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寝具の商品情報から正しい使い方まで。健康的に上手に眠る(科学的?)サイト。ふとん屋の爺の「寝言戯言独り言・趣味」の話。

手作り真綿ふとん・・・着物のリメイク

2020-06-19 09:14:48 | 真綿ふとん&羊毛・もめんその他

お誂え 真綿ふとん です。

 碧南市を代表する従業員400名余の自動車部品メーカーの奥様からのご依頼です。ご実家のお母様(100歳に近いとのこと)の形見の着物を布団という形で残したいとの希望でした。

 鹿の子絞りに、橘と葵の花が縫い取られた着物です。着物の価値は私には分かりませんが、多分云十万円はする商品でしょう。ひょっとしたら今なら壱百萬圓を超えるかもしれません。

 中わたは、絹100%つまり真綿布団に誂えさせて戴きました。サイズは現在主流の150x210㎝です。久しぶりに「ふとん屋」をした感じです。

 裏地は富士絹(絹100%)、中わたは真綿500gで仕立てました。今の季節に最適だと思います。また、羽毛布団と組み合わせて着て戴くにも、500gの真綿量はBESTな厚さだと思います。

 真綿は こちら(山脇源平商店)で手引きして戴きました。

 自画自賛ですみません。思った以上に立派に出来上がりました。このまま私(ご依頼の奥様)が使うより、実家のお母様に着て戴くことにしたいと言われ、桐の箱に入れて納品致しました。

 もちろん寝具の世界でも、いま、海外から安い商品が大量に入ってきています。西陣織や(近江)ちぢみは、ほとんど生産されていません。機屋さんが高齢で廃業され、伝統が消えていく・・・、本当に良い品が地上から消えてしまいます。

 ふとん屋の爺の最後の「悪あがき」です。気になったお方様は是非お声かけ下さい。

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重い布団は悪か?・・・掛けふとんの保温性

2019-12-09 01:39:10 | 真綿ふとん&羊毛・もめんその他

 19日ぶりのブログの更新です。

 以前書かせて戴いた 重い掛けふとんは、精神安定に寄与し、安眠をもたらす? は、毎日数百PVと多くの皆さんに読んで頂いているようです。有難うございます。科学者でもない一介の「ふとん屋の爺」の、独り言・戯言を日々こんなにもたくさんの方に読んで戴けると、嬉しい以上に恐縮の念が大きくなって、時に恐怖感を感じます。

 科学的なエビデンスが有るわけでなく、長く「ふとん屋」をしてきたことによる「感」に基づく話が殆どです。詫びる気配も無く、さらに懲りずに、独り言・戯言を言わせて戴きます。

 重い掛けふとんが精神安定に寄与するといっても、これからの寒い時期、寝具に求められる第一の機能としては、『充分な保温力』 でしょう。温かく寝られることは、本当に幸せですよね。重いふとんの方が暖かい、少し重いほうが暖かく寝られる と言われる方も多いのも事実だと思います。

 昨今、軽い布団が「善」で、重いふとんは「悪」であるかのように言われています。今回は、主に掛ふとんの保温について考えてみたいと思います。

 保温というのは「体温で温まった熱が逃げない、逃げにくい」事であり、「就寝中の体温の低下を防ぐ」ことだと思います。魔法瓶の原理と同じだと思います。たっぷりと膨らんだ掛けふとんは厚い空気の層を作り、ふとんの中(寝床内)の熱を逃げないようにします。快適な寝床内気候とは、温度33℃±1℃・湿度50%±5%と言われています。これは、冬でも夏でも概ね正しいと言われています。

 ふとんの保温には、2種類あると思います(爺の感に基づく勝手論)。

  ①熱を溜め込む。 (熱がふとんそのものに溜まる)

 温まった空気だけでなく、むしろ体温で温まった熱を溜め込むことによって暖かく眠る・・・もめん綿のような熱を貯めることのできる寝具。以前にも書きました(重複)。吉良上野介が逃げた後の布団の中がまだ暖かかったため「まだ暖かい!遠くには行っていない。探せ!」というストーリーになったと思います。

  ②熱を逃がさない。(温まった空気を逃げないようにする)

