538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

変態家族 兄貴の嫁さん

2009-03-25 23:53:45 | ピンク映画
周防正行監督作品
監督の出発点がピンク映画という方が最近世界的に
大きな賞を獲得されてましたが・・・

いきなり富士山の映像が・・・
ほとんど松竹のロゴのパクリですよね
っていうかよく似てましたねぇ

小津安二郎映画のパクリというかオマージュ
あるいはリスペクト
それともパロディ

小津の作品が周防監督の体に完全に染み付いちゃってる感じ
ある意味すごいですよね
小津作品をまんまなぞってるようで・・・

大杉漣さんはセリフ回しから、表情演技の端々に笠智衆を
いれちゃってるし

娘や嫁さんのセリフもどこか棒のように
小津作品
のしゃべりですよね

日本家屋も昭和2,30年代の家屋だし

飲み屋はゴールデン街の映像みたいでしたが・・・
川は多摩川でしたね
土手は川崎側の丸小橋付近

鉄橋をはしる電車は東急東横線
電車は東急車輛のグリーンでしたねぇ

嫁さん役の風かおるさんの
体系もどっか古い日本人の下半身安定型
しかし乳はおっきいでしたね

低予算でつくって
エロシーンをいれてれば
作者のいいように撮れる風潮なのでしょうか

あまりに小津をリスペクトしてるせいか
濡れ場はたくさんあるものの
ピンク映画の役割としてのカタルシスはかなり不足してましたね。

お父さんがお嫁さんと
っていうラストを期待していたのですが・・・
そこいらは観客の脳内でエンドマークの後に映像化
ってことでしたか

60分のオールカラーでしたね。
しかし変態家族といっても
誰も変態じゃなかったような・・・


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