こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

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数字遊びは止めて!

2009年06月11日 21時20分55秒 | インポート

 6月は「梅雨」の時期とは言え、「道産子の私にとって北海道は無縁」と思っていましたが、温暖化の影響?なのか、「雨の日」が多いように思います。過日も書き込みましたが6月は「運動会シーズン」。それを見込んで「梅雨」のない北海道ならではの日程設定のはず。週末になると天気予報が気になる方がいると思います。今朝は一時「集中豪雨」だったので、次男のアッシーとなって学校まで送ってきました。

 麻生首相が「日本の温室効果ガス削減の中期目標を2005年比で15%にする」と発表。数字だけ見ると多いような錯覚になりますが、「単なる数字遊び」であり、京都議定書で決めた数値目標は1990年比が国際社会の約束。しかも、それを決めたのは京都会議の議長国であり、勝手に数値目標を変えるのは国際的にも通用するものではない、と思います。仮に、今回の中期目標を1990年比に置き換えると「8%」であり、先進国では最低水準となります。

 国の経済危機対策として、約15兆円(赤字国債を含め)の補正予算を決めました。内容は、環境にやさしいハイブブリットカー、電化機器を安く購入できる、と盛んに宣伝していますが、「誰が、どんな層の方々が購入できると見込んでいるのか」疑問です。ある高齢者は「わしら年金族には無縁の話。高齢者には運転免許証まで取り上げようとしている。景気対策をするのであれば、医療・介護などの福祉や教育予算を増やしてほしい」と切実に訴えています。

 過日の新聞報道では、市営バスの利用が年間400万人を切った。交通弱者と言われている高齢者もバス利用が減少している、と掲載。驚いたのは、マイカーの保有台数ですが、苫小牧市では1998年時は57.000台だったのが、2008年では103.000台と約2倍の数値には驚きました。人口173.000人ですから、世帯数で言えば単純計算で1家に2台という状況。「Co2」削減を考えると「エコ」の自家用車、家電を普及することは良いこと、と思いますが買い換えるには「費用」がかかります。それよりも、もっと交通弱者も含め、利便性の高い公共交通システムの確立が優先するのではないか、と私は考えます。

 私は、以前から苫小牧の地域性から見たとき、市営バスに循環バスを導入し、例えば駅前ターミナルを起点に旭アンダーパスを通過して、南北は国道36号線と双葉バイパス通り、東西は支笏湖通りと大成大通りを「8の字」で循環すると、公共施設、医療機関などの利用促進に結びつく、と提案したことがあります。その環状線に枝線を接続することで、利便性(待ち時間、乗り継ぎ割引き)が向上し、マイカーの自粛も出来るのではないか、と考えています。


沖縄・嘉手納基地視察報告 パート2

2009年06月09日 20時35分33秒 | インポート

今日、市役所に行くと早速、議員仲間から「昨日の沖縄・嘉手納基地の報告会はどうだった」と聞かれました。何せ「視察報告会」と言う形式で市民向けに行ったことが初めて(市政報告会は別にして)だけに関心があるようです。

既に、「沖縄・嘉手納基地視察パート1」(6/5付)で報告しましたが、今日は、まだ報告していないところを紹介します。

米軍・嘉手納飛行場=基地(18航空団)は、総面積20平方㎞(東京ドーム420個分)でImg_06291 金網フェンスの長さは周囲17.5㎞という広さです。そのうち、飛行場の1.5倍に相当する面積に弾薬庫(自衛隊も含む)がありますが、当然私たちはその場所には入ることが出来ませんでした。嘉手納町の職員の説明のなかに、「弾薬庫には僅かばかりの『空き地』があり、町民が『さとうきび、みかん、マンゴー』を作っているそうです。その場での収穫で最も多い人で年収300万円。でも周辺が弾薬庫のため耕作時、収穫時の農機具を使用する場合は消火器を用意しなければならない」と聞いて驚きました。こうした地域を「黙認耕作地」と呼ぶそうです。

また、「土地借地料を貰っている(思いやり予算)町民のうち75%が年間200万円程度の収入である」との説明。「仮に、基地が撤去されれば困る人がいるのでは?」との質問に、嘉手納町民のアンケートでは「6割の町民が基地は入らない」と答えているようです。

