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小規模水源18箇所もある奈良県山添村の水道事業について

2017-01-29 23:44:37 | 日記

                                          山添村葛尾(くずお)の簡易水道施設


 奈良県山添村は、ご存じと思いますが山と谷の地形が織りなす風光明媚な村です。

 さわやかな味の大和茶が生産される所。

 

平成の大合併で、どことも合併をしない判断したした大変に珍しい村でもあります。

 

さてこの村には、上津(かみず)ダムがありますがこれは農業用のダム。

 

大きな川は無く、山水・沢水を頼りに水道事業を行っていくしかありません。

 

飲料水用のダムは無いし、何処のダムにも参画して居らず、自前の水源だけで運営している所が、某伊賀市とは違う所です。

 

伊賀市島ヶ原で水道事業説明会があったとき、近年で経った1回の渇水で苦労した話が強調されましたが、

 

ここを訪れてみて、島ヶ原(或いは伊賀市)は山添村に学ぶことがあるのでは?と、思いました。

 

なんと18箇所に及ぶ簡易水道があり、集落で水道組合組織を作って運用して居ます。

 

将来の水需要予測はだんだん減ると言うご認識をしっかり持っている山添村。

 

人口の変動グラフは、減少傾向をリアルに表現しています。ここも某伊賀市と違います。

 

この激しい人口減少の中で、敢えて合併を選ばなかった山添村民のお目の高さには、脱帽します。

合併すれば、大きな市からの軋轢に悩まされるだけのことでしょう。

 


平成の初め頃に、山添村の水道事業として当時の厚生省からの指導と助成をうけて、簡易水道は設置されました。

ここ葛尾は 最適地を選んで 土地は当時区長だった土地を無償提供され出来たそうです。

 
葛尾集落わずか8軒の簡易水道としては、立派です。 未だ20年しか経っていません。未だ未だこの先も現役だとのこと。
 
 
伊賀市は25年しか使っていない水道施設(例 槇山)を既に廃止に追い込みました。 この違いにご注目!
 
 

下に見える川は、名張川。

簡易浄水場のある所を更に登った所に取水口があります。
 
 
途中には、手入れが行き届かず荒れた山々。  
荒れたままでは、いつまで山水はもらえるのか? 山添村の今後の課題の一つかと。
 
 
                           葛尾水道事業の詰めで奔走した当時区長の浜田さん
 

 
ここで、川の水をちいさく堰き止めていました。


とてもきれいな山水を取っています。  おいしい水でした。
 
 
山水ですから、緩速濾過か急速濾過方式をとって、さらにいくら汚れが少ないとはいえ塩素消毒で浄水されて、配水されています。
因みに水道水の定義、「日本の水道では蛇口地点で塩素が0.1mg/L以上含まれていなければならず」なのです。
 
 
山添村全てがここ葛尾のような沢水か、あるいは深井戸による水道事業。
 
 
山添村民の水道加入率はほぼ100%。
 
 
気になる水道料金ですが、 今までは組合それぞれに料金設定があったのだそうです。
 
 
この4月から、村内全て統一料金になると言ってました。
 
 
4年も掛けて統一料金の協議が行われたとの事です。
 
 
「4年も協議重ねた」と、いうところが丁寧な行政だと思いました。
 
 
基本料金ひと月あたり、2,000円(10立方までを含む)/月。 さらに1立方ごとに100円と決めたといいました(消費税別)。
 
 
基本料金は少しお高いと思いましたが、基本料金以内で事足りればラッキーであり、増えてもその分の料金は低く設定されています。
 ここも伊賀市と違う所。
 
 
伊賀市の料金態勢は、 使えば使うほどに高くなる設定でありますから、水をたくさん使う企業は来ると思えません。
 
 
井戸と併用のご家庭も、あるそうです。
 
 
更に5年後には村役場に水道課を設置して(今まで無かった!)、検針や料金徴収・水道施設の管理など行う予定だとのことでした。
 
 
 
以上で山添村水道事業の報告をおわります。 いかがでしたか?
 

 

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旧上野のみなさま、明日の新聞折り込みに伊賀の水源を守る連絡会のチラシが入ります。

2017-01-28 15:59:24 | 日記

 A3サイズのチラシです。 用紙が欲しい方も、ご連絡ください。


今ほど 伊賀は飲み水の危機に遭遇したことはあったでしょうか。

 

水源は大事だと、少しづつ関心持つ人が増えて来ています。  特に女性を中心に、です。

 

署名にご協力を どうかお願いします。


 

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毎日新聞と中日新聞も記事が出ました

2017-01-26 18:05:53 | 日記

2月の伊賀市議会に提出したかったとの、北山管理者コメントが載ってます。

 

あせりましたね、水道部さん。

 

委員の全員一致がとれなかったのは、水道部さんが焦ったためです。

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中日新聞、きれいに纏まらなかった水道部案を、2月議会へ提案するとしっかり書きました。


 

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ゆめが丘浄水場を最大限活用した水道事業に 伊賀市民の未来は?

