伊賀・水と緑の会 http://blog.goo.ne.jp/mtomiga?

川上ダムの予定地には特別天然記念物のオオサンショウウオが約1、369個体確認されています。この素晴らしい水と緑を残そう。

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パブコメ 提出しました「今後の水資源政策のあり方について」

2015-02-24 21:09:55 | 日記

募集要項は、こちらでした。  本日締め切りとなって居ます。           写真は水没する予定の川上集落跡

水利権の復権について。

四方を山で囲まれて居るとは言っても、森林率59%の伊賀市住民から一つ提案いたします。

水源が有り余るほどではない伊賀市が、川上ダム完成時まで暫定水利権があるため、兼ねてから持っていた水利権を平成21年度に手放しました。川上ダムが国の検証段階の終盤を迎えていた時点です。

平成24年度に伊賀市独自の検証委員会が開かれました。

その委員会からの答申で水道事業見直しをした伊賀市は、数ある代替案の中から一番費用の掛かる物一つだけの検証を行い、当然ながら軍配はダムに上がりました。

時間軸でみて解ることは、ダムに軍配を上げねばならない伊賀市の事情が、すでに底流にあったと言えましょう。

そこで水利権のことですが、

「一度手放してしまったことは間違った判断でした」と言って取り戻す事が、許されないでしょうか。

川上ダムからの水利権はわずか0,358トン/秒としています。

人口減のおりからダムからの水は不要なことは 自明です。

 

ダムを造らんが為の水資源開発ならば、伊賀市のような犠牲となる自治体が続出し、救済の手段が必要になり、結果ますます赤字債務国です。

 

水利権を手放したのは単純に無知な伊賀市ではありますが、

救済措置としての「場合によっては返上した水利権の復活あり」を盛り込まれますように提案いたします。

 

 

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http://chn.ge/1hzRbJf  「川上ダムはいりません」  子どもたちの未来に川上ダムは要りません。

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オオサンショウウオの棲む川を分断して造る、川上ダム。

2015-02-24 14:23:51 | 日記

 河川工事におけるオオサンショウウオ保護の看板(伊賀市山羽根)

オオサンショウウオは、日本の特別天然記念物です。

このオオサンショウウオの棲む川を分断して、国はダムを造ろうとして居ます。

オオサンショウウオが好きな人ばかりではないと思いますが、

なにせ国宝級の生き物ですから ちょっとおつきあいください。

国は、特別天然記念物のオオサンショウウオを護ろうとしては、いるのです。

ところが、人間中心社会のために犠牲になっても致し方なしという大変悲しい事態が、この伊賀で起きようとしています。

「人間の暮らしを護るためには、ダム以外の方策は無し」というのです。     ーーーーーーーーーー 注1

もうすでに三重県・大阪府・京都府・奈良県・そして伊賀市が、そのように判断を下して

国の大臣が、去年の8月に「川上ダム事業継続」を発表しました。

オオサンショウウオの棲む川にダムを造るってどういうこと?

2009年に参議院の環境部会で川田龍平議員が、この事を質問してくれています。   拙ブログも参照にしてください。

オオサンショウウオの所轄は文化庁です。

個体だけ保護したら良いと言えませんから、棲息地保護となりまして環境省が関係します。

実際、オオサンショウウオの棲む川で、護岸工事をするばあいは、教育委員会の許可が要りますし看板も出します。右端の一枚を拡大したのがしたの3枚

河川工事でもこのような看板が出ますから、教育委員会はオオサンショウウオの保護には真剣勝負です。

ダム建設に対してもこの姿勢を貫いてもらいたいですね。

ダムはいつか撤去されない限り 永久に川を分断しますから、問題です。

 

オオサンショウウオは、特に産卵期に上下流を移動する生き物です。

オスはとっておきの場所に巣穴を作り、メスはその巣穴を査定して、選んで、もっとも安全な巣穴で産卵をするようです。

このようなオオサンショウウオが、木津川最上流の支流である前深瀬川を分断するダムによって、子孫が育つ環境がたたれる可能性が、大きい。

川を分断すると言うことは、オオサンショウウオの移動を妨げます。

オオサンショウウオのオスとメスの出会いが妨げられると、繁殖に影響が出ます。

産卵のために探せど探せど巣穴が見つからないメス。オスが造って待っていてもメスが来ない産卵巣穴。

自然界において、一度の産卵で500個ほどの卵を産むオオサンショウウオが、ちゃんと大人になって行くのは1~2個体だという厳しさのなかで、更なる試練ではないでしょうか。

 

川の王様と賞されるオオサンショウウオですが、それはどういうことかというと

食物連鎖の頂点にいる生き物であるオオサンショウウオが棲む川は、その餌になる生き物が豊かに連なっていると言うことです。

これ以上の川は無いわけです。

日本国自らが特別天然記念物と位置付けている生き物の棲む川に、ダムを造ると判断した事は日本国自らの失態ではないでしょうか。

 工事中に見つかったオオサンショウウオは、更に上流部へと移転させるのが保護策だと水機構はいいます。

「ダムによる川の分断の影響は小さい」と水機構のHPには出ております。 ところが、

強制移転をさせて後、10年・20年・30年・50年・60年、、、と言う長い期間の継続調査を行うと水機構は言っていません。

「水機構は最上流部へオオサンショウウオの強制移転を行い、後はそれっきり」と言うことが 十分予想されます。

オオサンショウウオの棲む川に、ダムを造る事。これは初めての事業だと、三重県の教育委員会は言いました。

水資源機構の開かれるオオサンショウウオ保護に関する会議には、教育委員会がメンバーに入っていないのはいかがなものでしょうか。

将来、もしや「オオサンショウウオは,水族館や動物園で見ることが出来ます」と ならないために。

「三重県では、もはや固有種はいません」と言うことにならないために、

三重県教育委員会は大変心配しておられます。

 