基地内には空軍7.000人、海軍1.000人、軍属1.800人、日本人3.300人(雇用)で家族を含め24.300人が住んでいて、基地内には約1.000人/日の地元業者が出入りしているようです。私たちは約束の時間まで入り口の駐車場で待たされましたが、ゲート前は基地内を通過する許可車輌が次々にチェックを受けて通過していました。基地内視察では、生活環境地域も案内されましたが、学校(保育園3、小学校3、中学校2、高校1)、図書館、映画館、商店街、ゴルフ場2ヶ所、児童館、集合住宅(独身寮も含め)、戸建て住宅がありますが、住宅面積は階級によって差があります。驚いたのはガソリン代が80円/㍑で米軍関係者だけ利用出来るスタンドがありますが、ちなみに基地外では、120円/㍑ですから、40円も安いのです。これも「思いやり予算」が使われているのかと考えると怒りを覚えました。

視察最終日(6/4)の沖縄タイムス、琉球新報をコンビニで買って読Img_06221 むと、視察初日の2日、嘉手納基地に近い嘉手納町屋良測定器で70db以上の騒音が201回測定、の報道に驚きました。1日の平均発生回数(2008年度)110回を大きく上回っている。今後はF22が12機駐留すると、さらに「騒音回数」の増大が懸念される。

訓練移転で「沖縄の負担軽減になる」との容認理由の根拠は、あくまでも「机上の論理」であることが現地視察で明らかになりました。


市民の関心高い視察報告会!

2009年06月08日 21時57分22秒 | インポート

 今日は、午後6時半から過日(6/2~4)会派で沖縄・嘉手納基地を視察した報告会を市民会館(2F205号室)で行いました。6時前に会場に向かうと駐車場が満杯。新沼謙治さんの歌謡ショーとバッテングしていました。

週明けの月曜日、何かと忙しい中、しかも駐車場も混雑していたので、何人集まるか、とImg_06411_2 不安でしたが、開会する時間ギリギリには会場は70人を超える方々でびっしりとなりました。私たちが短時間で作成した「報告集・報告資料集」をみんな手にしながら、聞いてくれる姿を見て、改めて「視察報告会」に対する関心の高さを感じました。

 「報告会」では、最初に私が40分間の基調報告を報告集・報告資料に基づいて報告させて頂きました。私は冒頭、「今回の視察は政務調査費(公金)で行かせて頂いたので私たちが知り得た情報を市民に還元したく報告会を企画した」と経過を説明。その後、同行した冨岡隆議員、谷本誠治議員、小野寺幸恵議員から視察での感想を報告。会場には、スペシャルゲストとして嘉手納基地視察に合流した民主・市民連合の後藤節男議員も参加。後藤議員は、米軍・嘉手納基地内を唯一運転した方だけに貴重な体験談を披露し、感想を寄せてくれました。

その後、参加者からの報告に対する質問形式で進行しましたが、時間が限られていましたが、「米軍・嘉手納基地の許可は民主党・市民連合さんと一緒だったから許可されたの?」、「基地を縮小(撤退)すると困る住民はいないのか?」、「過日、柳町の上空をF15戦闘機が飛んでいたが、市街地上空は飛ばないのでは?」、「基地外に米軍が居住するようになると事件・事故が多発するのでは?訓練移転でも外出・外泊問Img_06321 題が出ているが不安?」と4人の方から質問・意見が出されました。私から代表して質問に答えました。嘉手納基地内視察に関しては、事前に嘉手納基地内の立入許可申請をすることが条件で党派は問題ではないこと。訓練移転を受け入れている自治体職員、議員に限定されていること。基地の縮小による経済問題は関わる住民には影響するが、嘉手納町のアンケートでは6割が撤去を希望していること。自衛隊との約束では市街地上空は飛行しない協定があるので、発見した場合は市に連絡をすること。北谷町での米軍の基地外居住は横須賀に次いで2番目になっている。自治体も事件・事故の対応には苦労している、と説明しました。

帰り際、参加者から、「参加してたいへん勉強になった」、「(他の人にもあげたいので)報告集・資料集を持ち帰って良いかい」、「こんな報告は今後も続けてほしい」などの意見が寄せられ、視察に対する報告会の重要性を改めて学びました。


忙しい6月、運動会シーズンスタート!

2009年06月06日 14時06分43秒 | インポート

 目覚めると曇りがちの天候。早速、朝食を済まして朝のウォークを行いました。昨日は、「沖縄・嘉手納基地視察報告会」の報告書づくりで忙しい1日でしたが、久々に親しい友人との会食で楽しいひとときを過ごし疲れが癒されました。

Img_06391  午前中、啓北中学校の近くを通ると道路に自家用車がたくさん駐車しているので、啓北中に足を向けると「体育大会」が行っていました。(添付写真:左上)小雨がぱらついていましたが、生徒たちの一生懸命の姿には「躍動」感が伝わりました。(雨が降らないことを祈っています)

