熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

宿のクチコミ評価の限界

2015-02-17 09:34:31 | 国内旅行
初めての宿を予約する時、宿泊予約サイトに掲載されているクチコミ評価を参考にする方は多いと思います。
我が家の場合も、ネット上の評価や実際に泊まったことのある方のブログなどを参考に決めていますが、時々、何故そんなに高評価を得ているのか、疑問に感じる宿に出くわすことがあります。そして、今回滞在した宿がそうでした。

この宿のクチコミ評価点数は、5点満点中4点台後半と高得点だったのでかなり期待して行ったのですが、実際泊まってみて、この点数は高すぎるとの印象を受けました。

元保養施設だったため、建物自体古く統一感がないうえに、広すぎるため暖房が行き届かないエリアがあったり、HPに「大浴場」とありながら6、7人も入ればいっぱいになりそうな小さな「大浴場」であったり、これといって特徴のない朝食だったりと、どう見ても4点が妥当ではという印象でした。

人情からして、宿のスタッフの対応がいいと、仮に設備や料理などに多少不満があっても、全体的に評価は甘くなりがちです。逆に、スタッフと行き違いがあったりして不快な思いをすると、極端に評価は悪くなりがちです。
現にこの宿でも、スタッフの対応ぶりは悪くありませんでしたし、クチコミ評価欄でもスタッフの対応が良かったとの投稿が目立ちました。

また、往々にしてクチコミ評価を投稿するケースは、良かったか、悪かったか、どちらかのケースが多いように感じますが、ある程度の料金の宿なら、そんなに悪いケースは少ないでしょう。
そうなると自ずと平均点は高くなってしまいますし、評価者が少ないほど、平均点は高い方に引っ張られて、実態からかけ離れてしまいかねません。大勢の宿泊客が評価を行うようになれば、改善されるのでしょうが。

ここが、クチコミ評価の落とし穴であり、且つ、クチコミ評価の限界のような気がします。5段階評価も大まか過ぎます。

いずれにしても、価値観は人それぞれで、点数の付け所もまちまちです。それも主観的になりがちとくれば、評価点数が高いからと過度な期待は禁物・・と改めて気付かされた次第です。


コメント
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