538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

死刑台のエレベーター(1957)

2012-10-09 22:39:16 | 洋画
スカパーのIMAGICA BS無料放送でもあんま見たいと
思える作品も全然ない中、最終日にようやっと見つけた
角川映画が吉瀬美智子さんでほんとにつまんない
っていうか、あまりにもオリジナルをなぞったリメイクを
見せつけられてガッカリしたンだけど
それでオリジナルを見ようとしてたンですが
DVDでは発売されてはいるのですが
店頭で現物は見つけられなかった

ところが、この11月にBlu-rayで発売されるようですが
その前にBSでOAされたものをBlu-rayに先に焼いてしまった

リメイクのあまりのつまらなさにここにも
記事としてあげましたけどリンクしませんですが
リメイクの感想で私自身がオリジナルのエレベーターが止まるのは
停電だと記憶ちがいしてたようです
戦後12年だからといってそう容易くパリだって停電はしませんよね

モーリス・ロネはエレベーターに閉じ込められてても
かなり冷静に行動するのですね
無軌道な若い男ってあの名作「汚れなきいたずら」の
あの男の子だったんだ

1957年のメルセデスってドアがガロウイングなんですね
時代の最先端だったのねベンツってのは
ドイツの復興の尖兵だったって訳かな
日本は朝鮮戦争特需での復興ですよね

サスペンス映画ではあるのですが、
サスペンス感は薄く、エレベーターに閉じ込められた主人公と
町中を主人公を求めて流離うジャンヌ・モロー
そして若いカップルの刹那的な行動と
パラレルに描きながら
犯罪は割りに合わないよってそれらを見事に収斂させる
手腕の見事さに脱帽

古い映画だけど古さを感じさせるのは当時の
風俗だけで、映画としては全然古さを感じさせなかった

スタンダードモノクロ画面を最大限のサイズで
OAしてたのですが、オープニングクレジットの
画面だけど上下左右にブラックバーだったのが
なんだろうなぁ
そこだけが残念でした

1957年製作、フランス映画
ルイ・マル監督作品
ジャンヌ・モロー、モーリス・ロネ、
リノ・ヴァンチュラ、シャルル・デネール出演


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