ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

江國香織の詩集など

2013-04-29 20:33:19 | エッセイ
 妻が江國香織が好きで、古本屋で買った文庫本をいつも読んでいる。妻によれば、江國香織は、夫を愛しているらしい。  ぼくは、ほとんど読んだことがない。  小さなぼくたちの家の、リビングもダイニングもキッチンも一緒の部屋で、妻が、ねえ、聴いて、と朗読を始めた。  すみれの花の砂糖づけをたべると  私はたちまち少女にもどる  だれのものでもなかったあたし  (江國香織、詩集「すみれの花の砂糖づけ」(新 . . . 本文を読む

秋山律子氏と山下雅人氏の短歌

2013-04-29 02:22:56 | エッセイ
 今は同じ気仙沼市だが、当時でいえば隣町出身で、この地方は、高校が男女別学だったので同じ学校になったことはないが、今は、統合して共学の高校になったから、同級生であるといってもいいさる女性と、最近、ネット上で知り合って、あの子とかこいつとか、あれこれの共通の同級生の消息やら、また、中央の仏文出ということで、私が若干は仏文とか現代思想とかをかじったこともあって、話の継ぎ穂も悪くないなかで、彼女が好きな . . . 本文を読む