上手に眠れば元気になれる・・・ オーダー枕とベッドの快眠ひろば

寝具の商品情報から正しい使い方まで。健康的に上手に眠る(科学的?)サイト。ふとん屋の爺の「寝言戯言独り言・趣味」の話。

弘前での思い出・・・棟方志功さん

2008-10-26 09:30:47 | 爺の趣味の世界

「絵」には興味がある。版画にはあまり興味はない。

だが、棟方志功さんの版画には何故か気になるような片思い的な感情がある。

なぜだろう・・・

 如来・観音から羅漢像、十大弟子など、仏の世界が多いからだろうか。

それとも・・・

 

 

あれは大学3年か4年(昭和44・5年)の夏休みのことだ。

夏休みはいつも帰省して家業のふとん屋を手伝うことが、私の学生時代であった。

何の理由かは忘れたが、その夏は帰省が遅れ、はじめて本物の「弘前ねぷた」を見学した。

一番の弘前の繁華街である土手町で、「扇ねぷた」を見ていた。

ふと、何気なく人がざわついているような気配がしその方向を見ると、そこには棟方志功さんが居た。一般の見学者と同じように、歩道に「むしろ(?)」を敷いて、見ていたように思う。扇ねぷたの一枚が、棟方さんの手によって書かれ、それが登場するということであったが、その扇ねぷたは印象に残っていない。

 

そんな夏休みは、棟方さんが文化勲章を受賞された前後の頃だろう。

そして前後して(時期はいつか?はハッキリしないが)地元百貨店で「棟方志功 版画展示即売会」が行われていた。

作品を一点買いたかった。一番安いものでも良かった。・・・買えなかった。

 

通帳には600円程度。帰省の旅費を除けば、ポケットには同じく数百円程度しかなかった貧乏学生にとっては、手も足も出なかった。

もう40年近く前の話だが、未だにあの時買っておけたらと思うことがある。・・・

 

 

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振り込め詐欺には縁遠い?

2008-10-21 21:45:52 | 爺の寝言戯言独り言

少し昔の話です。

 

父が亡くなって暫らくしたら、税務署(?)から電話がありました。

「亡くなられたお父様には未納の税金があります。相続人の方に支払いをお願いしています。」と。

 

ちょっと待って!なんでダイワハウス?いや違った。なんで弟のところへ税務署から電話が・・・?

 

弟の嫁が「兄さんに連絡しますので、連絡先をお願いします。」と言ったら、「ああ・・あ・・・いや、こちらからまた電話を掛けます。」と言って電話は切れた。

だが、弟の嫁はびっくり!慌てて、長男である私に連絡して来たという訳だ。

 

①父が亡くなったのを税務署がなんで、そんなに早く知ることができるんだろうか? 相続の手続きも終わっていないのに・・

②なぜ、弟のところに電話が掛かってきたのか?

 

どうやら、次のような仔細と思われます。

 

私は葬儀の指揮をするため、家を空けることができません。

市役所への死亡届・火葬の手続き等を弟に頼みました。

その書類に届け者の記入欄があり、弟は自分の名前を書いた。

(今は、無いと思うが、市民課の片隅に死亡者の氏名および火葬場の使用予定時間などを記した黒板があった。)

 

犯人(?)は、それらの情報を何らかの形で入手したのではないかと思われます。

届け人氏名、すなわち相続人と思ったのだろう。

 

今ではそんな情報が市役所(市民課)から流れることはもうないだろうが、税務署からの電話ともなれば、心落ち着かぬご仁も多いでしょう。

 

税務署から滞納の電話など、あり得ないことだ。税務調査のことで電話はあるかもしれないが、いきなりは無いでしょう。

もし、滞納の事実があれば、まずは催促状がくる。それが順序というものでしょう。

 

昔のことと、忘れていたが、最近の振り込め詐欺のニュースを見て、思い出した。

振り込め詐欺の初期の手口だったんだろうか・・・・。

どんな手口で次に来るか、皆さんも気を付けましょう。

 

 

弟の嫁も冷静に電話対応したから、犯人(?)は諦めたのだろう。その後は一切電話は掛かって来なかったそうだ。

 

最後にナンバーディスプレイはいろんな詐欺などから身を守るには良いと思います。

訳の分からない会社から電話が掛かってきても、「非通知」なら、「通知に変えて掛け直してください」と言うと、二度と掛かってか来ない。

 

皆さんにも、お勧めしたい。

 

安心して、枕を高くしてお休みください。(健康のためには高い枕はダメですが・・・)

 

 

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臭いに敏感なお客様

2008-10-11 01:02:49 | 品質の話

およそ25年ほど前に、臭いのクレームでふとんの返品がありました。

 

その時の経緯を簡単に言います。

木綿のふとんを納めました。お客様は20歳ちょい過ぎでした。

「ふとんが臭うので返品したい」と、納品して数時間後に電話がありました。

早速伺って、クンクンと犬のように臭いを嗅ぎましたが、私には悪臭は全く感じられませんでした。

「どこが臭うんでしょうか?」お聞きしますと「唯臭う、とにかく臭う」と言われるだけでした。

 

