もとむら歯科通信

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楠森堂の蔵開き

2012-11-25 22:50:56 | 旅行

院長の大石です。

うきは市で、めずらしい在来種のお茶を作っている楠森堂の、年に一度の「熟成 蔵出し茶」の蔵開きに行ってきました。

蔵開きは昨年からはじめられたそうで、私も知らなかったのですが、なんとフェイスブックの東京のお友達から教えて頂きました。

蔵開きにあわせて、国指定有形文化財の河北家住宅も公開されていました。

 

 

 

縁側でお庭を眺めながら、お茶とお菓子をいただきました。

 

 

日本古来の実生(木を接ぎ木などではなく種からはやす方法)のお茶は、一本一本が、少しずつ違っているので、今の品種改良されたお茶と違って、複雑な味になるそうです。

 

 

5月にとれたお茶を、築200年の蔵の中で一夏寝かせて出したばかりの「熟成 蔵出し茶」はとても深い味わいでした。

 

 

楠森堂では柿狩りも出来ます。実も葉っぱもきれいに色づいています。

 

 

 

河北家は、800年、27代続く旧家です。

気が遠くなりますね。一代目は鎌倉時代でしょうか?

楠森は、古くからの屋号だそうです。蔵の周りにも大きな楠が覆っています。

筑後平野は、昔、楠の森だったのでしょう。今でも神社や、このような旧家には大きな楠が残っています。

「壁結」とよばれる独特の竹垣の修復作業や台所にある、巨大な海老の注連縄など、民族的に貴重な祭事がいまでも

多く残っているそうです。

 

 

河北家はまた、近代日本美術史研究者で、美術評論家の河北倫明先生の生家としても知られています。

青木繁や坂本繁二郎を、見いだしたのは、河北先生だそうです。

御当主の河北さんと記念写真。

美しい自然の中で、気持ちのよい素敵な時間を過ごさせて頂きました。

どうもありがとうございました。

いつかぜひ、もっとゆっくりと、興味深いいろいろなお話をお聞かせていただきたいと思いました。

 

「蔵開き」は来年も開催されるそうですから、ぜひ行かれてみてくださいね。

 

 

 

 

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