もとむら歯科通信

きょうも元気で、おいしく食べる事ができますように!
あなたにとって何か素晴らしいことが起こりますように。

カニの恩返し

2009-01-09 07:11:37 | 大石家小話


夏のある夜、晩い夕食を終えて、スーパーに立ち寄った私たち夫婦は、
鮮魚コーナーで、「川ガニ」のパックを発見しました。
売れ残って半額になった三つのパックのなかでは、宮崎県の山奥で育った、
元気な「カニ」たちが、ごそごそと動いています。

から揚げにしたらおいしそうと、舌なめずりをする私の横で、
夫は、だまってカニをじっと見つめています。
「?」
と、突然
「かにを逃がしに行こう!」

食べるんじゃなかったのと、言う暇もなく、
レジに直行し、
私たちは、カニ3パックを買占め、
高良山のふもとの谷川まで、車を飛ばしました。

真っ暗ななか、谷川まで降りていき、大事に持ってきたパックをあけて
カニを逃がしました。
ぞろぞろと川へ入っていくカニたちを
「元気に暮らすんだよ」と、手を振って見送って、
私たちは満足して帰宅しました。

その夜、夫は、夢をみました。
なんとなく「かに顔」風の美人(??)が、夢枕に立って、
「お渡しするのを忘れていました。」といいながら、夫の首にずっしりとした、
金の鎖をかけてくれたそうです。

しばらくは、なんかいい事あるかも、と楽しみにしていましたが、
いつの間にか、すっかり忘れていたのです。

11月ごろ、私たちは、暮れに親戚一同が、一晩泊まれる旅館を探していました。
けれども、大人数で泊まれる宿が、なかなか見つかりません。、
ようやく佐賀県の竹崎の、ある旅館をみつけ、
インターネットで無事予約を取ることができました。
竹崎は渡りガニ料理が名物なのです。

暮れに、夫は、T歯科医院の忘年会に招かれました。
そのお店は、なんと、カニ料理専門のお店でした。

そして、次の日、今度はある方から、特大のそれはそれは立派な、
カニの足をいただきました。

その翌日は、竹崎で、親戚が集まってカニ料理を堪能しました。

大好きなカニづくしにびっくり!

これってかにの恩返し

カニさんどうもありがとうね!
コメント (2)
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