伊賀・水と緑の会 http://blog.goo.ne.jp/mtomiga?

川上ダムの予定地には特別天然記念物のオオサンショウウオが約1、369個体確認されています。この素晴らしい水と緑を残そう。

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ホームステイ終えて 帰ってきました

2012-01-29 02:08:36 | 日記
ひと月ぶりの日本(太平洋側)に着いて感じたことは 先ずは まぶしい日差し
冬でも太陽が燦々と光り注がれている国だったことを 改めて感じ入りました
スイスシリーズとして最後の写真を掲載しましたが
写した時間は AM10時ころ
左方向から わずかな陽差しがあった日です

少しの時間でも雲間から陽が差してくるとーサンシャインだあーって大喜びする冬のスイス国民
確かに曇り空の後に太陽の光が来ると 人は元気になれますが

雨も曇りも霧も雪もそれぞれに地球上の各地で違いがあって そこの特徴にあった小さな生き物たち・大きな生き物たちが命を繋いでいる
そのことが 何ともたとえようがないほどに素晴らしい 

帰りの退屈な飛行機内で 欧州の森の四季を記録したビデオをたっぷりと観られたのが良かったです







  

  

スイスの発電事情

2012-01-27 20:36:09 | 日記
九州程の面積であるスイス国土に5つの原発が稼働しています
フクシマの爆発後 スイスはいち早く脱原発を決議したことはご存知のようにニュースになりました
  寿命に達した原発から廃炉にしてゆく
  新たに原発は造らない

このとおりに進むと2034年にスイスは原発エネルギー依存から脱却することになります
それと同時に 再生可能なエネルギー源を飛躍的に増やしていかなければならない現実があります

チューリッヒからベルンに行く途中に一つの原発が稼働していて ものすごい水蒸気を排出していました
なにかの工場かと思うほどに(確かに電気を生産していますが)こんなあからさまな建て方をしていて道端に普通にあります
そして近くには民家があり 工場もありました

アルプスの雪解け水が半端でなく多い国ですから 大型水力発電も盛んです(1070年代は7000の水力発電があってそのうち6000は大型で今は約1000か所が稼働)その多くが古びてきているそうで 折しも今後の発電の在り方にスイス国民の注目が集まってきているというわけです
2011年1月1日以来 スイスでは水資源保護新法が施行されました
この新法は
河川・湖の再自然化と再活性化が促進されて行く内容になっています
川の生き物たちの棲みかを保護しながら再生可能なエネルギーを生み出していく そんな技術革命と業績を上げている事業に対して「スイス連邦エネルギー庁」は評価します 去年度はアールガゥ州にあるGWWK(渦巻き式水力発電協同組合)が栄誉に輝きました 見学を希望しましたが帰国が迫っており叶いませんでした
富山国際大学の上坂博享教授を団長とする視察団が昨年11月末にスイス各地の小水力発電所を視察された中にもGWWKが含まれていたということです
渦巻き式水力発電のことはいずれまた






自然保護区に囲まれたスイスの湖

2012-01-25 22:02:24 | 日記

小じんまりとしたペフィコン湖のぐるりは湿地帯です 

だから農業には適さないところでした

人々は泥炭を採掘し その産業が栄えていたそうです

4、50年前 元の自然に戻そうという動きが始まって 自然保護団体が土地トラスト運動を始めたり自治体も土地を買い上げて

今ではぐるりに建物はなくなり野生植物、野鳥の宝庫と変化して 年間を通してこの寒い時期でも市民はよく湖まで歩いて散歩を楽しんでいました

車道も数本通っていて車から降りて1周歩く という楽しみ方も出来ます

湖の端で温かい飲み物を出す1軒の茶店が日曜日だけ開いていました ブランコもありました もちろんトイレも

湖ではカモメが魚を採り カモが泳いでいて見ているだけで和んでくるところでした

自然保護区では生物を盗ったり 傷つけたりすることを禁じる看板が立ってあり 棲息する生物の紹介もありました

これは湖の近くを通る電車に乗ったときに映した写真です 

 

 

 


リュックサック シューレ

2012-01-24 21:49:26 | 日記

スイスの小学校には総合学習的な時間割があり どんなことをするかは担任が全面的に任されています

その選択肢の1つにリュックサックシューレがあって 参加が許されたので出かけました

シューレは学校の意味ですので その日はリュック背負って山靴はいて登校し そのまま森へ出かけます

森で行われる授業 といったところでしょうか

リュックサックシューレの先生は自然観察指導員の資格を持つ環境教育専門家

歩いて通える範囲に学校があり 学校から歩いて20分ほどのところに公共の森がある その森でリュックサックシューレは開かれました

既に昨秋子どもたちは落ちている枝を重ねただけの簡易なベンチを作っていて そこに腰を下ろして静かに耳を澄ますと聞こえてきたものはキツツキの音 そんなことに驚きながら授業は進みました  

季節ごとに1回ずつ年間4回開かれるこのプログラムに担任,副担任はついてきましたがほとんどおかまいなしで さりげなく子どもたちを観察してメモしていたりするくらい

ところでリュックの中身ですが もちろんおやつも入ってました 

でも最初に取り出したのは 切り出しナイフ

みんな持ってきて小枝の皮を剥ぐ作業を上手くこなしていました 

焚き火もしました  市民が焚き火できるのは森だけのようでかなり憧れのプログラムだそうです

雪が降ったので かなり湿り気のある地面と枝を使っての焚き火でしたが成功しました

このときもマッチを擦るのは子どもたち  

どんなお天気でも焚き火をするしリュックサックシューレも当たり前に開かれるところが スイス

10時のおやつではかなり盛り上がって うろうろしてもお互いに持って来た好物をやり取りしても大人はなんにもいいません

12時までの3時間あまり 次々に展開されるゲームや観察などに惹き込まれてあっという間でした

森で過ごすマナーとか危険もあることを既に学んでいるようです

次は春の森  

どんなプログラムが待っているのでしょう リュックサックシューレの先生は子どもたちに囲まれてにぎやかな帰り道でした 

 

 

 

 


スイス方式の洗濯

2012-01-24 16:32:43 | 日記

この小型ドラム式の洗濯機でステイ先の家庭では洗います

ぎゅうぎゅう詰めに入れてもだいじょうぶ ちゃんと洗えます

というかこのスイスの洗濯機ははっきり言って洗い過ぎ

温度設定が40度だと40分間も洗っていますし60度だと1時間半も洗っているのです それ以下の温度設定はありません

洗剤は自由に加減していいですが 柔軟剤は必需です  

木綿ものを柔軟剤なしで洗ったらゴワゴワだったし レースのついた物はネットに入れて柔軟剤を使っても縮んだので怖くて手洗いしてます

大抵のスイス人は質実剛健でヒラヒラしたものを身につけていないわけはこの洗濯機に由来しているかも

さて 洗濯したものを干す場所は物置になっている地下室等の室内に干します

全館暖房の家がほとんどのスイス事情としては 乾燥気味なのでよく乾きます

田舎の方に行くと屋上に囲いをして太陽の下で乾かしている家がありますが

外から洗濯物が丸見え といったことはマッタクない国です

景観を重んじるからではないでしょうか