こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

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真剣な目で見て考えているぞ!

2012年01月22日 20時22分45秒 | インポート

 過日のこと。一人暮らしのお年寄りのところに訪問すると、友だちが集まって雑談していました。「丁度良いから、渡辺さんも上がりなさい。みんなに紹介するから・・・」とひょんなことから政治談議がはじまりました。「私たちは暇だから良くTVを見ているの?時代劇がなくなったので寂しいけど、政治に関わる番組は見ているヨ!」と切り出した方が、「最初の頃は(被災地)復興のために消費税を上げると言っていたよネ。そしたらいつしか“社会保障”のための目的税だからと言っているが本当はどっちなの?消費税の反対意見が増えると、今度は自分たちも努力するなどと言って国会議員の削減(案)が出されているけど、(政治家は)真面目に考えているのかネ~!」など、とても雑談とは思えない、大変大事な質問が投げかけられました。

 私は、市議会でも財政問題との関わりで議員定数問題が議論されていることを報告しながら意見を求めると、「あんたは良く頑張っているのは新聞で見ているけど、他の議員さんたちは働いているの?別に議員さんの数が問題ではなく、私たち(市民)のために働いてほしい・・・」と決して議員定数の削減を求める意見は出されませんでした。「でも、居眠りしている議員はいらないネ!国会議員はいくら貰っているの?」との問いかけが・・・。私は以前に聞いた話しを引用しながら、「確か月額約137万円、これにボーナスで約700万円。これだけでも年収2.400万円を超えています。さらに、文書交通費や公設秘書などを加えると、一人当たりで年間6.400万円という推計です。衆議院議員480人、参議院議員247人の計727人を単純にかけると年間最低でも465億円(これ以外に役職などの費用は含めていませんが)以上は税金から支出しています。市議会議員やサラリーマンとは比較出来ない数字ですネ。」と答えるとびっくりしていました。

 そこで私は、「いま、政党・政治家が経費を削減する場合直ぐ出来ることは、“政党助成金”です。この制度は、国会議員の政治献金依存体質、汚職防止策として政党・政治家に税金を国会議員数に応じて支払うもの。言葉を言い換えれば、『お手盛り』の法律です。年間、国民から一人当たり250円の税金が使われ、年間で約317億円です。しかし、企業献金は温存されていますから、まさに“政党助成金”は『盗人に追銭』に近いものです・・・」と説明すると、「あんた(共産党)のところは貰っていないのでしょう!だったら『やめるべきでは』・・・」と異口同音の声でした。

 これを廃止したら、約495人分の国会議員の削減額になります。学識者の多い方々がいるのに、何故簡単な答えを国民に出さないのか?

 チラシを見て、少しでも安価なものを買い求めている国民の暮らしを考えたら、消費税増税なんか平気で口にする方は庶民の生活は知らないのですネ。


原発学習会に参加!

2012年01月21日 20時58分52秒 | インポート

 大寒の今日は全国的にぐずついた1日でしたネ。窓越しに外を見ると久しぶりに“しんしん”と雪が降っています。いまから明朝の除雪を覚悟しなければなりませんネ。ようやく風邪が治り安心していますが、最近は年齢からか体調の変化を気になるようになりました。

 今日は、恒例の勤医協友の会(有珠の沢地域)の新年会に参加してきました。毎回、短い時間ですが“市政報告”を兼ねた挨拶の時間がセットされているので短時間の出席でしたが、参加者と交流してきました。

 その後、すぐに市民会館に直行。友人から「“原子力などに関する教養セミナー”があるので是非顔を出してほしい」と誘われ勉強してきました。講演はいろいろCimg0306 な面で大変勉強になりました。

講師は朝野英一氏(工学博士、東京工業大学原子炉工学研究所客員准教授:物理工学部門)。プロフィールを見ると静岡市生まれですが、親の転勤などで苫小牧市に縁があって苫小牧市立啓北中学校、苫小牧工業高等専門学校を卒業。その後、東京工業大学に進学し、卒業後、石川島播磨工業(株)で原子炉などを設計。現在、公益財団法人“原子力整備促進・資金管理センター”で、処分工学調査研究プロジェクト:チーフプロジェクトマネジャーで放射性廃棄物地層処分、処分容器の長期健全性評価を担当しています。