 

注1  「ダム以外の方策は無し」について

 ダム以外の方策はあります。 にもかかわらず、政治力で川上ダムは継続になったと見ています。

 

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http://chn.ge/1hzRbJf  「川上ダムはいりません」  子どもたちの未来に川上ダムは要りません。

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「木津川展」が始まりました。

2015-02-21 07:54:59 | 日記

昨日はその展示に行って来たところです。

伊賀から60キロほどある京都木津川市。

因みに木津川の全長は、87メートル。

山高原の坂下というところに端を発して、京都の八幡で3川合流。

87kmは坂下から八幡までの距離です。

 坂下の木津川源流部

 

河川レンジャーさん達が開く「木津川展」に今年も参加出来ました。

今年は、環境を学ぶ学生の河川レンジャーさんに、展示をお助けて頂きました。

木津川展のご案内は、こちらをご覧ください。

見に来てね。

 

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「木津川展」に 今年も参加します。

2015-02-08 14:33:24 | 日記

「上流の木津川には、オオサンショウウオがたくさん棲んでいますよ」の展示で参加しますよ。

今年はどんな出会いがあるかな。

見に来てね。

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ダム本体工事場所の底に岩が6mもあったことを、検証終わるまで出さなかった「水資源機構」

2015-02-06 04:39:24 | 日記

ダム本体工事をする直下に、深さ6mもの大岩があったというのです。

6mって、2階建てのおうちの高さに匹敵します。

それほどの大岩があるのなら、65000立方メートルのコンクリートが浮くわけですから、総事業費は削減されます。

コンクリートが少なくなるのと、その他の経費で精査したら、やはり1180おくえんだったというのです。

旨く数合わせしたでしょう。 できすぎている話とおもいませんか? 

 

実は、こういう手口も使っていました。

水資源機構さんは、一昨年から1266おくえんの見積もりをチラリちらつかせていていました、こちらです。

「やはり、ダムの事業費は底なしだ」と、伊賀市民を冷や冷やさせていました。

1266おくえんと言う金額はなにを意味するのか、私達も気になりました。そのたびに

「1266億円は仮の金額でありまして、今は1180億円です」と、まことしやかに回答していた水資源機構さん。

市民の関心をヒヤヒヤさせる方に向けさせる作戦だっただけのようです。

 

国のダム検証が終わって、大臣が建設続行の判断を下したのが去年の8月。

半年もたたぬ12月に、「底に6mもの岩があること」と「だから総事業費1180億円で収まる」と公表しました。  

                                                                                                                       (伊賀市に説明した資料)

1180億円は、はじめからかなりオーバーに見積もられた総事業費といえると感じませんか?

 前回のブログで、算数ゲームのようだと書いたのはこの事です。
 
数字に弱い市民を、あざとく騙して居ると思いました。
タダの数あわせにすぎませんから、『納得できない』事を私達はハッキリ伝えました。  ほんらいは、議会にお願いしたいところです。
 
ところが伊賀市も伊賀市議会も、1180おくえんを超えさえしなければ問題無いと手放しで歓迎する勢いです。
 どこからはじき出された1180億円なのかを、確かめもしない伊賀市です。
 
521-456= 65千立方メートルの堤体積コスト分の経費浮いたということなのです。
1180おくえんからその分を差し引いたら数十億は安く付くところを、
1266おくえんから差し引かれて、何も言えない伊賀市。
 
 
数字に恐れをなす気持ちで見ると、私達もなかなかわかりませんでした。 
「21世紀の資本」の著者フランスの経済学者ピケティさんが、いつもそばにいてくれないかなあ とおもいます(笑)。
 

1月30日に水資源機構さんに行きましてお話しを聞く中で、伊賀市と同じ資料を示され「もっとコスト削減は努力する」と、ここは明言されました。

 

川上ダムの総事業費が1180億円止まりとして、これ以上値上がらないことを伊賀市民の関心事にしたらいいとおもいます。

ダムに参画して居る大阪府・京都府・三重県の各自治体も、川上ダムのコスト縮減をやかましく言って居ます。

水資源機構さんはコスト削減を、約束どおりに引き続きご努力願います。

 

因みに、水資源機構とは独立行政法人の事業体です。

公共事業の利水ダムの事業主。 川上ダムは淀川水系としては最期のダムとして、取り組まれてます。

蛇足ですが、天下り人事でも有名。

水資源機構川上ダム建設所は、伊賀市阿保地区のR422沿いにあります。職員のためのテニスコートも持っている事業所です。

  川上ダム建設所の職員さんは、いつも丁寧に対応してくださいます。

しかし内容には納得いかないのです。

私達市民を、幸せにする経済だとはとても思えないからです。

 

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