538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

無頼非情

2012-10-05 01:07:19 | 洋画
「無頼」シリーズの第三作目
1,2作とは明らかに違う作品ですか
所謂プログラムピクチャーでのシリーズの持ってる宿命的な
主人公だけ同じキャラで違うお話を作り続けていくという

ある地方都市という設定で、時代は昭和31年
どっから見ても熱海ですがねぇ
冒頭義理で殺しにいくため、雨の中見つめてるアパートは
前作二谷英明さんが住んでいたアパート
近くの公園の遊具まで一緒
続けて見ると変なところが見えてしまうのね

殺される相手側は葉山良二さん
でその奥さんになんとその後国交大臣になった
扇千景さん、病院で寝てられる姿がお美しいし
お若くてスレンダーな容姿に感嘆
こちとら国交大臣の姿しかしらねえし

またまた舞台は横浜ですか
松原智恵子さんも前二作とは別人キャラではありますが
一途さは前作キャラと同じですか
これもシリーズもののお約束ですね

脚本が山崎巌と江崎実生、監督が江崎実生さんなので
所謂ニューアクションというよりは
ある意味コテコテのヤクザ映画になってる

主題歌やEDには渡さんが歌ってますし、
サイドストーリーには
内田良平、藤江リカの夫婦と悪役渡辺文男で
次郎長映画で有名な吉良の仁吉三下り半のエピソードを
パクっていましたねぇ

熱海から横浜ですから東海道ですか
列車がオレンジとグリーンの電車でしたが、
昭和31年にこのカラーの列車って走っていなかったのでは?
前の二作では蒸気機関車だったのにねぇ

藤江リカさんの歌唱シーンと擬闘シーンとの
カットバックとか、
カタルシスの擬闘での7色ペイントブチマケシーンなんかは
シリーズの統一性の表れの演出だと思うけど
どっから見てもコテコテなヤクザ映画だったと
もう一回言っておく

1968年製作、日活作品
江崎実生監督・脚本作品
山崎巌脚本、藤田五郎原作
渡哲也、松原智恵子、扇千景、葉山良二、和田浩治、内田良平、
藤江リ カ、渡辺文雄、名和宏 、郷鍈治、玉川伊男出演



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