上手に眠れば元気になれる・・・ オーダー枕とベッドの快眠ひろば

寝具の商品情報から正しい使い方まで。健康的に上手に眠る(科学的?)サイト。ふとん屋の爺の「寝言戯言独り言・趣味」の話。

けじめ・・・卒業式

2011-03-30 14:35:07 | 爺の寝言戯言独り言

 新聞を見ていたら、東日本大震災の影響で、入学式の取り止めや延期を知らせる大学の広告記事が目に入ってきた。なんとなく淋しい感がする。非常事態だから仕方ない事かもしれないが・・・。

                 

 「冠婚葬祭」という言葉がある。「冠」は成人式、「婚」はもちろん結婚式、「葬」はお葬式、「祭」は法事など先祖供養となっている。爺流の極めて勝手な見解解釈は、「冠婚葬」には異論ないが、「祭」は法事だけでなく、入学式・卒業式を入れたい。特に卒業式は、「旅立ち・巣立ち」の儀式である。

 冠婚葬祭は「通過儀礼」であって、する必要はないという意見もあるが、爺は簡素化しても催行すべきだと思っている。特に「祭」は、時代や地域によって重きをなす行事が変わるように思える。戦時中などは徴兵検査に合格することであったり、米俵を一俵持ち上げることができると一人前に扱われるなど、主催者の目的のための集団的なイベントが多い。だが、本来の家族・個人の「祭」というならば、「七五三」とか「卒園・卒業式」であろう。

 人は成長するにつれ、立場にも変化が生じる。心構えが違ってくる。「祭」はその立場・心構えの「けじめ」であると思う。卒業式は今までの殻(環境)から抜け出て次なる飛躍を成長を目指す出発点であろう。他の一面から見ると「冠婚葬」は人生に一度だけの行事である(最近、婚を二度三度される方もあるが)。「祭」において、七五三や特に小中学校の卒業式は人生一回限りの行事である。

 今回の東日本大震災で、折しもそれら「祭」に巡った方々は、今すぐにとは言わないが、「けじめ」をつける意味においても「卒業式」は必ず行って欲しいものだ。また、震災(悲しみ)から子供たちが早く立ち直るためにも、どこかで区切りをつけてやりたい気がする。

 行方不明になった家族のご遺体を探しだすのも、「けじめ」かもしれない。ご遺体を荼毘にふすことによって現実を直視できるようになるのだろう。ご遺体が見つからないと、たぶんどこかで生きて・・・、ひょっこり戻ってくるかも・・・などと思ってしまうであろう。だが、「葬」という儀式が行えないと、頭では解っていても感情的には理解できないことになる。

 こんな文面は、被災された方にとっては、逆撫でされるようなもので、ご立腹される方も多いことでしょう。お許しいただきたい。一刻も早い復興を、また、「けじめ」をつけて、新たな生活が始まりますようお祈り致します。

  孫のお宮参り・・・爺になったというけじめでもあるかな?

 なぜ、こんな事を言い出したのかというと、以前、変な夢を見たからだ。

 「俺って大学卒業できたんだろうか?」と、夢から覚めて不安になったことがあった。思わず卒業証書を探した。頭では「俺は卒業した」と解っていたが、変な夢を見たとたん確認したくなった。婆から「何しとるの?」「いや、なんでもない・・・」と誤魔化した。

 なぜそんな夢を見たのだろうと考えてしまった。ひょっとしたら、爺は入学式には出席したが、卒業式には出席していなかった。その事が今になって・・・。その時はいろいろ忙しかった事もあり体調を少し崩していた。後で学生課に行って卒業証書だけを貰いに行った。もちろん、筒に入った厚紙が一枚入っているだけだった。ちらっと見ただけの確認ではあったが、後はそのままタンスの中に入れ込んだ。

 卒業式の後、皆と一緒に飲みに行った訳でもない。・・・・・「けじめ」がつけられなかったのだろうか。卒業証書という一枚の紙切れだが「確認」するにはなくてはならないものだということが分かった。

 もっとも、爺は成人式にも出ていない。当時住民票を大学のある弘前に移したこともあって、何故か碧南市からも弘前市からも、成人式の招待状は来なかった。という訳で、気持は19歳のままだ。 (・・・・単なるバカか?)

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初めての講師・・・

2011-03-29 00:58:24 | 高齢者の眠り・介護・住環境と悪徳商法

 昨日(いや24時を過ぎたので一昨日)の日曜日、以前から頼まれていたイベントに参加した。

 少しばかりカッコつけるなら「セミナーの講師」をさせて戴いた。高専賃で月に1回、一般市民の方を対象にした老後の生活についてのセミナーである。介護保険のことはもちろん、老後の生活費のこと、相続税のこと、お年寄りに優しい住宅改修・リフォームなど既に十数回行われたようです。

 「綿桂さんも一つ講師をお願いします」と最初に依頼されたのが5~6か月ほど前でした。「今からが、ふとん屋にとって最も忙しい時期です。勘弁してください。」そう言って逃げてきました。一か月ほど前に「そろそろ手が空きますか?以前からお願いしていた講師よろしく」と電話がありました。何とか断ろうと理由を探しましたが「忙しい」だけでは断りきれず、年貢を納めることになりました。

 

 まずは車いすの体験です。

 

参加して戴いた方は3名に説明するスタッフ3名、そして爺(講師?)

