12月の古本市での収益金で買った本9冊と、寄付で集まった本、全部で20冊。蔵書リストを作り、ラベルを貼って、図書カードを作って本の後ろに貼り付け、先週金曜に無錫国際学校の図書室へ置いてきた。
この本を置いてもらうのに国際学校側と話す。こちらの意図は、国際学校へ寄付するという事ではなく、置き場を提供してもらう。国際学校の生徒が自由に見るのはかまわない。現在、今年4月から無錫で日本語補習校を立ち上げようとしているので、4月以降は補習校の本という扱いになりそうなので、1ヶ月間をここの図書室に置いてもらい、4月からは補習校の教室で管理する(ことになるだろう)。
そんな事を中国語・英語を取り混ぜ、なんとか説明する。ほんとに意図が通じたかどうかよくわからないが、「OK、OK」という事になり、図書室へ。
以前来た時より、中国語の本がたくさんあった。しかし、よく話を聞くと、この図書室にある本のほとんどは、無錫図書館から借りてきた本で、学校の図書はほんの少ししかないそうだ。
先生いわく、「学校にはお金がない」。しかし、一緒に行った国際学校の父兄である友人からは「学費があんなに高いのに、なにをいうか!」の声。日本語の本は手に入りにくいのは仕方ないが、国際部の生徒の中には中国語を母国語としている台湾人などが結構いるのに、せめて中国語の本だけでももっと増やせばいいのに・・・。
しかし、この週末、中国人の友人に聞いたのだが、中国の学校の図書室というものにはもともとあまり本がない、という。大きな大学などとなれば話は別だが、小学校や中学校では学校の図書室の本を借りて読む、という習慣はあまりなく、各自それぞれ自分の家庭で本を買っているらしい。それではお金がある家庭の子どもしか本がたくさん読めないんじゃないの?と聞くと、そうとも言える、という答え。
私の感覚でいうと、学校なんだからまず図書室にはある程度本がある、と思っていたが、どうやらそれはこの国では通じないらしい。
これはビックリ、カルチャーショックを久しぶりに受けた。
こんな訳では待っていても絶対に本は増えない、と確信。補習校が立ち上がれば、徐々に日本語の本を増やしていく事ができるかなあ、と思う。
無錫図書館にある、友好都市から贈られた本。そこから何十冊か借りてきた日本の本がここの図書室にあるのだが、その借りてくる本の選択は誰がするのか?と聞くと、案の定日本語がわからない先生が適当に選別してくるそう。折角いろいろな本を読む機会を子ども達に作ってあげられるのに、それはもったいない。来週本の入れ替えをしに無錫図書館へ行く、というので、日本の本を選ぶのに係らせてもらうようにお願いする。
これらの贈呈図書、無錫図書館では館外持ち出し禁止で、こどもにいたっては贈呈図書が置いてある部屋にすら入室できない。だから児童書が折角たくさんあるのに、日本人の子どもはおろか、中国人の子どもですら見ることも出来ない状態で、全くのお飾り状態。
国際学校の先生も、図書館にあっても無駄だから児童書だけでもこの学校に置かせてほしい、と提案したらしいのだが、許可されなかった、という。それで先生が私達に言い出したのは、「日本の相模原市にあなた達日本人がこんな訳だから無錫国際学校へ置かせてもらうように無錫市政府へ働きかけてくれるように言ってくれないか?」との事。
しかしそんな事を相模原市に言っても、それは無錫市に贈呈したのだからそちらでお好きに、と言われるのが関の山。
相模原市もただ友好の証に飾られているだけの本を見たら悲しいだろう。はああ、もっと友好を有効に活用してくれ~。
そんなこんなで、なんだかすっかり疲れて帰ってきたが、すこーしずつ本が増えてきた。前途はまだまだ多難だが、まあなんとか頑張っていこう。
この本を置いてもらうのに国際学校側と話す。こちらの意図は、国際学校へ寄付するという事ではなく、置き場を提供してもらう。国際学校の生徒が自由に見るのはかまわない。現在、今年4月から無錫で日本語補習校を立ち上げようとしているので、4月以降は補習校の本という扱いになりそうなので、1ヶ月間をここの図書室に置いてもらい、4月からは補習校の教室で管理する(ことになるだろう)。
そんな事を中国語・英語を取り混ぜ、なんとか説明する。ほんとに意図が通じたかどうかよくわからないが、「OK、OK」という事になり、図書室へ。
以前来た時より、中国語の本がたくさんあった。しかし、よく話を聞くと、この図書室にある本のほとんどは、無錫図書館から借りてきた本で、学校の図書はほんの少ししかないそうだ。
先生いわく、「学校にはお金がない」。しかし、一緒に行った国際学校の父兄である友人からは「学費があんなに高いのに、なにをいうか!」の声。日本語の本は手に入りにくいのは仕方ないが、国際部の生徒の中には中国語を母国語としている台湾人などが結構いるのに、せめて中国語の本だけでももっと増やせばいいのに・・・。
しかし、この週末、中国人の友人に聞いたのだが、中国の学校の図書室というものにはもともとあまり本がない、という。大きな大学などとなれば話は別だが、小学校や中学校では学校の図書室の本を借りて読む、という習慣はあまりなく、各自それぞれ自分の家庭で本を買っているらしい。それではお金がある家庭の子どもしか本がたくさん読めないんじゃないの?と聞くと、そうとも言える、という答え。
私の感覚でいうと、学校なんだからまず図書室にはある程度本がある、と思っていたが、どうやらそれはこの国では通じないらしい。
これはビックリ、カルチャーショックを久しぶりに受けた。
こんな訳では待っていても絶対に本は増えない、と確信。補習校が立ち上がれば、徐々に日本語の本を増やしていく事ができるかなあ、と思う。
無錫図書館にある、友好都市から贈られた本。そこから何十冊か借りてきた日本の本がここの図書室にあるのだが、その借りてくる本の選択は誰がするのか?と聞くと、案の定日本語がわからない先生が適当に選別してくるそう。折角いろいろな本を読む機会を子ども達に作ってあげられるのに、それはもったいない。来週本の入れ替えをしに無錫図書館へ行く、というので、日本の本を選ぶのに係らせてもらうようにお願いする。
これらの贈呈図書、無錫図書館では館外持ち出し禁止で、こどもにいたっては贈呈図書が置いてある部屋にすら入室できない。だから児童書が折角たくさんあるのに、日本人の子どもはおろか、中国人の子どもですら見ることも出来ない状態で、全くのお飾り状態。
国際学校の先生も、図書館にあっても無駄だから児童書だけでもこの学校に置かせてほしい、と提案したらしいのだが、許可されなかった、という。それで先生が私達に言い出したのは、「日本の相模原市にあなた達日本人がこんな訳だから無錫国際学校へ置かせてもらうように無錫市政府へ働きかけてくれるように言ってくれないか?」との事。
しかしそんな事を相模原市に言っても、それは無錫市に贈呈したのだからそちらでお好きに、と言われるのが関の山。
相模原市もただ友好の証に飾られているだけの本を見たら悲しいだろう。はああ、もっと友好を有効に活用してくれ~。
そんなこんなで、なんだかすっかり疲れて帰ってきたが、すこーしずつ本が増えてきた。前途はまだまだ多難だが、まあなんとか頑張っていこう。