伊賀・水と緑の会 http://blog.goo.ne.jp/mtomiga?

川上ダムの予定地には特別天然記念物のオオサンショウウオが約1、369個体確認されています。この素晴らしい水と緑を残そう。

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前深瀬川でオオサンショウウオに出会った

2011-10-29 20:16:01 | 日記
全く すばらしいサプライズでした
しかも やはり本命だった前深瀬川です  ダムが計画されている川でオオサンショウウオに出会いたかったから~
「感動」「感動」「感動」
まさか出会えるなんておもっていなくて ある会合で前深瀬の河原におりて居たのです
そしたら すーーっと近づいてきて12人の人たちは釘付けになりました
さらに川岸きわまでずんずん近づいてきたのです 私たちはかなり騒いでいたのにこっちに近づいてきたからさらに驚き!
参加者の一人が写真に収めたので拝借してアップしました  80センチほどの大きさのサンちゃんでした

こういう事ってあるんですね
ただ呼吸のために出てきただけではなくてスーイスーイと泳いでいました 
そしてまだどこかへ行ってしまいました
10月29日 午後2時頃のことでした ダムの堰堤から数百メートル下流でした

確かに前深瀬川にオオサンショウウオがいましたよ
どなたか ここでオオサンショウウオの観察会開いてくれませんか~!

ダムが出来ちゃうと きょう出会ったオオサンショウウオはどうなるのでしょう








オオサンショウウオは「伊賀の宝」 

2011-10-24 16:04:46 | 日記
見た目がグロテスク こんなの何で伊賀の宝なんでしょうかって?  はいはい確かに~

口のあたりに近づくとガブッとかまれて大けがするので くれぐれも要注意です 
オオサンショウウオは餌を追いかけ回して狩りをするのではなく鼻先に来た物を大口開けて何でも飲み込む待ち伏せ型 
実は目があまり見えていないと言われていて その代わり鼻が効くようです
餌を取り逃がすまいと狩りはあっという間の瞬間で終了 しかしその瞬間をなかなかとらえられるものではありません
DVDで先日その瞬間を見ました スローモーションでゆっくり映すとなるほど口が大きかった
ギザギザの立派な歯もありました

オオサンショウウオの棲む川には川を良く知っている人と行かないといけません

では このオオサンショウウオがナゼ伊賀の宝物か?
昔からいたと言われているのに生態があまり知られていない生き物の一つです
三重県で清水善吉先生をはじめ調査が始まって居ますが今のところ伊賀地方と美杉にしかいない絶滅危惧種
江戸時代にドクター・シーボルトが亀山あたりでオオサンショウウオを見つけ オランダに持ち帰った記録があります
スイス・ボウデンゼー湖のほとりで石切職人によって掘り出された化石が3000万年前のオオサンショウウオであったこと
今の気候では考えられませんが 当時スイスは温かかったようです
3000万年前の化石と 今の骨格にたいした違いが無いのも非常に価値が高い理由です
3000万年前と同じ生き物が この伊賀市を流れる川に軽く千個体を超すほど棲んでいると「2011,日本オオサンショウウオ大会・in瀬戸」で話したらとても羨ましがられました 「COP10名古屋」にて伊賀のオオサンショウウオは世界デビューしましたが 世界中にオオサンショウウオのフアンが居ることが解りました
見た目で判断しては宝の持ち腐れという事がおわかりになったと思います

さて はたして伊賀市のどれだけの子ども達がこのことを知っているのでしょうか? 
伊賀市教育委員会は子ども達にこの宝物を伝え 伊賀を誇りに思う教育を進めていってほしいですね
ちなみにオオサンショウウオは日本国の特別天然記念物 つまり国の宝です
特別天然記念物の棲む伊賀の自然環境は それだけで価値ある文化だと研究者達は言っています

伊賀市へのご要望は 伊賀市HPから「参声広場」へとお進み下さい


~見たり 聞いたり 話したり~(14日 阿保市民活動センター)

2011-10-16 01:08:08 | 日記

始めにオオサンショウウオの生態が編集されたDVD(30分)をみんなで見ました
世界最大級の両生類で3000万年前から生体があまり変わっていないオオサンショウウオ
「うわ~ 気持ちわるいなあ」と参加した女性が声をあげ 「はじめはそう思うと思うよ」「わかる わかる」「よく見て~体よりも手足が小さいよ」「目も小さいなあ」 と素直な感想を言い合って楽しかったです
「オオサンショウウオは日本の宝であり 日本の文化だ」と東大の先生がDVDの最後で言っておられたのが こころに残りました

