熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

飼い犬を蹴り上げる飼い主と殺処分で保険所に持ち込む飼い主~より罪深いのはどちらの飼い主?

2019-02-12 17:05:18 | 日常の出来事・雑感
ラブラドールの脇腹を飼い主の女性が蹴り上げる動画が昨日から幾度となくTVで流れています。
蹴られて暫く立ち上がれずにいる老犬は可哀そうでならず、目をそむけたくなる光景です。

人間の世界でも我が子を虐待死に至らせる親がいることを考えると、相手が子供であろうとペットであろうと、虐待する人間の精神状態にさほど違いはないのでしょう。
ラブラドールは幸い命に別条はなかったのが不幸中の幸いです。

一方、話は変わって、日本で殺処分される犬の数は減少傾向にあるとは言え、その数年間一万頭以上。
家庭の事情で飼えなくなった、老犬になって世話が面倒、自分自身が年老いて世話ができなくなったなど大半は飼い主の都合によるもの。

蹴りを入れた飼い主が非難されるのは当然としても、身勝手な理由で保健所に殺処分を依頼する飼い主が公に非難されることはありません。
何故でしょうね。見方によっては、勝手な理由で殺処分する飼い主の方が罪は重いと思うのですが、何しろ命を奪う訳ですから。

最終的に行きつくところは、日本がペット後進国であり、犬猫はあくまでも”物”として扱われていることでしょうか。例えば、近所の飼い犬を傷つけても罪状は器物損壊。

ペットの命が軽んじられ、”物”だから”不要”になれば殺処分・・今の時代、流石にこのような安易な考えでペットを飼っている人は少ないでしょうが、ゼロではないことも事実。

ドイツでは殺処分ゼロと言われています。
そして、ドイツに限らず欧米諸国では、レストランや食品売り場など衛生管理上問題のある場所を除き、原則殆ど場所でペットOK。

大型犬でも電車、バスOK、口輪も不要。
ヨーロッパ自転車旅で目にしたホームで電車を待つ飼い主とゴールデン。


ただ、向こうの犬は良く躾されていて社会性に富んでいるのも事実、日本とは随分違います。
日本も大小問わず愛犬を連れて電車に乗れるようになればいいのですが・・100年経っても無理でしょうね。


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 旧態依然とした自治会も変わ... | トップ | コンパクトカー選び(続) »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
飼主の躾 (白樺のFunny)
2019-02-13 12:20:05
全く仰言る通りだと思います。
蹴られて可愛そうと言う見た目の感情論だけが盛り上がり、命を大切にすると言う本質が置き去りにされた如何にも日本を象徴する現象に思えてなりません。
駅のホームにリードだけで大型犬が佇んでいる景色は何とも夢のような状況だし、悲しいかなシュールに感じてしまいますね。
一番躾が必要なのはく飼う人間の倫理観に違いありません。
返信する
はじめまして (nk2019)
2019-02-13 17:55:39
ブログを拝見しました。とても参考になります。
わたしは10年前に亀が亡くなってから、我が家では動物を飼うのをやまました。葬儀料が大変ということもありますが、死を目の当たりにしたくないから・・です。
では、また。
おじゃまします。
返信する
Unknown (mountriver01)
2019-02-16 16:39:38
白樺のFunnyさん

ヨーロッパを旅行すると、混雑している街中をリード無しで飼い主の後に付いて歩いている犬すら目にする事があります。
流石にこれはルール違反だと思いますが、周囲の人は一向に気にすることなく、当たり前のような光景には驚かされます。
日本ももう少しペットフレンドリーな国になって欲しいものです。
返信する
Unknown (mountriver01)
2019-02-16 16:48:18
nk2019さん

我が家も10数年前、大型犬を病気で亡くしました。
その時の喪失感に加え、亡くなるまで3,4ヶ月間続いた看病のことなど考えると、また飼おうと言う気になかなかなれません。
自分自身老いたこともありますし、飼うならせめて中型犬までかなと考えたりしています。
返信する

コメントを投稿

日常の出来事・雑感」カテゴリの最新記事