 暖まった空気を寝床内から逃がさないようにするには、厚い空気の層を作りその層を固定化する。・・・ 羽毛ふとんに代表される軽量寝具。静かに寝ていれば大変暖かいのですが、寝返りが激しい方、夜中によくトイレに起きる方。これらの方は、その都度、温まった空気が逃げてしまうため、再入眠時にもう一度フトンの中を暖め直すことになります。もし、吉良上野介が着ていた羽毛ふとんを剥ぎ逃げたとすれば、布団の中は直ぐに冷たくなり、先ほどのセリフは無かったかもしれませんね。

 少し前の時代(昭和の時代まで一般的ふとん≒)ある意味「重いふとん」≒「もめん綿ふとん」と言えると思います。(戦前までは一組5貫匁などと言い・・・敷きに2貫匁(7.5kg)、掛けに1.5貫匁(5.625kg)x2枚・・・と今では絶対ありえない重さですね)

  羽毛ふとんが一般的なる前のふとん

  ミックス綿(綿50%/ポリエステル50%)入り掛ふとん(中わた重量:約3.0kg )  

かってほどの沢山の綿量は必要なくなってきました。でも、羽毛ふとんの一般的中羽毛量が約1.0~1.3kg(シングル換算)ですから、軽くなったとはいえ、およそ2~3倍の重さですね。

 重い布団が暖かいと言っている訳ではありません。軽くて暖かいふとんが良いに決まっています。正解は一つではありません。

 先ほどの ミックス綿(綿50%/ポリエステル50%)入り掛ふとん をお求めのお客様や、お問合せ戴くお客様が増えてきました。

 多少の重みがあった方が良いと思われるなら、TTCの生地の使われた1.0kgの羽毛布団より暖かい と思いますが、皆さんはどう思われますか。

 

 

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夜着・・・外伝

2018-09-23 22:58:24 | 真綿ふとん&羊毛・もめんその他

 この話は、全くの伝聞であり、真偽のほどは全く自信はありません。分かりやすく表現しようと思い、合成写真を作りました。 (身体全体を表現したため夜着の上に身体があるように見えますが、勿論夜着は掛けふとんです。)

普通に考えれば、夜着の着方は【写真A】になるでしょう。

【写真A】

 30歳前(約40年前)だったと思うが、あるセミナー(日本寝装新聞社の柏木編集長の話…これも記憶に自信が無い)で聞いた話です。明治の話か、大正か、あるいは昭和の話かさえ不明です。

 ある名門旧家で泊めて戴いた時の事だそうです。案内された寝室には、すでに寝具が敷かれていました。床に入ろうとしたところ、夜着がセットされていたのですが、

【写真B】

【写真B】のように、真逆に使用するようセットされていたそうです。そこで、女中さんに来て頂き「敷き方が間違っているのでは?」と問うてみると、次のような意味の返事があったそうです。

「当家では、昔からこのように使っております。袖の部分に足を入れて戴く為です。」

よくよく考えてみれば、理に適った使い方のように思われます。

  1. できるだけ「大の字」に、リラックスして休むことができる。
  2. 足の部分への隙間風が入りにくい。足が暖まるのが早い。
  3. 足(袖)に入る綿量が増え、適度な加重が生じる。・・・下肢への加重によって、精神的安定感が生まれる。
  4. 僅かですが、足を上げて寝る状態になり、むくみ解消効果が期待できる。
  5. 上体部分の綿量を減らし、より肌ふとんに近い着心地になる。 

 正に外伝。多少、こじつけ的なところは、大目に見て戴くこととし、なんとなく納得できるような話(説明)ですね。皆さんは、いかが思われますか?

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直線裁ち夜着(かいまき)・・・植田流

2018-09-16 23:28:29 | 真綿ふとん&羊毛・もめんその他

 古くからのお客様からの依頼で、婆が夜着に挑戦しました。

 以前は、夜着の注文も結構ありました。最後に販売して20数年経ちます。夜着は叔母が主に作っていましたが、叔母も既に鬼籍に入ってしまい、販売を復活したいと思っていましたが、中々上手くいきませんでした。

 夜着(掻い巻き)という寝具は、ある意味「歴史のある寝具」だと思います。寝具の歴史を大雑把に見てみると、寝具の出発点は着物だったと思います。

 貴族の姫君たちは、イラストのような生活をしていたようです。

 【余談】平安時代には、ほぼ「畳」に相当する物ができていたようで、官位によって「厚みと大きさ」が異なっていたようです。部屋に敷き詰められるようになったのは室町時代からとか…。書院作り/床の間の発祥といわれる大徳寺大仙院が創建されたのが1509年(永正6年)とか。