 参加生徒さん(60代ご婦人・70代80代の老紳士2名)に代わる代わる①自力走行と、②人を乗せた車いすとで、スロープを登ってもらいました。勾配は約4度・8度・10度の3種類の勾配です。

 ①の自力走行。・・・4度の勾配は皆さん介助者無しで自力で登ることもできました。でも8度になるともう自力では皆さん登れないといったところでした。がっちり体格の40代後半の男性が腕力に物いわせて何とか登ったという感じでした。

 ②の介助走行。・・・8度の勾配になると、ご婦人はたぶん乗る方が体重40kg以下でないと無理だと思われました。老男性陣はかろうじて8度は登れると言ったところでした。10度になると腕力のある40代後半の男性で、何とか登ることができましたが、一般人では8度が限度といった感じでした。

       

 その後、最高齢の生徒さんから「今日は眠りの話を聞けるというから来たんだが、その話は無いのか?」と言われました。正直、お話しする時間は「1時間」という事でしたから、車いすの体験だけで時間は無くなるだろうと思ってました。ほぼ、50分程経過しましたから、これで終わりだろうと思った矢先の言葉でした。「待ってました」という嬉しさと、「もう時間がない」という緊張とが入り乱れ、どこから話をしたら良いんだろうと戸惑いもありました。

 3名という少人数です。爺が「眠る」とはどういう事かという話を始めましたが、すぐさま質問が入りました。その後は一人一人の質問に答える形式でのセミナーになりました。中途覚醒や早朝覚醒の質問から、散歩は何時するのが良いのかという質問もありました。中には「どういう気持ちでふとんの中に入るのが良いのか」と聞かれました。「気持ち」とは哲学的に宗教的にどんな感謝の気持ちを持って床に入るべきかというものでした。仏教談議に話が移りそうになりましたが、時間も無いことで話を少しはぐらかしました。あっという間に50分が過ぎ、当初10時から11時の予定が、気が付けば12時15分前。ハチャメチャなセミナーでした。

 高齢になると多くの方が、どうしてもいろんな睡眠トラブルを持つものです。「8時間は寝ないといかんと思って、お医者様に4~5時間しか寝れんと言ったら、それだけ寝とれば大丈夫と言われた。その理由が今日あんた(ふとん屋の爺)の話を聞いてよう分かった。来て良かった。」そんなことを言って戴けるとは本当に嬉しいの一言に尽きます。とはいえ、初めてのセミナーは「由良のとを渡る舟人舵を絶え行方も知らぬ恋の道かな」ではないが、方向の定まらぬまま終わりました。

 生徒さんだけでなく、最後はスタッフまでもが、真剣に話を聞いて下さいました。

当施設のマネージャー様からは、「良かったよ!綿桂さんの話、これからシリーズにしよう」と言われました。  内心嬉しくもあり・・・・・・。 

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救援物資を持って行ってきました。

2011-03-23 06:30:08 | 爺の趣味の世界

 18日の事です。TVのニュースか、ネットかで知ったらしく、東海市で救援物資を集めているのでWatakeiからも供出したらどうかと発案がありました。

 30日(水)は定休日で社員の一人が名古屋に出かける予定だということで、途中ルートを変えて東海市に立ち寄って持って行くというのです。募集の救援物資は、バス・フェイスなどタオル類、タオルケット・毛布など、下着・靴下など衣類です。早速倉庫に行って在庫を見ました。半端になった在庫品を中心に段ボールに詰めました。締切まで10日間ほど時間がありましたから、お客様にも協力して戴こうと店頭に空の段ボールを置き、救援物資募集の張り紙を付けました。お客様からも家のタンス・押し入れに寝ていたタオル・下着などをたくさん入れて戴きました。

 募集締切は当初予定(月末)より早くなり22日になりました。僅か3日間でしたが、お客様にもご協力戴いた善意を無駄にすることなく届けたいと、急遽、昨日22日東海市まで段ボール数個を持って行きました。  http://twitter.com/watakeiko

 その時の会場の様子です。

 会場駐車場に着き車から段ボールを下すや否や、中高校生らしき若い人たちが荷物を持って行ってくれました。会場と駐車場との間には階段があり、段ボールを運ぶのに必要だろうと持って行った台車は用を無しませんでした。運び込むや即、ボランティアのお母さん方が仕分けしていました。

 お客様に協力戴いた品も全て新品でした。些細な事ですが、被災された方々に少しでもお役にたてれば嬉しいですね。

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オーダー敷きは寝心地が良いなあ

2011-03-21 08:21:31 | 敷きふとん

                 10年間高さ調節無料のオーダー枕

                一人ひとりの体型に合わせて、10㎝単位で固さを変えます

 オーダー枕とオーダー敷きとを同時にお買い上げ戴く方は少ない。オーダー敷きをご注文下さる方のほとんどは、オーダー枕を購入された後、数カ月から時には数年後という事が多い。昨日のように枕と敷きとを同時という方は年に1~2名といった具合だ。

 奥様は日本ベッドのシルキーソフトを2年ほど前にお買い求め戴いている。ご主人はベッドが嫌いと言われる。未だに「もめん綿の敷きふとん」1枚で寝てみえる。

 間もなく70にならんとするお客様です。首に違和感を最近覚えるようになり、お医者さまからは枕を見直すようにと言われたそうです。そんな理由もあって、奥様のお薦めで「オーダー枕」をと、ご来店戴きました。一方ふとんの上げ下ろしや日干しは、奥様が腰を痛められた事もあって、ご主人自ら行ってみえるそうです。だが最近は、特にふとんの日干しがエラくなってきたそうです。今までふとん屋に来ることなど無かったのですが、枕を作るのと一緒に敷きも新しくしようと、初めて(?)弊店に入って戴きました。

 オーダー敷きのサンプルの上で、オーダー枕を試して戴きました。微調整後、気に入って戴きお買い求め下さいました。

                       ブレスエアの入った   

 話は「敷き」に移りました。普段はもめん綿入りの敷きふとん1枚でお休みです。出来るだけ近い寝心地をと思い、Watakeiオリジナルの敷きで固めのブレスエア入り羊毛敷きふとんに寝て戴きました。

 「寝心地はいかがですか?」

 「さっきの方(オーダー敷き)が良いなあ」と。

 他の敷きふとんも試し寝をして戴こうと思いましたが、「これに(オーダー敷き)にする。」正に即決でした。

 「3週間ほどかかりますが・・・」

 「寝るふとんが無いわけじゃないから、それ位待ってるよ。3年待てと言われりゃ死んどるかもしれんが」

 冗談を交えながらも、余りにあっけなく(失礼)購入を決めて戴いたので、少々びっくりしました。お店に来て戴いたのはたぶん初めてでしょうが、今お使いのお布団もWatakeiのふとんであり、先代からの古いお客様ですから生まれてこの方「Watakeiのふとん」以外は寝た事がないと言っても過言ではない方です。

