伊賀・水と緑の会 http://blog.goo.ne.jp/mtomiga?

川上ダムの予定地には特別天然記念物のオオサンショウウオが約1、369個体確認されています。この素晴らしい水と緑を残そう。

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「オオサンショウウオを守る山陰ネットワーク」と交流

2011-09-27 23:05:17 | 日記
「農家民宿をしてオオサンショウウオの保護活動をしている平澤さん」
「羊を飼っていて食事は羊肉を出すが苦手ならば魚を」 「大山の麓」それだけの情報を頼りに連絡を取って出かけました

~大山にもオオサンショウウオが棲んでいるらしいがどんな環境か知りたい~活動課題はなんだろう?~COP10名古屋で出会わなかったし~ううーむ 初めての人と会うとき特有の心境ではあったけれども 
農家をしながら環境活動する人に悪い人はいないはず とねらいを付けて行事に組み実行した自分達を心の底でシッカリと信じて出発しました

行く途中で蒜山3座と大山が青空と白い雲に映えて美しい姿を見せてくれ 来てヨカッタと思いました
ドライブインでオオサンショウウオをデザインしたベンチが置かれていて ほほえましかったです
ー保護に協力しているーメッセージがそのベンチのそばに添えられているのを見たときは「具体的に何を?」とは思いました

いよいよ平澤さんに日本海の見える待合い場所で出会って広やかな丘陵地帯にある宿に案内され 夕食をいただくあたりにはすっかり話しに花咲き さすがは若いのに女将さんの素質充分でした

本音で話してくれるのでうち解けるのに時間はかからなかったです
「産業廃棄物最終処分場が出来てしまった川はオオサンショウウオが棲む処だった」と18年前に立ち上げ 産廃を引き上げさせたところからの活動だと言うことが解りました
かつて伊賀の青山川の上流で産廃が投棄されて それが原因でオオサンショウウオが4・50匹水面に浮いて死んだ事がありました(その資料が伊賀市の教育委員会内で埋もれて未だ出て来ていません)
産廃とダム   両方共にオオサンショウウオは生きられないことで私たちはつながったと思いました  
 
正真正銘の初対面だったのに 帰るときには旧知の間柄といえる気持ちがして
鳥取県大山町に事務局を置く「オオサンショウウオを守る山陰ネットワーク」と「伊賀・水と緑の会」の交流は始まったところです

つづく

『パタゴニア』(アウトドア専門店)の環境助成先に選ばれました

2011-09-25 17:28:01 | 日記
2011年度の環境プロジェクト助成先に「伊賀・水と緑の会」を選んでくださいました
大変光栄です

『パタゴニア』はアウトドアの専門店で 私たちを助成先に選んだのは大阪心斎橋店です
今 心斎橋店に行くと店内の一角に「伊賀・水と緑の会」の活動が展示されてあり見ることが出来ます
この機会に『パタゴニア』の大阪心斎橋店を 是非お訪ねください
展示は 10月5日まであります

詳しくはこちらをご覧ください

残暑厳しい伊賀から ー実りの秋ー

2011-09-14 12:23:11 | 日記
一度涼しさを体験している体には 耐えられないこのごろの暑さにお見舞い申し上げます
しかし北国では名残惜しく夏を感じておられる処もあるでしょう

台風12号の被害が三重県下でも大きく出てまして 対応に追われて居る方々 ご苦労様です
被害に遭われた方々の暮らしが 早く建て直りますようお祈りしています

先月お訪ねした大台町の方の処は 大内川の岸壁高い場所に住んでおられて無事と確認致しました

伊賀でも大水が出ました
しかし上野遊水地に水を入れる処まではしなかったそうです
つまり あれほどの水量でも伊賀圏内の川で詰まることなく流れるように河川改修されていると言うことであり
なおかつ完成間近かな上野遊水地を有効利用すれば 木津川の治水は安定していると証明されたも同然です
避難勧告が出た地域がありましたが この12号での浸水は無かった模様

穫り入れ前の遊水地は実りの秋を迎えて居ました 
そこが水に浸かることは心情的に辛いです  でも耕作者への遊水地補償はすでに終わっています
ただ実った稲には申し訳ない心情が沸いてくるのです
田んぼに台風で水侵する年が毎年では無いことを願うことが 遊水地を耕作した方々への精一杯のの気持ちです

  ☆遊水地とは大水が流れて下流域が浸水するおそれがある時に一時的に水を川から取り込む場所    
 

洪水後のオオサンショウウオは?

2011-09-07 08:16:31 | 日記
調査したわけではありません 
近年まれに見る大水が出ましたから流されたものも無いわけでは無いでしょう 
しかし おそらく生き延びて居ると思われます   保護池にかくまわれている大山椒魚たちは「?」ですがー   

今回のような大水が出たときには 川底を直径1メートルもあるような石が川底を流れて来る事があるのだそうです
普通考えると「川の生き物たちも流される」と思ってしまいます

ところが ヤマメや 鮎や もちろんオオサンショウウオは 洪水をいち早く察知して安全な場所に避難するのだそうです
具体的にどういうところに避難するのかは 敢えてここでは書かないことにします
川上に住んでいた人たちは 日常の暮らしが川の生き物たちと共にあったのでよーくご存じで 話してくださいました

避難指示が出なかったとか 何回も被害に遭っているところに復興して住むとか 
人間のしていることは自然界のの生き物たちに勝っていると 到底おもえない方向に進んでいくようです
3000万年も生き延びているオオサンショウウオに ヒントを教え乞うたらどうでしょうか 
ついでに私は「オオサンショウウオ主義」を思い出してしまいました

120年前の新十津川村移転の英断が このたびの台風や3月11日の大震災・原発事故後の対策として 新鮮さを感じています

やっと 晴れました!

2011-09-06 09:31:09 | 日記
およそ1週間ぶりに 伊賀へ青空が戻って来ました
観測史上最高の雨量1800ミリとか時速10キロとのろまな台風で 各地に大きな爪痕を残しています

深層崩壊が心配される処もあります 崖っぷちは気を付けねばなりません
伊賀の刈り取り前の田んぼ80%が べたこけです  「テンション下がるわ」と若い農業者が言ってました

昨日の晴れ間に鳥の声を久しぶりに聞いて 旧約聖書に出てくる40日雨が降った「ノアの洪水」を思い出していました
鳩がオリーブの葉っぱを加えて帰ってきたというノアの感激が少し味わえた気がします

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りします 

日本は災害多い国だと つくづく思い知らされた年  そんな国に住む者の作法や いかに!
この台風12号が東北地方に行かなかった事に ホッとしました