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寝具の商品情報から正しい使い方まで。健康的に上手に眠る(科学的?)サイト。ふとん屋の爺の「寝言戯言独り言・趣味」の話。

旅館の寝具と家庭の寝具

2015-01-24 21:52:43 | 旅・・・ホテル・旅館国内編

 エアウィーブは「加賀屋」さんや寝台列車「ななつ星」で採用されていると宣伝されています。また、丸八真綿さんの敷ふとんが以前多くの旅館で採用されたという実績があります。

 

 旅館や列車などと一般家庭とでは、寝具に要求される点で、主たる点が根本的に違うという事を知って下さい。業務用の寝具は陽に干せない(陽に干す時間が無いと言ったほうが正解かも)という事です。だから汗を吸わない寝具であり、ホコリが出ない寝具であることが求められます。もちろん汗を吸う寝具のほうが良いに決まってます。天然繊維とくに「木綿わた」の寝具は、汗を良く吸ってくれますが、吐き出す力が弱いのです。どうしても、陽に干す必要があります。

 陽に干すことができない「木綿わた」のふとんは、宿泊施設ではダメという訳ではありません。湿気の多い日本の気候から考えれば、湿気を良く吸うもめん綿のお布団で快適に休める旅館こそが、最高の宿だと思います。だが、手入れが大変ですから、天然もの(もめん・羊毛)は分が悪いのです。

 そんなお泊り客様に、湿気を吸ったジトッとした敷き布団を提供したのでは、美味しい料理も雰囲気も興醒めです。

 エアウィーブや丸八真綿さんの敷きは、吸湿性が良いのではありません。透湿性(湿気を通過させる)が良い、すなわち通気性が良いということです。温泉に入って、アルコールが入り、いつもと違う非日常性は気分もハイにならざるを得ません。さらに、冷暖房完備ですから、ふとんが寒い・冷たい(暑い)経験はほとんどの方が無いでしょう。

 湿気を吸ったジトッとした敷き布団に比べれば、寝床内気候がBESTとは言えませんが、とりあえず湿気が無い(少ない)エアウィーブや丸八真綿さんの敷きは多くの方にとって、まあそこそこの快眠状態になれます。

だが、・・・エアウィーブが良かったからと購入したが、自宅ではどこか違う・・・

 

 先日、お伊勢さんに参拝した帰り、以前から行ってみたいと思っていた「七栗の湯」・・・榊原温泉に宿をとりました。清少納言も言っているように、本当に「いい湯」でした。

 泊まった旅館・ホテルの寝具をチェックするという、悪い虫が爺の体には住み着いています。美味しい夕食を広間で頂いた後、部屋に戻るとお布団が敷かれてました。

 普段の爺婆の寝具から比べると、残念ながら最悪な寝具でした。

心斎橋西川の羽毛ふとん。品票には 「155x210㎝ 1.5kg」 が、かろうじて読めた。155x210㎝は側寸法で150x200㎝の商品でしょう。足が出ます。ちょっと短いです。 1.5kgとあるが、合いふとん程度の嵩であった。羽毛が千切れ、嵩が出なくなっています。まさに時代物ですね。たぶん20年以上は経っているだろうと思います。

特に問題だったのは、敷きふとんです。メチャ硬いため、腰が痛く夜中に何度も目が覚めたことでした。

 マットレスの生地は難燃ですが、中身は柔らかく薄いので、敷いた感じがほとんどありませんでした。(厚さ約4㎝程度)

 

 心斎橋西川の羊毛混硬わた敷き。完全にペッタンコ!ベッドパッドかと思えるほどに薄かった。厚さは3㎝程度・・・たぶん新品の時は7~8㎝はあったでしょう。 先ほどの「吸湿性」と「透湿性(湿気を通過させる)・通気性」の点からみると、吸湿性も透湿性も中途半端なんです。察するに、中綿はWOOL25%化繊綿が75%でしょう。化繊綿は元々陽に干しても干さなくても締まる(ぺちゃんこになる)一方です。だったらと、丸八真綿さんは旅館用にはWOOLを使わなかったのでしょう。化繊綿のみで初めから締めておけば良いのですから…。化繊綿主体ですから、湿気が籠ることも極めて少ないですね。

図1      図2

だが、今回の敷きはあまりに硬いため、腰の部分が浮いてしまい、腰の支えが無く、膝を立てて寝るか、横向き(側臥)に休まざるを得ません。(図1参照) 腰痛の原因は、腰の支えが無いことによるのでしょう。爺婆ですから、体型は若い方のように良くありませんが・・・。

 一方、マットレスなどが嫌いという理由は、腰から臀部の部分が沈み過ぎ、背骨のS字カーブが崩れることによって腰痛を起こすことになるからでしょう。(図2参照)

  友達と旅行すると、マットレスは嫌いだと言って、ふとんだけで寝る友もいる。マットレスを敷くと腰が痛くなるからと言う。今回の旅館でも、硬くていい寝具だったというお客様もきっといらっしゃったことでしょう。

 万人に良い寝具というのは、難しい。だが、最大公約数的にでも、もう少し良い寝具で寝たいものだ。歳を重ねるにしたがって体が硬くなり、僅かなことで寝違いや腰痛を起こす。若い時のように、特に幼児などのように「どこでも寝れる」という訳にいかない。

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