2017-01-25 21:54:39 | 日記

伊賀市で嘗て無いほどの数のパブコメ応募意見が、今回も採用されることは無かった事がわかりました。

 

パブコメは活かされなかったと言ってださなけばもっと酷い事態を招きますから、

 

パブコメ出した方は、ガッカリでしょうが、ガッカリしないで下さい。ぜひ。

 

水道部が伊賀市民の側に立たずに、何かのでっかい力に操られて、ロボット化した集団なのが問題であり、

 

将来に亘って悔いのない水道事業を計画してもらうために、がんばるしかありません。

 

水道管理者北山氏は聞くところによると大変打たれ強いそうです。

 

なるほど、水道部の管理者になり手が無くて空白だったポストに収まっただけのことはあります。

 

彼が管理者として座る 水道部の事業案がシナリオ道理に、

 

何が何でもゆめが丘浄水場を最大限活用した水道事業案ですが、24日の策定委員会において多数決同意されました。

http://www.iga-younet.co.jp/news1/2017/01/post-284.html タウン紙YOUも出しました。

 

今まで(H22~25年)に廃止された水源は、10箇所に上ります。

-守田・上野西部第一・井地川・古郡・出屋敷・我が山・槇山第2-2・島ヶ原第3大谷・中矢・桐ヶ丘ー

 

予備化された水源は、6つ。

ー鳥居出・西山・島ヶ原第1桂谷・岡鼻・塚脇第1・塚脇第2ー

 

予備化とは、何かがあった場合に使われる水源のことですが、

 

何か有った場合直ぐに使えるのか?使えた事例・使えなかった事例(その理由も含めて)を示してと、

 

水道案に賛同した学識経験者枠の奥原氏(四日市大学)が、会議の最後で突っ込み入れてました。

 

水道部の回答は、しどろもどろ。  回答が次回へ持ち越し。

 

奥原氏も、賛成はしたものの気になる伊賀市の水道部案だったようです。

 

商工会議所女性部代表の委員が、聞き取ってきた意見でそこがいちばん気になると発表していた事に触発されたのでしょう。

 

次回の策定委員会で出して来て、策定案に盛り込めるでしょうか。

 

「水道部案が通れば地元で生きられません」という委員と、「水道部案が通らなければ地元で生きられません」という委員がいました。

 

この様に対立を招いた責任は伊賀市水道部にあるといえます。

 

その自覚なくして、管理者がつとまるのか? 「多数の委員の賛同を得た」(北山管理者のコメント)と、よくぞいえたのもだとかんじます。

 

任命者の責任問題に発展する事だと思いました。


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ゆめが丘浄水場の水が 大阪の水より不味いわけ

2017-01-23 10:00:18 | 日記

                                  伊賀市水道部HPから

大阪の水道水が売られています。飲んだことがありますか?

 

信じられないことでしょうけど、ゆめが丘浄水場の水よりも飲みやすいです。 

                       (発がん物質トリハロメタンを除去することは相変わらずの課題ですが)

 

また、近場の美味しい水源水を飲んで居る伊賀市民から、

 「ゆめが丘浄水場の水で出されたお茶は飲めないよ」と、お聞きする事が良くあります。

 

どうしてこんなことになるのでしょうか。

 

伊賀市民は 水道水離れしていませんか?

 

そこで、確か「ゆめが丘浄水場は高度処理水の水だ」と言っておられた伊賀市水道部へ問い合わせました。

 

すると、施設課の職員から「ここは凝集沈殿急速濾過という方式の浄水場です」と応えてくださいました。

     凝集沈殿急速濾過とはどういうのもでしょうか?  お知りになりたい方はこちらをご覧下さい。

     http://www.japan-wall.com/clarification/filtration/comparing2/index.html

 

 

高度処理水と言ってましたが、それは本当ですか?とお尋ねしました。

 

「はい、ただし大阪など大都市が行っている高度処理水とは違います、活性炭処理をして居る高度処理水と唱うことが出来るものですから」。

 

では どこが大阪と違うのでしょうか?


「はい、違いはオゾン処理をうちは行って居りません。そこが違います」。

 

では大阪などが行って居るオゾン処理の高度処理水とはどういうものでしょうか?

        http://ro-jyousui.net/Information.html

 

淀川最下流の大阪などは、これが水道に使われるの?と誰しもが思うどろどろの川の水を使っています。

 

だから、最高級の処理方式をとらざるをえません。

 

だからといって、ゆめが丘浄水場の水よりも飲みやすくなるのは、納得いきませんね。。

 

三重県から移譲されたゆめが丘浄水場には、オゾン処理までは出来ない限界ある施設であること。

 

イオン処理をするには、とんでもない経費がかかることがわかっており、伊賀市はこのまま続行するしかない事情がみえてきました。

 

だったらどうする?  

 

近場の水源を廃止など、言語道断ということになりませんか?

 

同時に、地下水を大事に使い続けるには、山の保全に力を入れる施策が伊賀市で進められる必要があります。

 

水資源機構(利水ダム建設母体)や手ゼネコンに吸い取られる経済では無く、

近場で地産地消の経済がしっかり根付く伊賀市に、なって欲しいとお考えのみなさん、声を上げましょう。

 


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