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ダムに関する2冊の本のご紹介

2013-10-15 13:12:30 | 日記

ダム湖の中で起こること

ダム問題の議論のために
表紙
村上哲生 著

ISBN978-4-8052-0860-1

四六判/208頁

\1,800+税


概要

 2001年の田中康夫長野県知事(当時)による「脱ダム宣言」は、国内各地のダム建設予定地に大きな影響を及ぼした。今や、ダム事業からの撤退は、世界的な潮流ともなっている。しかし、ダムの問題は、環境、地域、社会、経済など、利害関係が複雑に絡み合い、大変に難しい。

 本書は、川や湖の研究者として40年近くダムと河口堰問題に関わってきた著者が、現場で調査・観測したデータを中心に、ダムの環境影響について、社会や経済の視点も入れながら、丁寧に解説する。

 ダム、ダム湖とは何か? ダム湖の中やその下流ではどんな現象が起こり、どのような環境影響があるのか?今後もダムを造り続けるのか、それとも撤退するのか? ダムとこれからの社会をどうするか、本気で議論するために、必読の1冊。

著者紹介

村上哲生(むらかみ・てつお)
1950年、熊本県生まれ。1973年、熊本大学理学部生物学科卒業、博士(理学)。名古屋市水道局、同市公害研究所(環境科学研究所)を経て、2000年より名古屋女子大学助教授、2003年教授。(財)日本自然保護協会参与。専門は陸水学(川と湖に関する科学)、環境科学。


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政野淳子[著] 
2,400円+税 四六判並製 192頁 2012年10月刊行 ISBN978-4-8067-1450-7

立法以来50年、その政策的役割を終えた1本の法律が、待ったなしの財政再建に立ちはだかっている。
政権交代でも変えることができなかった巨大公共事業の根拠法を徹底検証する。


「河川行政では混迷が続いていた。
1997年の河川法で計画決定時に住民参加を可能とする手続が加わったが、旧来型の事業者主導の事業の進め方や計画の策定方法は、一部の例外を除いてほとんど変わらなかった。
今度こそは河川行政を転換させ、長期化して必要性を失ったダム事業を中止させ、住民の生活再建も含めて軌道に乗せる必要がある。
そのためには、要のポストにその職責にふさわしい人物を念のために推す必要があった。
「念のため」というのは、民主党のマニフェストを読めば、必ずやこの人が起用されるだろうと思う人物がいたからである。」――本書「序章」より

 

 

 

この2冊は当会事務局にありますが、伊賀市青山公民館図書室にまもなく入庫します。どうぞお手にとってご利用下さい。

因みに、図書館の数ランキングhttp://www.japan-now.com/article/188401286.htmlというのがありまして、三重県は37位下から11番目でした。

ただし、幸せ度ランキング(法政大学の研究結果http://www.japan-now.com/category/11966021-1.html)は9番目に三重県がランクされていてニンマリしました。

 

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