 爺がお薦めするからというより、爺の祖父母・父母がまじめに良いふとんを商なってきたから、いとも簡単に信頼下さったのだと思います。そして、今日お買い上げ戴いたオーダー枕・オーダー敷きでさらに快眠戴ければ、次の代もお付き合い戴けると思っています。

 ありがとうございます。

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避難所で温かく過ごす・・・地震から1週間

2011-03-19 07:25:26 | 爺の寝言戯言独り言

 今回の地震で改めて実感したことがある。

 「温かく眠れる有難さ」 そして 「ぐっすり眠れる幸せ」である。

 TVの画面から流れる映像は疲れ切った被災者の顔であった。「ほとんど寝れません」「寒くて寒くて・・・」「子供(赤ちゃん)が泣くと皆さんに迷惑だから・・・」「手足をしっかり伸ばして暖かく寝たい」「暖かい風呂に入りたい」・・・etc。

 爺自体、最近は体力も無くなったからか徹夜で仕事をするなどという事はもちろん深夜まで働くことさえも不可能な体になってきた。無理が効かないのだ。自分の意思で起きていよう思うのだから、まだ多少は頑張れるかもしれないが、被災して「眠りたくても眠られない」「寝たくても寝られない」 これ以上の苦痛があるだろうか。人は眠らないと死ぬ。

 被災して一週間が過ぎた。災害があっても3日もすれば救援が来て貰えるから、非常食などは3日間分用意しておけば良いと言われていた。だが、今回の地震では三日過ぎても救援は届かない状態が続いている。自分が被災者であったら、たぶんもう限界だろう。寒い、そして眠れない夜が続くことは、更に精神的に追い詰められるだろう。唯々TVを見て手をこまねいているだけの自分が空しい。

 政府は何をしてるんだと怒鳴りたくなる。

 だが一方では首相をはじめ官房長官など政府閣僚の皆さんが官邸などに詰めたままで、しっかり寝ていないらしい。判断を誤るといけないからしっかりと休息(睡眠)は取って貰いたいと誰かが言っていた。爺も同感だ。

 政府・閣僚の仕事は復旧の手順・道筋を示し、国民皆さんがその方向に動けるようにすることかと思う。道路や物流が改善すれば、被災者・被災地に物資を送ることもできる。だが、今は現実送ろうにも宅配便などトラックが動いていない。食料が、医薬品が、燃料が届かない。届けることができないなら、被災者を安全な地方へ送り届けることを考えるのも国の仕事だろう。いざという時に助けてくれない国、口先だけの議員はもう要らない。早く何とかして欲しい。

 

 碧南火力発電所(総出力 4,100,000kW:愛知県の総使用電力の半分は賄えるとか)  地震後、発電所はフル操業しているようだ。衣浦湾から知多半島を望む

 湯たんぽの薦め

 こういった災害時、しかも寒い時だ。体育館などに避難していても天井が高く、しかも床は固い、良くて天然木のフローリングだ。ストーブを点けても暖かいのは放射熱に当たる部分だけだ。しかも空気が汚れる。狭い部屋なら温かくなるが、炭酸ガス中毒が心配になる。

外気温が低い時外気温が高い時

 このブログでも何度か書いているがキーワードに「深部体温」というのがある。深部体温とは人間が生きて行く上に重要な身体の中心温度(中核温)であり、一面では脳の温度であり、また一面では心臓へ入る血液の温度でもある。もちろん、肝臓など臓器の体温でもあるが、部位によってはバラツキがある。これら言ってみれば、頭からお腹までの中心部の体温である。この部分の体温維持のために人の体は、残酷にも手足など末端を殺してでも中心部の体温を維持しようとする。「凍傷で手足を切断」などという事件事故になる。

 

 人は体温を維持するために、熱産生を行う。それでも寒いと「震え」という行動で筋肉を動かし熱を発生させようとする。エネルギーを消耗する訳である。今回の地震の被災者の方々はエネルギーが不足している。つまり、食料が不足している。寒さに強いという意味では、太った方(脂肪の多い方)は脂肪を燃焼させる、いうなれば燃料の蓄えが多くあるという意味もあるが、皮膚温が下がっても皮膚からの熱が逃げにくいから体温調節のための産熱量の増加が少なくて済む(水色で囲った部分)。使用するエネルギーが少なくて済むという事だ。結果、環境温度がより低くなるまで影響が少ないことになる(黄色で囲んだ部分)。痩せた方よりは生き延びる確率は高くなる。

 避難所での生活には「如何に熱(体温)の逃げを防ぐか」が大事なポイントでもある。床に薄い敷きでは熱が逃げやすい。例えば、段ボールなどでも敷けば違うと思う。その段ボールさえ津波で無いのが現状だろう。

 被災者ではないからそんなことを言っていられるのかもしれないが、現実の寒さをどうしのぐかを考えねばならない。先ほども言ったように、人は生きるために体の中心(胴体と頭)を守ろうとする。手足に熱を送る(手足を温める)事はしない。もし、手足を温めようとするなら、エネルギーの消費が増える。人間の体は計画停電のような訳にはいかない。発電量(発熱量)以上に消費量(エネルギー消費と熱が逃げる)がふえれば、大規模停電(深部体温の低下)が起きる。つまり、人間にとっては手足に送るエネルギーが不足すれば、凍傷そして手足の切断となる。十分なエネルギーの補充が無い被災者は最悪「死」することとなる。高齢者でお亡くなりになる方が現にいるのは悲しい。

 飲み水は確保し辛いが、飲料水以外の水は多少手に入るのでは・・・。お湯を沸かして「湯たんぽ」を用意できれば、エネルギーの消耗を少しでも抑えることができるだろう。自分が「湯たんぽを」と言っても、現場を知らない奴の戯言とお叱りを受けるかもしれない。寝床内気候を少しでも「33度±1度、湿度50%±5%」に近づけるためにも、工夫をして欲しい。

