熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

東京の地価は未だ異常

2013-01-24 21:12:52 | 日常の出来事・雑感
ある事から最近東京都内の住宅地価をチェックすることになった。
対象地域は、23区内の西側、例えば世田谷区、中野区など都内でも人気の地域だが、それにしても目の玉が飛び出るような地価には唖然とする。概ね坪単価は平均200~250万、高いところでは300万と言ったところ。

それも、陽当りの良い南道路や角地と好条件なら未だしも、北道路で裏は密集していたり、土地の形状が細長だったりと、なかなか条件の良い物件は少ない。
それでもこれ程の高値で売買されると言うことは、根強い人気の表れである。

ただ、いくら人気があっても、余り高いと売れない。そこで業者が一括買い上げ、切り売りされることになる。遺産相続を機に相続税支払いのため売り出される物件が多いようだ。

例えば50坪の土地があるとすると、1億を超えてしまう。流石に土地だけに1億出せる人は限られる。そこで2分割、3分割して17~25坪。これなら幾分買い安くなる。それでも建物を足せば6~8千万円だから、普通ではない。
バブルが崩壊して20年、これでも地価は下がったのだろうが、未だまだ都内の地価は高い。
狭い国土に1億を超える人が住んでいる以上、ある程度地価が高いのは致し方ないが、こと東京に関しては一極集中によるところが大きい。

一方、地価とは関係ないが、リスク分散の観点から以前、首都機能の地方への移転が話題になったが、このところ全く聞かれなくなった。
大地震が発生してからでは手遅れ。建設国債で無駄な道路を作ることを止めて、首都機能の移転にでも金を使って欲しいものだ。

コメント
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