華魁

最近リリースされた日本盤のＤＶＤではなく
フランス語Ｖｅｒの海賊版で見ました。
フランス語に吹き替えなのね

武智鉄二さん一体何をやりたかったのか？
芸術だなんだとごたく並べても結局はホンバン映画を撮りたかっただけなのかも
脚本・監督一人二役

谷崎潤一郎の「人面疽」の脚色だそうですが、「刺青」のシノップスも上手に取り込んでるのね

この映画の評価はかなり低いのですが
Ｂ級映画の要素をいっぱい含んでいて
いろんな意味で面白かったですよ。

挿入のシーンは別撮りであとから文字通りのインサートカットが多かったですが
喜助とのからみでもホンバンしてるか撮りかたがヘタでよくわかんないのですが

ジョージとのカラミではちゃんと

しかし、チンポはかじっちゃう
牧師の数珠とか十字架食いちぎっちゃう
精液をイメージしたのでしょうか白濁液を噴出するはの
クライマックスは「エクソシスト」の丸パクリ
武智監督のサービス精神には脱帽です。
もうここまでしてくれると笑うしかない。

しかしあんだけかじられて痛がってたのに
悪魔払いが成功即性交
って？
本当につっこみどころ満載！！

武智歌舞伎を起こされた方ですので
廓のしきたりとか所作もだけど、
さらに花魁同士の確執とか丁寧に描いてるし

廓のセットも重厚に作ってお金掛けてるのはよーくわかるし
監督のこだわりも見えてくるのですが
ホンバン映画へのこだわり
ってやっぱいくつになってもエロ親父なんでしょうか？

親父って言えば
娘川口小枝にこだわってるのも事実で
結局エロバカ、親バカということなのでしょうか

とりあえず武智監督のこだわりの強い
「白昼夢」より数段楽しませてもらいました。