 もし、湯たんぽで命が救えるなら・・・。

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寝室環境を考える(2)・・・寝室の暖房

2011-03-15 22:12:01 | 高齢者の眠り・介護・住環境と悪徳商法

 当初この日のブログは9日にUPしようと書き始めた。葬儀に参列した後は大阪出張もあり忙しくバタバタし、書きかけの状態であった。さて、と思いきや今回の地震!世の中一瞬先は闇というが正に実感せざるを得ないところであった。

 WatakeiのHPのサーバーが横浜にあり、地震後どうやらサーバーがダウンしたらしく、HPを見ることも、メールを受け取ることも月曜日の朝までできませんでした。今は正常に戻ったがどことなく落ち着かない。 

 

関帝とは三国志の英雄「関羽」のことである。

関羽は誠を尽くし義を重んじ約束事を守る人であった。その精神は商人にとって最も大事なことでもあり、商いの神様として祭られることにになったそうだ。

 さて、睡眠環境診断士の更新受講の2日目の夜、中華街に繰り出した。関帝廟の前を通り、路地を入った(正直小汚い)中華料理店の二階にて、講師の先生方と飲み食いしながら内輪話に花が咲いた。

 愛知医科大学名誉教授(医博)小川徳雄先生と席を隣にさせて戴き、短い時間ではあったが先生の私生活もいろいろ聞かせて戴いた。自宅は平屋で、開業医でもある奥様とお住まいだそうです。先生のお宅も居間は床暖房で、冬でも殆どエアコンをかけた事が無いそうです。

 床暖房は室内の温度分布に差が少なく、快適です。一般にエアコンだけですと、どうしても上部は温かいのに足元は寒いという状態になり易いですね。その点床暖房はとにかく足がぬくぬくして快適で、この上無しと言った感じです。

 

 だが、寝室の暖房となると、少し話が違ってくるようです。寝室の場合リビング以上に室温と湿度とのバランスが大事なようです。ふとんの中では、人は湿気があった方が実は温かく感じるようで、ほんのわずかな「蒸れ」が温かさと快適さの分かれ道を作り出しているようです。「蒸れ」の全く無いふとんは温かくないふとんかもしれません。ウールや羽毛は空気をたくさん含むから温かいと良く言います。もっとも、ウールが温かいのは他に水分保有率が他の繊維に比べ高いからかもしれません(この部分はまだ勉強不足で正しい事は後日)。 だが、必要以上に「蒸れ」ると、逆に寝苦しさを感じます。

 快適寝床内気候は「33℃±1℃・湿度50%±5%」と言います。(絶対湿度は0.016kg/kg・・・1kgの空気中に何kgの水分が含まれるか、この場合16gの水分が含まれます。室温が21℃になると、ほぼ湿度は100%となります) 【湿り空気線図における黄色のラインを参照】

 寝具の中は快適で、快眠が得られたとしましょう。ところが、寝室の温度はというと、地区によっても違いますが、この場合は10℃としましょう。21℃で湿度が100%になる訳ですから当然のこと結露ができます。一時的にはパジャマや敷きふとんが吸ってくれますが、敷きっ放しにすれば「カビ」の温床となるのは明明白白です。冬場にカビ(の事故)が発生し易いのはこういった理由からです。

 

 一方、冬太平洋側の場合、例えば、室温13℃で湿度30%とした場合、暖房をかけ室温が20℃になったとすれば、それだけで湿度は18%まで下がることになり、当然のことながらカラカラですから加湿が必要となります。冬の朝、咽にイガイガ感が起こるのは単に乾燥し易いからということかもしれません。

 床暖房であれば室内温のムラは少ないと思われますが、乾燥については若干の注意は必要ですね。当然のことながら、電気ストーブなどは温度ムラも生じ易いと思われるし、乾燥が進むことになります。デロンギヒーターなどは電気ストーブに比べれば室温のムラも少なく乾燥も酷くないと思われがちですが、先程の湿り空気線図(h-x線図)から分かるように、空気中の水分の絶対量に変化が無ければ、いずれにせよ湿度は下がります。寝室内の空気は動きが少ないので、自分の吐く息の湿気で多少緩和されている面もあるようです。話が飛びますが、マスクをしたような「パジャマル」は咽に優しいと言えます。飛行機の中は相当乾燥しています。機内で婆も「パジャマル」を着て過ごしましたが、これが結構良かったと言ってました。

昨年のフランス旅行では、機内ではこんな恰好で過ごしました。

 一方、夏の場合、室温30℃で湿度約80%(絶対湿度0.022kg/kg)の蒸し暑い熱帯夜であっても、除湿運転によって湿度約50%(絶対湿度0.014kg/kg)になれば人は快適と感ずることができるようです。皮膚からの汗による気化熱の作用です。また、扇風機・うちわであっても体にまとわり付いた湿度の高い空気を飛ばすことによって湿度の低下が期待でき人は多少なりとも涼しく寝られます。

 最近のデジタル時計には、温度・湿度も表示されます(精度は余り良くありません)。目安にするのも良いと思います。今、爺のマンションのリビング&ダイニング(LD)は24.4℃・湿度32%、寝室は18.3℃・38%と表示されています。湿り空気線図(h-x線図)から読み取ると、空気中の湿気の絶対量はLDが0.0059kg・寝室は0.0050kgです。食事の支度と食事そのものをしたことによって、少しばかり加湿され絶対量が異なりました。前日帰宅直後では、偶然にも LDが21.7℃湿度28%、寝室が17.8℃湿度35%で絶対量は約0.0045kgでほぼ一致していました。

 夏季に比べ冬季はわずかな室温の変化で湿度が変わってきます。加湿・除湿を上手にして下さい。人の身体からもそれなりの湿気が発生していますので、冬場、加湿し過ぎたり、ふとんを干さなかったりするとカビが発生することにもなりかねません。ここらあたりのバランスが大切なようです。