私は“がれき”災害廃棄物について、直接原子炉関係を研究されている方に質問をしたい、と思って参加しました。

講演では、放射性廃棄物と放射線などについて詳細に報告して頂きました。“がれき”との関わりから、初めて耳にした“クリアランス制度”の説明がありました。この制度は、原子力施設において用いた資材等について、それに含まれる放射性物質の濃度が人の健康への影響を無視出来る放射性物質の濃度以下であることを国が確認するものです。

質疑のなかで、私は「現時点で稼働している原発は、高温、高圧、高い放射線という過酷な環境にある。稼働時間との関わりで当然、劣化しているなか、政府が“原子力安全改革法案”の骨子のなかで、原発運転期間は原則40年とする一方で、今後設置される“原子力安全庁”が審査を行い、技術的用件を満たせば、最長20年まで運転の延期を可能・・・との見解を専門的見地からどのように考えているのか?」と質問させて頂きました。専門的立場から丁寧な説明がありましたが、これまでの政府・東電の対応や安全神話説の崩壊もあり、個人的には原発運転の稼働延命策は電力会社を擁護するだけで国民理解が得られるものではないと思います。そうでなければ、「原発ゼロ」の社会は実現出来ないと考えます。


忙しい日々!混乱した議会でした

2012年01月18日 20時46分09秒 | インポート

 今日は一日忙しい日でした。(疲れました!)

午前10時から建設常任委員会(午後145分まで)、午後2時から米艦船ブルーリッジ・パトリオット寄港中止を求める要請、そして午後3時から議長招集の会派代表者会議と休む暇なく議会活動で終わりました。

まず、建設常任委員会ですが、議案や陳情のないなかで閉会中の審議は珍しいものです。と、言うのも、昨年12月定例議会で「日新団地建替事業検討委員会の経過」報告に関わって担当部局から資料提出がありました。その内容は、建替に伴う現入居者を対象に「暖房方式に関するアンケート」調査の中間報告が口頭でありました。私は、「委員会に報告する場合は、現時点での中間報告を含め口頭ではなく、資料提示するのが本来のあり方では?同時にアンケート調査に関連する資料では、最初から集中暖房より個別暖房の方が負担減であり、見方によっては“(個別暖房)への期待感の誘発”とも受けとめられる資料では?暖房のあり方は政策的な問題も含まれるので理事者の出席が必要では?」と質問しました。他の委員からも「理事者の考え方を聞きたいので、答弁を保留してほしい」などの質疑が交わされました。こうした背景から今日の同委員会が開催され、中野裕隆副市長も同席して、質疑が交わされました。最初に、私から「日新を含め市営住宅の集中暖房を取り入れた導入政策は、現時点でも生きているのに、何故、個別暖房(ガス、灯油ストーブ)が建替事業に関連して提出されているのか?提案の仕方が最初から間違っているのでは?・・・」と伺いました。これに対して中野副市長から「地域暖房方式は時代の産物であり、入居者の目線でより安全で低廉な価格が望ましいとアンケートの結果に示されている・・・」と、すでに“個別暖房ありき”の答弁がされました。他の委員からも「暖房給湯設備に係わる概算設備投資比較」に関わって質疑が交わされたなかで、担当部局から「“熱供給規定”では、集中暖房の場合は既設熱供給管撤去費が18000万円かかるが、個別暖房の場合は設置企業の財産であり経費がかからない・・・」と答弁が繰り返されました。各委員の質疑が終わったあと、私は動議をかけました。「熱供給規定の244項では、契約変更する場合には、市の負担となるのではないのか?これが事実とすれば、公式な会議での議論はムダになるので、事実はどうなのか?」など2点で質問しました。担当部局が確信を持って答弁出来ないことから、異例とも言える“所管事項”(担当部局の報告)の継続審議扱いとなりました。21年間の議員生活のなかで、はじめて体験した異例の議事運営です。今後の取り扱いが大変難しい局面を迎えています。

Photo 午後2時から岩倉博文市長に申し入れを行いました。偶然ですが、応対したのが中野副市長で、「同委員会も含め今日はご縁がありますネ・・・」と挨拶すると笑っていましたが、その心情(同委員会の結末を考えると)は判りません。申し入れに対しては、「外務省・米札幌総領事館に対し核搭載の有無と港の岸壁(バース)調整を見据えて対応します」と応えていました。後日談はまた後で・・・。


有料化するとゴミは減るんですって?

