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原発学習会に参加!

2012年01月21日 20時58分52秒 | インポート

 大寒の今日は全国的にぐずついた1日でしたネ。窓越しに外を見ると久しぶりに“しんしん”と雪が降っています。いまから明朝の除雪を覚悟しなければなりませんネ。ようやく風邪が治り安心していますが、最近は年齢からか体調の変化を気になるようになりました。

 今日は、恒例の勤医協友の会(有珠の沢地域)の新年会に参加してきました。毎回、短い時間ですが“市政報告”を兼ねた挨拶の時間がセットされているので短時間の出席でしたが、参加者と交流してきました。

 その後、すぐに市民会館に直行。友人から「“原子力などに関する教養セミナー”があるので是非顔を出してほしい」と誘われ勉強してきました。講演はいろいろCimg0306 な面で大変勉強になりました。

講師は朝野英一氏(工学博士、東京工業大学原子炉工学研究所客員准教授:物理工学部門)。プロフィールを見ると静岡市生まれですが、親の転勤などで苫小牧市に縁があって苫小牧市立啓北中学校、苫小牧工業高等専門学校を卒業。その後、東京工業大学に進学し、卒業後、石川島播磨工業(株)で原子炉などを設計。現在、公益財団法人“原子力整備促進・資金管理センター”で、処分工学調査研究プロジェクト:チーフプロジェクトマネジャーで放射性廃棄物地層処分、処分容器の長期健全性評価を担当しています。

私は“がれき”災害廃棄物について、直接原子炉関係を研究されている方に質問をしたい、と思って参加しました。

講演では、放射性廃棄物と放射線などについて詳細に報告して頂きました。“がれき”との関わりから、初めて耳にした“クリアランス制度”の説明がありました。この制度は、原子力施設において用いた資材等について、それに含まれる放射性物質の濃度が人の健康への影響を無視出来る放射性物質の濃度以下であることを国が確認するものです。

質疑のなかで、私は「現時点で稼働している原発は、高温、高圧、高い放射線という過酷な環境にある。稼働時間との関わりで当然、劣化しているなか、政府が“原子力安全改革法案”の骨子のなかで、原発運転期間は原則40年とする一方で、今後設置される“原子力安全庁”が審査を行い、技術的用件を満たせば、最長20年まで運転の延期を可能・・・との見解を専門的見地からどのように考えているのか?」と質問させて頂きました。専門的立場から丁寧な説明がありましたが、これまでの政府・東電の対応や安全神話説の崩壊もあり、個人的には原発運転の稼働延命策は電力会社を擁護するだけで国民理解が得られるものではないと思います。そうでなければ、「原発ゼロ」の社会は実現出来ないと考えます。