日本ベッドのマットに「シルキーマット」シリーズがある。そのシルキーマットシリーズにTIOTIOというマットがあります。空気触媒加工を施したマットです。簡単に言えば、日に干す必要のない(言い過ぎかな)マットです。マットはお布団のように「日に干す」という事が殆どできません。寝室なので直射光が当たることもまず無いでしょう。そこで、光を必要とする光触媒でも無く、空気さえあればそれでOKという消臭殺菌作用とホルムアルデヒド対策がなされたマットです。
このマットの販売で、綿桂Watakeiは全国第一位になりました。ありがとうございます
日本ベッドの名古屋支店の担当者がその話を伝えに来た時は、正直「ウソでしょう!」と言い、腹の中では「人をヨイショするにもええ加減にしいや!」」と思いつつもまんざらでもありませんでした。
大手家具店では、たくさんのメーカーのマットが展示されてます。お客様はその中からお好きなマットを選択して戴ければ良い訳です。だが、寝具店としては少し大きい(売り場面積約350坪)かもしれませんが、大手家具店からすればまだまだ小さな店です。だから、展示する数は自ずと限られてきます。それ以前に、たくさんのマットが並んでいても、そしてお好きなマットをお選び下さいと言われても、ちょっと寝ただけでは「自分にあったマットは分からない」のが本音であろう。
その中で、お客様にお薦めすべきマットは何か、どのメーカーのどもマットが良いか? 自分なりに手で体で確かめて、また商品の良さメーカーのこだわりなど特徴を知り学び、日本ベッドというメーカーを選択しました。遅ればせながら工場見学をしたりして最高のマットである事を確認しつつ、お客様になり変って最高の眠りを提供できるマットだと確信し、お届け出来たと自負しています。
改めて、「日本ベッド」というメーカーのマットを選んだ理由を申し上げます。
コイルの質が良く長く使える ①有名なベッドメーカーに比べ、同じポケットコイル式でもコイルの数がおよそ2倍(シングルで1200個)である。②鋼線は純国産である。③コイルに加工した後焼き入れをしている。焼き入れをしない、あるいは焼き入れが不十分なコイルの寿命は10年程度と言われる。海外製の粗悪なマットでは数年でへたるものもある。焼き入れによって(ヘタるまでの)寿命が20~30年は優にあるとのこと。④側生地の交換張り替えも可能である。側生地が傷んでしまっても、張り替えによって本当にコイルの寿命まで使って戴ける。昨年、箱根の老舗ホテルから40年前のマットが戻ってきたそうです。工場で解体したところ、流石に生地は痛んでいたが、コイルはほとんど劣化が見られなかったそうです。稼動率70%としても28年使われた事になる。
詰め物で誤魔化さない クッション材(詰め物)の層が薄く、時間が経ても劣化しにくい。コイルの品質に自信があるから詰め物で誤魔化さないということです。ベッドフィットシーツを購入に来店下さるお客様で「俺のマットはもっと厚い」とか「ひっくり返す必要のないマットだ」などと言われる方が時々あります。寝心地を良くしよう(?)と、どんどん詰め物の量を増やしていった結果であろう。厚くしすぎたから両面で無く片面にせざるを得なかったのだろう。スプリングは固いのが良いと言いつつ詰め物に低反発マットなどをたっぷり(厚く)入れているメーカーがあります。ならばスプリングで無く箱ベッドに低反発マットを乗せれば良いという事になる。
文章が下手で言いたい事が十分でないと思いつつ、あれこれブログを見ていたら、我が意を得たりとばかりに、丸八真綿の直営店 青山店の池田店長もブログの中で次のように書いて見えます。(勝手に引用します。お許し下さい。)
この中で個人的には売り場に並べたいけども、
客観的な事実を並べると、どうしても売り場に並べられないマットレスがありまして…
今日はそのマットレスをもう一度紹介してみます。
もし興味があれば、言ってください。
その時だけ売り場に出しますので。
そのマットレスとは…
日本ベッドの“シルキーポケットレギュラー”です。
シングルサイズで1200個ものコイルが並んでいるので、
(これはシモンズの倍以上です)
クッション層が薄くてもフィット感が高い。
つまり、経年劣化の激しいクッション層が薄く、
比較的長持ちするスプリング層だけで寝心地のほとんどを形成している
…というイマドキ珍しい構造になっています。
他メーカーが“パッと寝”の感触の向上を目指して、
まぁ雑に言えば安直にクッション層を増やしているのに対して、
このシルキーは愚直にもスプリングの数を目いっぱい増やして寝心地を
良くしているワケです。
※“パッと寝”の寝心地が良ければ売りやすいですし、
そしてそのマットレスは10年でちゃんとヘタってくれるので、
メーカーとしては願ったり適ったり、という事で、
近年はどのメーカーもクッション層を厚くする傾向があります。
私はこういうマットレスこそ売れるべきだと思うのですが、
何故かブランド名を隠した『コレ好き』ランキングでは完全に
下位に沈んでしまい、
そうなれば当然、売れ行きも振るわないので、
6月は売り場から撤去されてしまいました。
好きとも言われないし、売れないし、だったら売り場に並べておく理由が無いですからね。
この辺は厳しくいくべきところなので、ルールに則ってやってはいるんです。
ただ・・・個人的には残念なんですよね・・・
どうにかして売り場に戻してやりたいのですが、
FP値は2.5だから激戦区にどんぴしゃで当てはまっているし、
6月の『コレ好き』ランキングで下位のマットレスと比較しても、
先月のシルキーレギュラーの選ばれない比率はダントツで高いし、
うーん、困ったものです。
赤坂迎賓館外観
話は少し逸れるが、以前雑誌で「プロのホテルマンが選ぶホテルベスト10」という記事を見た。ホテルの評価は、マットだけでは無いが、その雑誌には10社(ホテル)中6社までが日本ベッドを導入していると書かれていた。日本ベッドのマットは「プロ好み」のマットと言えるのかもしれない。また、世界からの国賓をお迎えする京都迎賓館・赤坂迎賓館などにも採用され、一流ホテルや多くの著名人にも愛用者が多い。
いくらご託を並べても、やはり最後は皆さんの体が納得して頂けないといけない。初めに書きましたように「お好きなマットでどうぞ!」と言われても困る。Watakeiでは測定をする事によって最適マットをご提案してます。人の好みですから若干の違いはあるかもしれないが、お客様がマットを選ぶ基準にはなり、選び易いと好評を戴いている。
最適な固さを知るために体型測定中
TioTioマットにもハード・レギュラー・ソフトと3種類の固さがある。常時その3つの固さのマットを展示しているのはたぶん愛知県では弊店のみであろう。全国でもその全てを試し寝戴ける店は極めて少ないようです。
一般的シルキーマットも展示してます。ソフト・レギュラー・ハードと固さの異なる3タイプも全て展示してます。
マットは寝具です。眠りのプロがお待ちしてます。是非とも、お時間を創って、田舎(碧南)までお越し下さい。
ああ~・・ぐっすり寝たー!
お医者様も使ってる「快眠ひろば」のオーダー枕