2012年01月17日 21時33分03秒 | インポート

 今週末は“大寒”を迎えますが、ここ1週間は本当に寒い日が続いていますネ。一日の最高気温が摂氏0℃未満の日を“真冬日”と呼びますが、苫小牧では今日で1週間連続“真冬日”が続いているとの報道を見て、こんな時は“鍋”料理が一番ですネ。寒さ対策でついつい食べ過ぎ、おまけに運動不足が重なり、最近、体重と体脂肪がプラス方向になりつつあります。市の職員と会話していると、「氷点下の道路は歩くと危ないから、室内で運動するのが一番ですよ!」とアドバイスされました。お互いに、体型が似てきた?ことで健康問題に関心がありました。

 今年は喪中の連絡をしていたのですが、結構“寒中”見舞いのハガキが届きます。あるハガキにはわざわざ“新年のご挨拶にかえて”との気を遣って頂きました。昔、同僚だった友人からは「ど~してもだしたかったんです!」と書き込みされた昨年一年間の苦労話が綴ってありました。○○の三大ニュースのタイトルが四項目も書き込まれています。親の介護で苦労されている様子が8ポイントの字体でハガキ一杯に・・・。楽天家らしく、最後の下りに、「長々最後まで読んでくれた《あなた》ありがとう!(もしかして暇?)また来年も続き書きます。ご不用の方はご連絡下さい。でもって、私は結構元気です。2012年の展開にご期待下さい!」との書き込みを読んで、常に前向きな姿勢に対し学ばされました。

嬉しいこともありますが、今日は後味の悪い日です。国政では通常国会前から増税議論が起きています。今日の地元紙の「何でもトーク」に順番が逆、増税に反対との見出しに“名ばかり内閣改造”の意見が出ていました。(正直な意見ですネ!!)

市政でも閉会中の議論が行われました。家庭系ごみの有料化の議案を審議していた厚生常任委員会で不十分な担当部局の答弁にも関わらず委員長さばきで質疑集結が宣言され、結局、共産党の小野寺幸恵委員だけの反対(他の委員は賛成)で委員会では有料化議案が採択されました。来年7月から「家庭系ごみ」が有料化されます。まさに、これから先に負担増が待ちかまえているのです。

何故、もっとごみの資源化を促進しないのか?「ごみを有料化したら減量する」との根拠のない数字。やってみないと判らない!では済みません。

季節も寒いのですが、暮らしも財布の中身もますます“大寒”になります。


身近な問題から政治を見よう!

2012年01月15日 16時18分17秒 | インポート

 今日は、無病息災を祈願する“どんと焼き”ですが、世界経済の金融不安が広がっているだけに新年早々から明るい話題がほしい、と願うのは当然ですネ。

 そうした声に政治が応えているでしょうか?

「国民生活第一」を政権公約に掲げて誕生した民主党政権ですが、やっていることは、国民なかせの政治と首相と大臣の顔を変える場当たり政治ですネ。

今年も厳しい就職活動を迫られている新卒の高校生・大学生がたくさんいます。被災地での雇用不安はより深刻です。「命綱」であった雇用保険がすでに切られ、「生活の目途がたたない」との悲痛な声に、何も応えていないのが今の政治です。被災地の復興を最優先に!と強調しても、その財源は増税頼み。さらに追い打ちをかけるように、「社会保障と税の一体改革」の名による消費税増税。誰を救うと言うのでしょうか?消費税は所得の低い人ほど負担の重い税金であることは政治家が一番判っていることです。

何故、年間約316億円を政党にばらまいている政党助成金を廃止しないのでしょうか?直ぐ出来ることです。事実、日本共産党は一円も受け取っていません。

今日の報道では、「政党助成金や国会議員数を削減する」と言及しましたが、政党助成金は削減ではなく、廃止をすべきです。国会議員数の削減よりも選挙制度(小選挙区制)を見直し、もっと民意を反映すべきです。自分(政党の)たちの生き残り策を優先する政権には退場しかありませんネ!

内閣改造が行った時は、“ご祝儀”で支持率は少しでも上がるものです。でも、今回のマスコミ各社の世論調査では、改造前よりもさらに支持率が低下しています。国民はもう騙Cimg0302 されません。「コンクリートから人へ」と言っていた政治(家)はどうしたのでしょうか?

身近な問題として、帰宅途中の橋で添付写真の状態を発見しました。交通量が多い道路だけに放置しているのは財政上の問題なのか?それとも、気づいていないのか?私たちの身近にこそ、政治の重みがあると思います。