早春の川上

　　　　　　　　　新松坂青山線から見おろす川上
このところ、寒い日が続いています。おとといの朝は薄氷が張るほどでした。
が、ゆっくりとゆっくりとですが確実に春は来ています。伊賀の春はまもなく本番。

「伊賀の特別天然記念物オオサンショウウオを守る会」は、ここにいっぱいアイデアを出して夢を描いています。
前深瀬川にダムが出来たら、死んだ川になってしまう。
この豊かな自然を活かした町おこしのアイデアは、伊賀の歴史・文化と連携して将来すばらしい遺産になるように先日幹事会をしました。これからどんどん知恵を絞っていきたいとおもっています。

春の花が咲くとは思えない荒涼としてきた川上ですが、今年もかんさつを続けてブログに載せていきます。お楽しみに♪

2010年度 総会および記念講演会のお知らせ

　時　　　　　　４月１７日（土）１３：３０ー１６：００

ところ　　　　　青山ホール　２階研修室　（電話５２－３６９８）

　１部　　　　　記念講演会　「いつまでも（ダム必要）を言い続ける　わけ」（仮題）
　　　　　　　　
　　　　　　　　講師　　　　大阪市立大学名誉教授　　　高田直俊さん

　２部　　　　　総会議事の審議　（ＮＰＯの規約に添っておこないます）

３月２３日の理事会において、以上のことが承認されました。

記念講演講師の高田先生は、里山保全の活動を長くされてます。８年前の田中康夫長野知事の「脱ダム宣言」に深く関わりました。川上ダムにも関心を寄せて、すでに数回現地に足を運んでくださっています。
また、地滑りを起こした大滝ダムについて事前調査で先生は危険を予知した報告を出したにもかかわらず国はダムを造り、湛水して地滑りが起きてしまいました。
危ないところにもダムを造る、無駄なところにもダムを造る、特別天然記念物の棲むところにもダムを造る、こんなこといつまで続くのか
先生のお話と質疑を、おたのしみに。

　　　

知恵しぼり会 ～楽しく シビアにこれからも

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１／３０の第１回知恵しぼり会（青山公民館）
川上ダム建設が中止になったら　跡地をどうするか？　　　いろいろあるもんですね、おもしろくて夢が広がりました。参加者全員の意見を集約すると次のようになります。

.青山に前からあるオーガニックな合鴨農法の拠点に！、　また、葡萄作りとワイン製造まで！
.３０００万年前から命を繋いできたオオサンショウウオにあやかり　ゆったりと保養地または介護施設に！、
.前深瀬川はとてもいい川だから　渓流つり場に！、そして釣り堀に！
オオサンショウウオが多く棲息しているにはふかーい訳があるのでそれの歴史的背景と青山（伊賀）全体の観光資源を繋いで　アッピール！。
.オオサンショウウオの博物館！　具体的には赤目にあるものよりもっと高度に、巣穴があったり餌を食べたり産卵もみられるものがいい。「人が　オオサンショウウオの目線に立てる博物館」ですよね。

ほか関連してー川上の地から移転した方に国は先ず謝罪を！ーとの声がありました。
今後も続きます、経済効果を裏付けて発表できたら日本初になるかもしれません。