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オーダー枕の無料調整会

2011-03-14 06:50:52 | まくら

 快眠オーダー枕の価格が変わることをお知らせするのが、一つ目の目的でした。二つ目の目的に、本来いつでも無料調整ですが、快眠ひろばスタート初期の頃のお客様には無料調整期間は2年間とお話しした方もあり、今回無料で調整させて戴く旨をハガキでお知らせしました。また、三つ目の目的として、すでにお買い求めのお客様には、お友達紹介をお願いしました。

 そんな欲張りな企画を2月下旬から「オーダー枕の無料調整会」として開催してきました。地震で揺れてる最中も枕の調整をしていました。平日は、調整のお客様は1~3名ですが、土日は新規客様もあり、結構忙しくさせて戴いてます。昨日も調整のお客様、新規のお客様それぞれ4名様ずつありました。土日は調整のお客様には出来るだけ予約をお願いしてます。お陰で新規のお客様と重なっても殆どお待たせすることなく対応させて戴いてます。

 「値上がりする前に」という理由ももちろんありますが、友達・家族の紹介で来られる方がとても多いようです。

 中には、一昨日土曜日に作って「すっごく寝れた」と言って昨日(日曜日)お母さんを連れて来ていただいた息子さんもありました。お母さんのご実家は四国だそうです。お祖母ちゃんにも作ってあげたいが四国に同じ(枕を作ってくれる)ふとん屋さんがありますか?と。もちろん、四国の「快眠ひろば」のお店を紹介致しました。

 1月末にご主人がオーダー枕を作られました。「おっかあ(奥さんのこと)のいびきが何とかならんかね」と言いながら、奥様にも是非作るようにと連れてこられた方もありました。

 中には、どこか調子が悪いですか?とお聞きしても「どこも悪くない。でも葉書が来たからなんとなく見て貰おうと思った」とおっしゃる方もあり、今月に入って数人ありました。

 

 でも、枕の調整をしながらも「地震・津波」の話題が多かったですね。

 碧南市は地図を見るとお分かりのように、渥美半島と知多半島という自然の防波堤があり、津波が入りにくい地形にあります。今回も渥美半島外海の田原では最大140㎝の津波を観測しましたが、碧南は60~70㎝だったようです。リアス式ですと湾の奥に行くにしたがって津波の高さは急激に高くなるようですが、衣浦湾・伊勢湾は入口(伊良湖岬と鳥羽との間)が少し狭く、湾内で一旦広り津波の影響は軽減されます。お客様ともども碧南は良いね、良かったねと異口同音のおしゃべりになりました。

 

 2年ほど前にオーダー枕をお買い求め戴いた方です。オーダーまくらの最も柔らかいパイプ素材で作りましたが、固くて今は使っていないと言われました。パイプから、「つぶ綿」に変更しても、なんとなくしっくりこない。そこで、爺の発明した(?)ニューダウンピローⅡを試して戴いたところ、柔らかくて気持ちが良いとべた惚れで即購入下さいました。このダウンピロー、女性には人気がありますが男性で気に入った方は今回が初めてだったと思います。

 喜んで戴いたのは嬉しいのですが、折角お買い上げ戴いたオーダー枕を何とかならないかと思案しました。そこで、ちょっと応用して作りました。中材に羽毛を入れてみることにしました。

羽毛(WDD90%)の中袋を + オーダー枕の側に入れました。

 大変ソフトに仕上がりました。とはいっても、元々のオーダー枕は表面がハニカム構造の生地ですから少し固めに出来ました。その分「夏のまくら」としてお使いいただければ良いかと思っています。

 枕はわずかな高さの違い・感触の違いなどで寝心地が変わって来ます。評判が良い枕≠あなたもぐっすり枕、とは簡単に行きません。枕が変わると寝られない方も世の中多くみられます。可能であれば、快眠ひろばのオーダー枕で被災者の方々に熟睡をプレゼントしたいものです。

 連絡の取れなかった青森と郡山の友人は無事という事が分かり、ホッとしています。友人のみならず、被災者の方々に何もしてあげられないことに歯がゆさを感じています。

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電気が無くても暖かい!

2011-03-13 08:09:08 | ムートン

 その時(11日14時46分)は店舗2階の食堂で遅い昼食を摂っていました。ゆっくり大きく揺れました。多くの方がそうであったように「目まいか?ひょっとしたら脳梗塞?」と勘違いするような、いままでに経験したことのない地震でした。

 婆が「地震だわ。・・・船酔いしたように気持ち悪い揺れだね」と。「どこかで大きな地震が起こったんだろう」などと、悠長な会話をしてました。暫くしてTVでに地震速報が流れました。「大津波警報」がでました。正直、津波警報・注意報は聞いた見た事はありましたが、大津波警報は初めてでした。

 時間が経つにつれ、とんでもない地震だという事が分かって来ました。阪神淡路大震災の時もそうでしたが、後から後からいろんな事象が起きました。

 災害(地震)の全容が分かってきて、まず仙台にいる姪家族の事が心配になりました。秋田の義姉に電話しました。仙台への電話が全く架からず酷く心配してました。数時間後仙台から電話で全員無事と連絡があったそうです。暫くして船橋の義姉にも電話が繋がり「戸棚の中の食器が相当割れた」と言ってました。間もなく臨月になる姪も無事らしいと聞き、ただただ「良かった、良かった」と婆と喜んでました。

 落ち着くと、青森と郡山の友人は?と思い出し、電話を架けましたが全くの不通です。翌日になっても不通です。青森の友達は浅虫のしかも海岸に近い所に居を構えています。連絡が着かないのは余計心配ですがなす術もありません。唯、無事を祈るのみです。

 

 以前、大阪のマンションの10階に住む西川の社員が言ってました。地震でエレベーターが止まり、水を持って10階まで上がるのはメチャしんどかったと。そのことを思い出した婆は、地震のあった夜、2リットルのペットボトルを1ケース(6本)買いこみました。数日前に秋田から届いた米(5kg)と共に、合計17~8kgです。もちろん部屋まで運ぶのは爺の役目です。もしエレベーターが止まったら19階まで、と思ったら・・・。とんでもないないことです!!

