にあるシェド(小さい木造のガーデンツールなどを入れておく小屋)を全焼して、大騒ぎになったなんて言う事もありました。

毎年、KIDS No1 & 2 の学校で,花火見学をするのですが,ことしは、パパと、KIds No3だけが出かけて行きました。
(ダッテー寒いんだもん)

もちろん日本の様に,出店が出て,食べ物や,飲み物を買い食いできるし、ちっちゃな仮設遊園地のようなものがどこからともなくやってきて、子供たちは楽しい訳です。No 3は、ことしはピカピカ光るピンクのウサギミミを買ってもらって,帰ってきました。ご満悦。

ピップにかぶしちゃえー。(ぼけぼけ写真ですみません)