その後ざっくばらんな話し合い
~大台町に移り住んだ人を訪問した報告 鳥取県大山でオオサンショウウオ保護活動している人を訪問した報告
~青山は自然豊かで移り住んだはいいけどダムが出来るとすれば迷うなあ 人にも住むこと勧められん(桐ヶ丘住民)
~桐ヶ丘の役員は ダム建設前提の立場で交渉している(桐ヶ丘住民)
~伊賀市水道会計 2010年度決算から見えて来たこと
 ◇2億円の赤字になっている
 ◇213億円の企業債を50年ほど掛けて払うから水道利用料が全体で一元化して値上がった
 ◇ダムが造られると更なる値上げになるから なんとかしてほしい
 ◇ダムがいがしの水道にとって本当に必要なのか?  配水量などの計算をしあったり
◇桐ヶ丘住民の水道水は わざわざ下流の夢が丘の浄水場からパイプで配水されている 割りの合わない話し 
 ◇簡易水道をのこしていると災害時水の確保が安心だと東日本震災や阪神淡路震災から市政は学んでもらいたい
~上野遊水地で越流提を工事している その越流提の高さが去年決まった 完成して運用される日が来るだろう 心配される洪水被害が無くなることを願う

ほかには会の運営上適切な助言もあり 有り難がとうございました
久々の話し合いだったせいか 時間が予定よりもオーバーして閉会した
  
  






日本地震学会において松沢教授から「東日本大震災予知できなかった発言」がありました

2011-10-14 10:08:01 | 日記
大震災予知できず 東北大松沢教授 異例の反省の弁
河北新報 10月14日(金)6時10分配信
 静岡市で開かれている日本地震学会で13日、東北大地震・噴火予知研究観測センターの松沢暢教授(地震学)は東日本大震災の発生可能性を事前に指摘できなかったことに対し、反省の弁とも取れる異例の発表をした。松沢氏は「プレート(岩板)境界の固着が弱いという状況証拠と100年ほどのデータから、M7~8程度の地震しか起きないと判断してしまった」と振り返った。
 発表のタイトルは「M9の地震が発生するとは思わなかった根拠と実際にそれが発生した理由について」
 古いプレート境界は固着が弱く、中規模の地震やゆっくりとした断層の滑りで、固着が解消されやすいとされる。東北地方に沈み込む太平洋プレートは、世界で最も古い海底の一つ。松沢氏は「古いプレートが深くまで沈み込む場合は大きな地震は生じにくいという1970年代の理屈が定説化していた」と説明した。
 固着が弱いと思わせる観測事実もあった。約100年分の測量データから、東北では数十年の間隔で発生するM7クラスの地震で、内陸にかかる力が解消されるとの解釈が可能だったという。
 しかし東日本大震災の本震では200キロにわたる震源域で、水圧が岩石を押し広げたことによるプレート境界の摩擦の低下や、「滑り過ぎ」という特異な現象が起きたとされ、平均で20メートルも断層が滑る超巨大地震になった。
 松沢氏は「プレートの固着が弱くても、力を全て解放する地震が生じれば境界が数十メートル動き得ることに思い至らなかった」と悔しさをにじませた。 最終更新:10月14日(金)6時10分


たかだか100年ほどのデータから理屈を作成し定説化してひとの命と財産が守れなかった学問とは いったいナニ?そうさせる闇の力があったのでしょう?
このような運営を仕組まれていることに税金が使われているわけですから 言葉を失ってしまいます 

しかし松沢教授はいままではどう知りませんが これからは学問だけに生きようとなさっておられる大変珍しい方だとおもいます
だから 松沢教授に拍手を送ります

やっぱりオオサンショウウオは学者よりも偉いんじゃないのかなあ 3000万年前から命を繋いでいるオオサンショウウオから学びませんか ごいっしょに! 

本日13時15分より
「見たり~聞いたり~話したり~」   阿保市民活動センターに於いて

日頃の想いやご質問を出し合いましょう オオサンショウウオの生態が学べるDVDも映します






ダムと原発は とてもよく似ている(その4) ー安全神話ー

2011-10-03 10:36:58 | 日記
洪水で家が流された 田んぼが水に浸かった 
だからダムを造って川の水量調整をして欲しい  水不足の解消も~ 
「ダムは役に立ちます」と信じ込まされてきた経緯が原発とよく似ています 

確かに役立つ場合があるでしょう しかしすべての事が解決するものではありません
逆にダムが私たちの暮らしに牙をむけてくることが今までもありました 3,11で藤沼ダム決壊は記憶に新しいですしもっと真新しい出来事として 今年の台風12号紀伊半島での被害では3つのダム放流による被害が人命に及びました
(「ダム放流」とはダム本体が決壊しないために 大雨の時に空っぽにしておきたくて行われる手段 いつ放流するかの見極め判断がダム事業者に問われる)

原発は言うまででもありませんが 有名なタレントを起用して安全神話を浸透させて来ました
ダムは 立ち退きさせられた人たちのやるせない気持ちを逆利用して安全安心を言わせていました

市民に「混乱」と「無干渉」を産み出し 考えさせないように仕組まれていきます

そして三重県の場合 知事は4月に就任したばかりで一度も川上の現地を見ないまま6月に知事意見を国に出しています
前知事時代の意見そのまま出した事が 県の担当官(栃木氏)から知らされました「継続事業だから」といいました

100万円や200万円の事業ならいざ知らず現地を見ないで継続事業としてスルッとそのまま意見を出すとは 新進気鋭の鈴木知事のすることと思えません 三重県の”官僚”に仕組まれないで ご自身の目と頭と心で考えて意見を出す方が県民に支持されると思います
早い時期に川上ダムの現地に来られて私たちの会の考えもお聞きくださるように今後も心から願って参ります