 免震構造のマンションですから、大丈夫と思いつつつも、・・・心配しながら戸をあけました。変わったところは見当たりませんでした。床暖も機能してました。全く何事も無かったように、普段と変わりなく生活出来ました。このマンションに住むことを決めた理由の一つに、安全を買うことでしたから、TVで見る映像にそれはそれは「ありがたい」気持ちでいっぱいでした。

                                

 原子力発電所が心配です。早く鎮火することを祈ります。こういった事故が起きると原発に対する風当たりは強くなるでしょう。やはり原発は廃棄すべきかもしれません。では、不足するエネルギーをでは何で補うべきか。素人考えとしてはまず、太陽光発電を増やすのが良いと思われます。爺の店の屋根は約600㎡はあるでしょう。そこに太陽光パネルを敷いたら、ちょっとした発電所になるのではと思います。次に、「海」を利用することですね。波・海流・海水そのもの、などが考えられます。他にもいろいろありますが、安全で無尽蔵なエネルギーを利用できるようにするため、国は研究開発費を出すべきでしょう。

 いずれにせよ採算は?それが問題でしょう。あたりまえかもしれませんが、自分の体温だけで、温かく寝ることができるのは省エネの極みですね。寒いからと言って電気毛布などを使うより、ちょっと高価ですが、ムートンなら温かく、しかも上手に使えば、20年から50年は優に使えます。お店でお確かめ下さい。

びっくり価格のムートンフェア開催中です。15種類55枚超特価で大放出!!

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ブログが縁で・・・エコで衛生的なBEDマット

2011-03-11 09:45:23 | ベッド&ベッドマット

 一昨日の水曜日、定休日ですが渥美半島の田原市へBEDマットの配達に伺いました。およそ一か月前、爺の拙い文章にも拘らず、このブログをお読みいただき、世界一のマットと爺がお薦めするマットをお求めに、2時間余りかけて碧南までお越し戴いたのです。

 このマットの最大の特徴は、空気触媒のTioTioです。

 ベッドを日に干すというのは、現実不可能に近いです。でも、このマットの生地なら空気触媒ですから空気さえあれば雑菌の繁殖を抑えてくれます。 一方で、「光触媒」というものがあります。光があれば雑菌の繁殖を防ぐというものです。でも、寝室は光の届きにくい、また、もちろん夜は光は殆どありません。

 TVで最近「ベッドマットを洗う」・・・すなわち「ファブリーヌしよう」というコマーシャルがあります。確かに大部分の皆さんは、購入以来何年も何十年もマットは洗われることなく、日に干すことさえせずに使ってきたことでしょう。今さらながら、不潔と思ってしまいますね。

 

 もう一つこのマットの特徴はシルキーでかつ、「ハードとソフト」です。 ハードとソフト、あるのが当たり前!と言われる方もいらっしゃるでしょう。実はメーカーの定番は「レギュラー」の硬さしか作っていないのです。つまり、ハードとソフトは別注品です。そして、シルキーTioTioは愛知県下ではWatakeiのみの販売なのです。結果的にいえば、シルキーTioTioのハードとソフトはWatakei オリジナル商品なのです。

 他の販売店ではシルキーTioTio のハードとソフトは販売できないのかといえば、そんなことはありません。ですが、他店ではシルキーTioTioのレギュラーの展示さえしていないそうです。結果、シルキーTioTioのハードとソフトはWatakeiオリジナル商品となってしまいました。

 ・・・・・

 碧南を12時半ごろ出発し、御宅に着いたのが約14時15分ごろ、道も思ったより空いていたので予定より30分近くも早く着きました。

 納品設置が終わった後、ご主人奥様のお言葉に甘え、図図しくもリビングで会話を楽しませて戴きました。爺のブログのご愛読者だそうで美味しいコーヒーを御馳走になりながら、ブログを褒めて戴き、冷や汗のでる思いでした。初めて伺ったお宅ですが、、旧知のお客様のように楽しくそして「為になるお話」をお聞きしました。

 お宅の写真をここに掲載すれば、また、会話の内容をここに記せば、お買い求め戴いた方がどなたかということが、簡単に分かってしまいます。そんな訳で、写真の掲載と会話の内容は今回は割愛です。

  東京ベッドのポケットコイルマットです。

 回収してきたベッドです。20年お使い戴いたそうです。処分されるマットも本望でしょう。そして、一昨日納品したシルキーマットはたぶん30年以上(爺の思いでは40年ほど)は使って戴けると思っています。その頃には爺はこの世には居ないかもしれません。エコを売りにした家電が今日もTVでCMされてます。でも、5年から10年で廃棄処分される家電と違って、5倍程の寿命のあるマットです。これをエコと言わずしてなんと言うべきでしょうか? 

 本日もシルキーマットハードSDとベッドフレームの納品があります。来週は刈谷市へシルキーTioTioハードの配達を予定してます。

 愛知県下で日本ベッドをお求めなら、是非Watakeiまでご来店下さい

 ノンコイルマットやウッドスプリングBEDも多数展示してます。無料・体型測定で、最適な硬さのマットがご提案できます。

 お店はこちらです。・・・・・・

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「快眠ひろば」は天職なり

2011-03-08 23:48:53 | 心の世界・死後の世界・・・神社仏閣

 人生、何故そんなに急ぐ必要があるのだと思う時もある。だが、急がねばならない。時間が無いのだ。人生わずか80年程度だ。かって信長が愛した(と言われる)幸若舞に「人生五十年下天の内を比ぶれば、夢幻の如く也。一旦生を得て滅せんもののあるべきか」とある。爺に残された時間がどれだけかは分からない。

 

 7日に、植村浩(小野ふとん店社長)様の葬儀に参列させて戴いた。彼は「快眠ひろば」の中部・北陸の地区リーダーである。彼は最後まで、仕事の事・家族の事を考えていた。家で寝ていることが出来ず、店先に置いた車の中に横たわって、店を見守っていたという。壮絶な最期と言えるかもしれない。「快眠ひろば」に巡り合って「天職を得た」と言ったそうだ。さあこれからという時に、逝ってしまった。その悔しさは幾ばかりか・・・。

