538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

雨のめぐり逢い

2009-08-02 22:13:19 | 邦画
昭和52年の松竹映画
といっても、三協映画製作作品
梶原一騎さんの映画会社
最強のカラテ映画じゃなく

メロドラマ
それも主演が山城新伍で
相手役が竹下景子さん

原作・脚本が菊島隆三さん
この方骨太のドラマだけじゃなくて
完璧なメロドラマを作り上げましたね

メロドラマといっても、物理的空間的に
すれ違いさせるのではなく
東京の一つの小さな地域で

何気ない日常のなかで
主人公たちの葛藤と心理的な
すれ違いで見事なメロドラマを構築されてましたねぇ

山城新伍ちゃん恋愛ドラマ似合わない
と思いつつも
多少テレがあったのかしら
今までの軽さというかコメデチックなトコが
チラっとだしてましたけど
おおむね合格点

竹下さん盲目の主人公
メロドラマに強盗殺人事件をからませて
90分の尺で中だるみもなく
手堅く野村孝監督がまとめあげてましたね。

子の頃の日本映画のわき役の層が厚いんですねぇ
彼らが映画を面白くしてるんですね。