よくよく話を聞くと、「もめん綿の匂い」のことのようです。

初めてのお客様で、少々呆れて反論する気にもなれず、代金をお返しして商品を受け取って帰って参りました。

 

これは「魚屋さんに行って、魚の臭いのしない魚をくれ」と言っているようなものです。

バターの臭いのしないバターをくれ。乳臭くない牛乳を、と言われるようなものです。

 

天然商品は匂うもの

自然な「におい」であれば、受け入れて戴きたい。もちろん、悪臭となれば論外だが…

その後、臭いのクレームは無かったのですが、今回初めて「羽毛ふとんが臭う」というクレームを戴きました。

Watakeiのオリジナル羽毛ふとんです。国内でも最大級の工場で作っている商品で、かつ、上ランクの商品です。

お客様は、親の代からの古いお客様のお嬢様です。

 

お客様の言われる「臭う羽毛ふとん」を嗅いでみました。

25年前と同じく私にとっては、羽毛の匂いはしますが、羽毛の臭いはしませんでした。

社員7人で官能試験のように嗅いでみました。

結果、男性2名・・・臭いなし、女性4名・・・臭いなし。ところが、女性社員1名が僅かに「臭う」というのです。彼女の言うのは羽毛の臭いではなく、ほかの臭いではないかということでした。

 

そこで、次に公的な試験をお願いすることにしました。

1週間ほどして結果がでました。

恐る恐る結果表を開けてみました。

 

①官能試験  合格 (一般的羽毛の匂いであって、問題となる臭いは無い・・・・5名の試験官による)

②臭いセンサーによる機械的測定  188 (一般にトラブルになるのは200以上で、今回の場合200未満の数値であるので、トラブル発生は低いと考えられる)

という結果でした。

 

つまり、一般的な方の場合は、問題となる臭いではないが、今回のように匂いに敏感な方の場合、200という数値に近いということから、まれにトラブルとなることがあるということでした。

弊店の女性社員も言うように、羽毛の「におい」ではなく、たぶん生地の染料の「におい」であろうということでした。

  

人によって「臭いの感じ方」にこれほど差があるとは、私もびっくりしました。

 

 

偶然、西川の羽毛の商品課の方が来店され、その話をしたところ「羽毛の臭いのクレームが今回初めてなのは極めて優秀だ」と言われました。

 天下の西川でも「臭いのクレーム」は頻繁にあるようです。

「におい」の問題はほんとうに難しいと言って見えました。

 

お客様には、生地メーカーを変えて戴き、羽毛のグレードも1ランク上の商品と交換し、ご理解をいただきました。

公的機関から問題なしの試験結果を戴きましたが、たとえ1%でも問題がある限り、誠意をもって対応させていただくのが、商いと思い、また、お客様も快く交換に応じて下さいましたことを喜びたいと思います。

 

話が長くなりました。結果お客様がハッピーということで一件落着

 

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   寝具業界に46年。名ばかりの69歳の社長です。

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雨音がうるさい

2008-10-09 15:50:46 | 高齢者の眠り・介護・住環境と悪徳商法

「雨音がうるさくて、寝られない!」と我が愚妻が言う。

「あんたはイイね。耳が遠くて!・・・」

確かに、補聴器を外せば、静かである。

 

いままで、耳が少し遠くて、お客様と話をするのも、特に若い女性の声が聞き取りにくく、少々億劫に思える時もあった。

 

大粒の雨が降る時、鉄板・トタンの屋根などは、雨音が大きくなる。

耳の遠い吾輩とても、寝られぬ時もある。

そんな時は別として、多少の雨では、音がうるさくて寝られないということはない。

補聴器を外せば「いつも静かな夜である」という訳だ。

 

先日も同業の少し先輩から、電話があった。

彼も、最近耳が遠くなり補聴器を買おうか迷っているということで、相談方々補聴器の実売価格を知りたく電話してみえた。

 

私も初めは、ひどく老人になってしまうような気がして、補聴器をかけることに少し抵抗があった。

だが、目の悪い人はメガネなどを掛ける。

同じく、耳が悪ければ補聴器を掛ける。

眼鏡を掛けたまま寝る方はほとんどいないであろう。

補聴器も同じく、掛けたまま寝る方は、やはりいないでしょう。

 

メガネと同様に考えたならば、補聴器に引け目を感じることはない。

今ではそう思うし、外せば静けさを得られるということとなり、逆に良いことだ。

 

 

昼間は活動的に、そして、夜は静けさを楽しむ。

秋の夜長は、読書をするのもいいものですなぁ~。

(私にとっては、寝ながら本を読むという行為は、入眠儀式の一つでもある)

(つまり、読書も目的には違いないが、吾輩にとっては気持よく寝るための行為である。) 

 

入眠儀式といっても特別なことはする必要はない。

寝る前は必ず歯磨きしないと寝られない・・・それも立派な入眠儀式だ。

 

 

 

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