 『あなたが無駄に過ごした今日は、

 昨日死んだ誰かが死ぬほど行きたかった明日なのだ』

 石川寝具ランドの四代目のブログの中に書いてあった。マンガのなかの一節らしいが、何度も何度も読み返してしまった。

 8日、チェーンの特別プロジェクト会議があり、朝から大阪へ行った。行き帰りの新幹線の中で「正法眼蔵Ⅰ」を読み始めた。現代文訳ではあるが、極めて難しい。以前、映画「道元」を見た後、書店に立ち寄って買った二冊の内の一冊だが、凡そ一年ほど積読状態であった。

・・・諸々の現象のなかに自我の在りようを認識するのが悟りである。迷いを迷いとして大悟するのが覚り得た人々であり、・・・

 たぶん、植村さんは自我の在りようを認識でき、迷いを迷いとして大悟することができたのだろう。 でも訊ねることはもうできない。

 我々が葬儀に参列する意義は、故人の生き方を知って、己の人生を反省し、更に、これからどう生きるべきかを再考する場を与えられたと思うべきかもしれない。時間の歩みは万人に等しい。だが、人生の長さは自分の意思で決められない。人はよく「生かされている」という。その「生かされている時間をどう過ごすか」が人というものなんだろう。彼のDNAはご子息に受け継がれていくだろう。ふとん屋を継ぐことが目的ではない。お父さんがどう生きたかということを受け継ぐことが大事である。

  また、春は巡って来る。でも、同じ春はもう二度と来ない。この世は無常なり。

 今までの経験から、どうしても人は判断してしまう。経験不足を少しでも補うために、本を読んだり、人の話を聞こうとするものである。

 こうたろうくん! 世の中の皆さんの健康のため快眠のため、役に立ちたいと思い「快眠屋おの」を背負って行こうとするなら、「快眠ひろば」の同志はきっと力になってくれるでしょう。

・・・・・植村浩様のご冥福をお祈りいたします。

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寝室環境を考える(1)・・・電磁波とベッド

2011-03-07 06:55:05 | 品質の話

 今回、睡眠環境診断士の更新のための受講の最大の目的は、コイルの入ったベッドマットと電磁波の関係をより科学的に知りたかったからです。

 最近、「コイルの入ったマットは電磁波を吸着するから、身体に悪い」と良く言われます。中には「コイルの入ったマットは電磁波を発生する」と言われます。本当にこの「命題は正しいのか」いうことです。それが本当なのかという事を知りたかったのです。

 理解できたか・・・・ はっきり言って爺の頭脳では余計判らん!という事が解った ・・・ということだ。電場と磁場との違いさえもがよう解らんのです。

 

   (電)磁場は身体に悪いのか?

 現在の国際安全基準のガイドラインを採用(?)している日本では1000ミリガウス(mG)までは許されているようです。一方、世界で最も厳しいスウェーデンなどでは「2ミリガウス(mG)」である。なんと日本の500分の1である。この2mGという値はどこから来たかと言えば「2mG以上の磁場のあるところでは子供の小児がんの発生率が2.7倍にもなり、さらに3mG以上の地域では3.8倍になる」という報告があったからだ。また、4mG以上で小児白血病の発症率が2倍以上になるという。健康意識の高いスウェーデンでは、1993年以降、2mG以下になるように高圧線の鉄塔撤去をおこなってきたそうです。また、他の国では高圧線の鉄塔(電線)から○○○m以内では生活してはならないとして家屋の建築を許可しないとしました。

 なお、16mG以上の電磁波を「強い電磁波」と言うそうです。

   

今回爺が使用した電磁波測定装置です。

   ところで、この2mGとはどれくらいなのか?家庭内・家電製品などから出る電磁波はどのくらいだろうか。

 機器名◆◆mG【▼▲mG/●●cm】機器名の後の数値◆◆mGは一般に言われる数値(今回はA社の数値)、【▼▲mGは自宅で爺が測定した数値で、 ●●cm は、2mGになるまでの距離です(どれぐらい離れると良いか)。

 主な家電製品では①電子レンジ200mG:【20~150mG/2mG以下になる距離は、40cm】 ②携帯電話:200mG【3mG・40V/m】測定方法が違うのか値が大きく異なりました。 ③掃除機:200mG :【150~200mG/50cm、なお急速充電器でも充電中はほぼ同じ数値でした】 ④エアコン:20mG【20~25mG/20cm 単相200V】 ⑤カラーTV:20mG【画面2~100mG/40cm】  

 その他としては、⑥冷蔵庫:20mG【運転中に遭遇せず計測不能】  ⑦コーヒーメーカー:1mG【電気ポット15mG/20cm】 ⑧パソコン【15~25mG/20cm】

 

   もう一つ注意すべきは屋内配線だそうです。直接目に触れないためについつい見落としてしまいます。

 安全値とされる測定値は4ミリガウス未満ですが、A社の測定では、居間の床・壁で1.0~1.5ミリガウス、寝室の床・壁で0.5ミリガウス、台所の床・壁で2.5ミリガウスだったそうです。爺の測定では床・壁などは殆ど反応しませんでした【~0.2mG】。ただ、照明スイッチのところはOFFでは殆ど反応は無かった【~0.2mG】が、ONにすると照明器具の消費ワット数にほぼ比例して【1~7mG/5cm】ほどの反応がありました。

 寝室のスタンド25W電球を点灯しても、殆ど反応はありませんでした。0.1mG以下と思われました。 

 

 こうしていろいろと測定してみましたが、また、以前ベッドマットの上での検証でも、いわゆる2mG以上になる事はありませんでした。要は大きな電流が流れなければ、身体に直接害を及ぼす事は無いと思われます。