 6月は、市内では「運動会」シーズンです。過日の沖縄・嘉手納基地の視察前から、小野寺幸恵議員から「6月定例会(6/1826)の期間中に運動会が3回(保育園、小学校、中学校)もあるので大変なんです。私、頑張りますので一般質問を早く(質問順位)させて下さい。頑張りますから」と視察前から質問の準備(勉強)をしていたことを思い出しました。

 「梅雨のない」北海道とは言え、この時期の週末の天気予報は気になります。運動会のスケジュールに会わせた練習、そして本番。雨で順延となると、休みの調整や準備する家庭はたいへんです。そして子どもたちと先生の負担もたいへんです。「運動会まで、超ハードで体力がもたない」との先生の話に同調します。

私たち議員は、来週から6月議会の議案説明会があり、その1週間後には一般質問、常任委員会、特別委員会などの議会日程で3週間はあっという間に過ぎてしまいImg_06321ます。そして月末の週には、各常任委員会視察があります。

私は建設委員会に所属していますが静岡県沼津市の「市営住宅団地の整備事業」と茨城県水戸市の「小中学校の耐震化工事事業」について(6/297/1)視察します。

当面、6/8(月)の午後6時半(市民会館2階205号室)から行う「米軍・嘉 手納基地視察報告会」の報告集づくりで今日、明日は集中して頑張ります。「報告集」と「資料集」も用意していますので、たくさんの参加をお待ちしています。添付写真は嘉手納基地から離陸するF15戦闘機です。後方は戦闘機の駐機場・格納庫です。


沖縄・嘉手納基地視察報告 パート1

2009年06月05日 09時29分46秒 | インポート

 昨日の夜、3日間の日程で無事帰苫しました。沖縄は現在「梅雨」の時期でしたが、用意した雨具は使わずに済みました。初日の北谷町では議長、議会事務局長、町長室長、基地対策特別委員会副委員長ら6人が最後まで応対。庁舎内には「歓迎 日本共産党苫小牧市議団 様」の案内版、そして視察室には私たち4人の名札入りの席が用意され、1時間半Img_05831 の現地説明に対し、2時間という時間をとって詳細に説明してくれました。こんな歓迎は18年間の議員生活ではじめての経験でした。北谷町の役場に着くと上空を立て続けてF15戦闘機、FA18戦闘機、そして最新鋭のF22戦闘機が爆音をたてて飛行訓練を行っていて、地元紙には「1日で70db超201回」と直近では異常とも言える訓練が行われていると報道されていました。「訓練移転によって『沖縄の負担軽減は』されていますか」との質問に、「(視察中にも飛行が繰り返されている実態から)ごらんの通り。隣には県立北谷高校があるが、授業にも支障がある。(千歳基地などへ訓練移転されても)その分外来機がどんどん来て、以前よりひどい状態である」と怒りをこめて説明されていました。私たちは、北谷町に宿泊(町が指定管理委託しているホテル)しましたが、朝6時55分から次々に爆音をたてて訓練が開始されました。私が目視しただけでも僅か30分間で14が飛行していました。嘉手納基地から県道をはさんでわずか90㍍にある「道の駅かでな」で嘉手納町の基地対策課長さんと合流して現地説明会を受けました。約束の時間より早く着いたので屋上から「騒音測定」すると、F15が離陸時の実測値は102db、F2298dbという爆音でした。(民主党・市民連合と合流)嘉手納町からのせつめいでも「訓練移転後の騒音被害が大きい。ましてや最新鋭のF22が12機(4ヶ月間滞在予定)来ているが、怖いのは『常駐化』されつつあること。絶対に許せない」と詳細な説明を受けました。これからの運動にImg_06281 ついて「慣れが怖い。常に言うべき事を繰り返さないと基地強化と訓練移転箇所の訓練も増えていく」とアドバイスを受けました。午後からは、難問であった米軍・嘉手納基地内の視察。沖縄防衛局の幹部職員2人が随行し、基地内に入ると「治外法権」と言うだけに別世界。すぐに目に入ったのは「ゴルフ場」。案内されたゲストハウスでブリーフィング(説明会)を受け、フェンスの長さ17.5㎞、敷地内面積20平方㎞を車で移動しながら説明を受けました。外から見るのと中から見るのでは大違い。滑走路・戦闘機以外にも生活基盤(住宅・学校・映画館など)を見ると「思いやり予算」の使われ方が明確。写真撮影は一切禁止でした。ちなみに、F15戦闘機が離陸すると必ず空中給油機がその後から離陸します。その空中給油機1機に搭載されている燃料は「自家用車(40㍑)の40年分に相当する量」との説明には唖然としました。基地内のスタンドは1㍑当80円代と県民より40円も低い値段で給油できるのです。「沖縄の負担軽減」説は全くの詭弁であることが検証できました。後日また紹介します。8日の視察説明会でも資料を配付します。