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伊豆大島では826mmの雨量とのことで、人命が失われました。
いまだ不明の方がいらっしゃいますから、一人でも助け出されることをお祈りします。
さて、この台風で避難勧告が出なかったからこのような人命被害の出る事態になったのでしょうか?
そして、勧告令を判断する立場の人は、被害が出ると攻められる事態になるのでしょうか?
何処でどう判断を下すのか、最後はやっぱり“ひと”であるという事は他の場面でもありますね。
例えば3,11で福島第一原発が爆発したことを、いち早く県民に知らせるべき福島県の司令塔が情報を止めていたことご存じですか?
西高東低の季節風の時期に若狭湾の原発群のどこかがもし爆発したら、伊賀に知らせが必ず来ると思いますか?
重要な情報だと判断することと、それを住民に知らせるべきかどうか判断するのは“あくまでひと”です。
この判断を器械に任せるとしても、機械点検業務は“やっぱりひと”になってしまいます。
携わる任務に高いプライドをもって働いて頂く“ひとが育つこと”かなと思います。
多くの命が掛かっている任務にふさわしい威厳が必要ではないでしょうか?
自分の命を落としてまで任務を果たすべきなのか、これも考えたいことですね。
最近、若狭の美浜原発を見学しました。
情報得るために伊賀市が監視カメラを若狭湾沖に設置した方がよいのではないかという話が、いっしょに見学した仲間からでました。
福島原発事故以来、PR館だけの見学になり説明時間内に質問を受け付けず、
(この橋を渡った先に原発3基ある)
「もし逃げなければならない事態の時、あなた方はどうするのですか?」と追いかけて行ってお聞きしたら、「海端の正規の道で逃げる」と言う返事でした。
(美浜原発遠景)
地震であれば崖崩れで道が塞がれる事も考えて海路を確保するべきだと素人目にも思うのに、
その危機感は無いわけです。被害が及ぶ人々に対しての安全は言うに及ばず、美浜原発で働く人たちご自分の命をを大切になさってもらいたいと感じてしまいました。
((若狭で買い求めた“へしこ”が美味しいくて、ご飯が進みました)
それぞれの部署に優秀な人材を備えてこそ、より安心な暮らしが送れると思います。
そうしても尚 身に迫る危機に対処する防災意識は一人一人が日常的に植え付けておかねばならないし、
防災訓練は本当の怖さを想定した物でなければならないと思います(「津波の時はてんでんこ」に通じて)。
なぜなら日本列島は昔から“災害列島”でありますし、最近は地震活動期と温暖化現象が重なっているからでございます。
命の最後を、安らかに迎えられるとは限らない現実が平等にある現代だと思うのです。