 講義の後の質問で先生に聞いたところ、問題とすべきは電気毛布や温熱敷きふとん等です。A社が実際に測ってみたところ、一流メーカー電気毛布で7mGだそうです。許容値である4ミリガウスをオーバーしていることにくわえ、利用時間が長い(6時間以上使用され、且つ通電したり切れたりします)から身体に対する影響は複雑になると思います。最悪ですね!さらに、電気毛布や温熱敷きふとんなどと「コイルの入ったベッドマット」とを同時に使用する時にコイルが共振(?)して電磁波が生じるようです【電気毛布は我が家には無いので測定不能】。もう一つ見落としてならないのがベッドのフレームに金属が使われている時です。パイプベッド・介護ベッドなどは要注意ということですね。なお、電気カーペットも電気毛布よりは数値が低いようですが注意すべき商品のようです。

 Watakeiで販売する温熱ふとん【ダンクリニック】は電磁波の発生は有りません。だから、ベッドの上で使用しても問題は無いと思われます。

 コイル入りベッドマットの場合「コイルに電磁場が生じているのか」といえば生じている事は事実のようです。 「フレミングの法則」を思い出してみましょう。鋼鉄のコイルが伸び縮みをすれば電流が生じるという事らしい。すなわち、ベッドの上で寝返りをすれば電流が生じる。ただ、その数値は殆ど測定不可能な数値と言えると思います。

 まだまだ分からないことがいっぱいです。今日のブログも間違ってるかも知れません。間違い・表現の誤りなど有りましたら、どなたでもご指摘戴きたいと思います。

 

 現代人の生活に於いて、電磁波の心配のない生活は可能だろうか。極論を言えば、マンション・ビルなどは太い鉄骨、何万トンもの鋼材が使われているわけで、そこに人が立つ(居る)だけで影響を受けることになる。

 電磁波から逃れる事は不可能であるが、極力避けたいなら森の中に住み、近くに瀧があり、家屋は木材・土壁・茅葺の屋根で、鉄(釘)を一本も使用せず、焚火の灯りだけで暮らさなければならない。現実の社会はそれを許さない。かといって、必要以上に誇大に、電磁波の悪影響を言うのも如何なものかと思う。

 

愛知県碧南市天王町2丁目周辺の地図 - goo地図

    ↑ こちらをクリックしてください。

ゼンリンのゼンリンの地図が訂正されるまで、「安ら館碧南」となっている場所が弊店新店舗です。

 

 ああ~・・ぐっすり寝たー!

 お医者様も使ってる「快眠ひろば」のオーダー枕

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愛知県内でベッドをお探しなら、Watakeiまで! 

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横浜から帰って来ました。

2011-03-02 22:53:35 | 旅・・・ホテル・旅館国内編

 睡眠環境診断士の更新のための講義を受けるため、横浜に行ってきました。講師の先生方は7名で、初めては東京女子医科大学・教授(東医療センター病院長)の大塚邦明先生のみでした。その他の先生方の講義は以前にも聞いている筈でしたが、講義内容には初めて聞く部分もありました。(聞き忘れていたか、聞き洩らしていたかも)

 いずれにせよ、初級ですから基礎的な話で終始したような感がありました。二度目の受講ですから概ね理解できたと思っています。更新の受講者は10数人程度いましたが、3日間のうち1日以上受講すれば良いという事でしたから、殆どの方は2日目のみの受講でした。

 爺の質問は、相変わらず重箱の隅を突っつくようなものばかりで、先生方には結構嫌われたようです。今回の受講で、新たに知り得た事、間違っていた事、言葉足らずの事などがいろいろ判明しました。明日以降順次またこのブログに書かせて戴きます。

 

「馬車道」という名に惹かれ 初めて、横浜馬車道へ行きました。今さらではないが、日本にもこんなところがあるんだと、少し感激しました。

 

横浜正金銀行の横手は、ヨーロッパの街並みのような趣がある。

高橋是清も頭取を務めた・横浜正金銀行本店跡(現在は県立歴史博物館になっている)

 その馬車道にある「リッチモンドHOTEL馬車道」に宿を取りました。安くて(朝食つき6000円)良いホテルでした。爺がいままでに泊ったビジネスホテルとしては高ランクに評価できると思います。

    

ベッドはダブルと広く、椅子は座り心地が極めて良かった。室内はコンパクトで使い勝手は良かった。アメニティも良かった。久しぶりにgoodgoodであった。

 ベッドマットはいつものフランスベッドでした。今回初めてお目にかかったのがベッドパットでした。不織布で作られてました。通気性は良いと思われます。だが、前泊者の髪の毛がびっしり!不織布に絡んでしまって取り除くのは面倒でしょう。たぶん、暫く(数か月)使うとそのまま廃棄処分するのでしょう。衛生的に問題があるかなと言ったところです。マットと特にベッドパットが良かったらビジネスホテルとしては最高点を付けられると思います。

 ホテルのロビーには偶然かもしれないが外国人が多く居た。横浜馬車道という雰囲気に、ちょっと外国に行ったような気分であった。

 前泊したホテル(京急EXイン)は、可も無く不可もなくといったところでしょう。だが、料金はリッチモンドより高く、狭かった。朝食も粗末であった。横浜駅に近いこと以外は取り得は無かった。

 

 

 

 名鉄名古屋駅の駅名がいつの間にか変わっていた。以前は「新名古屋」と言っていた。JRと同じ駅名の場合、名鉄は殆ど「新○○○」と駅名を付けていた。

そういえば昔こんな事があった。東京から来た人が、名古屋で新幹線に乗り換えて帰ることにしていた。碧南から名鉄で名古屋に向かった。名鉄の名古屋駅・すなわち「新名古屋」に着いた。彼は、「名古屋」で乗り換えるのだから「新名古屋」で降りなかった。次が「名古屋」と思った。だが、次の停車駅である「新一宮(JRは尾張一宮)」まで行ってしまい、引き返えすはめになった。

 他の地方から名古屋に来た人はたぶん「新大阪」と「大阪」とは違う駅であることを知っているから、新名古屋は名古屋とは思わなかったのだろう。他の地区から来られる方にとっては「新名古屋」より「名鉄・名古屋」の方が判り易いのは言うまでも無いことだろう。

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