 平安時代は畳(ゴザに近いものらしい)に、「褥-しとね」と総称される真綿などを入れた薄い敷物などを敷いて休んだようです。なお、「しとね」を訳すと cushion, mattress, bedding となるそうです。

 正しい(?)掻い巻き(夜着)は、正に「綿入れの着物」ですね(下の写真の左)。これが製作できる(試験に合格する)と「厚生労働省認定一級寝具制作技能士 」と名乗れます。

 おばあちゃんの作った掻い巻き/夜着(写真右)をもう一度着て寝たいと、お孫さん(といっても50歳代)からのご注文が、事の始まりでした。この夜着「植田のおばあちゃん流・直線裁ち夜着」(写真右)と、爺が勝手に命名しました。

 

先生の作った正しい夜着(左)       練習で作った夜着(右)

 この夜着(植田のおばあちゃん流・直線裁ち夜着)を作ったのは、もしご存命であれば110歳ほどの、和裁の得意な方でした。お子様の一人は和裁の師範となられ、今でも松坂屋の呉服の仕立てもされていると、聞き及んでいます。

 お孫さんから「夜着を何とか復刻して欲しい」という依頼があったのは年末でした。

 もちろん婆(わが愚妻)は作ったことなどありません。4月に古い夜着を預かり、丁寧に総てを解体しました。綿を出し、全ての布を解き、そして型紙を作り、復刻させるという大プロジェクトをスタートさせたのです。それが5月のDW後からでした。短大時代にちょっぴり和裁をかじったことがある婆でしたが、袖口のところの綿の入れ方は全く分からず、一級寝具制作技能士である立入さんに師事して製作することとしました。

 作り方を教えて戴いてから後は婆一人で1からの作業でした。その後も、婆一人で依頼された夜着の再現には、悪戦苦闘しましたが、ようやく納得できる出来栄えになりました。

正規の夜着

 「直線断ち」と名づけた理由は、シンプルに実用的に仕立ててあるからです。正規の作り方に従うと、上の写真のようになります。襟の部分が伸び、途中で切れたようになります。実用的に考えるならば、その段差のような襟(赤の破線で囲んだ部分)は必要ありませんね。むしろ、爺は邪魔にさえ思えます。植田のおばあちゃん流・直線裁ち夜着は、段差的なものはありません。たいへん合理的な創りだと思います。 

着た(寝た)場合

 肌に当たる面

 袖の部分の綿入れに四苦八苦しながら完成させました。最も苦労したのは「綿量を極力減らしたい」という事です。夜着は肌ふとんの代用品的な着方になるはずです。もちろん、正規な夜着のほうが格好良いですが、綿量が多すぎて、体へのフィット感がイマイチです。でも、綿量を減らし、格好良さではなく【植田のおばあちゃん流・直線裁ち夜着】のほうが、作る人にとっても、着る人にとっても(爺の偏見かもしれませんが)良い・実用的だと思っています。皆さんはどう思われますか?

 こんな、【植田のおばあちゃん流・直線裁ち夜着】をご希望の方・・・承ります。但し、納期は期限なしでお願いします。たぶん来年(2019年)になります??? 生地はサテン生地・中綿は綿100%(綿50%も可能)です。価格は・・・未定です???  思い入れのある生地で作りたい方、長身の方にはロング仕立てもご相談ください。

 詳しいことはメール(futon3@watakei.com)で、まずはご相談ください。

 

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いきなり「秋」!・・・ちょっぴりブルっとしました。

2018-09-14 00:16:43 | 真綿ふとん&羊毛・もめんその他

 昨夜は、疲れもあって夜8時過ぎには早々と寝ましまいました。

 夜中に、ちょっぴり寒さで目が覚めました。今日のお客様との会話は「昨夜は寒かったですね。今までが暑かったので余計に寒く感じましたね。」と、そんな会話が多く聞こえました。

 寒さにビックリΣ(゚Д゚)、慌てて羽毛ふとんのリフォームや丸洗いのお客様が…。また、「出来上がりました」とお電話していたにも関わらず、残(酷)暑もあって、大半のお客様は「もう少し預かって」と言われてましたが、慌てて引き取りにご来店のお客様で、午前中はバタバタでした。

 爺も、麻100%の夏ぶとんから、今夜は絹100%の真綿ふとんにしました。羽毛ではまだ、早いと思われる方には、真綿をお薦めします。

 真綿は、吸湿性にも優れていますから、この時期=初秋に最適だと思います。公定水分率(%)を比較してみると、

  • 綿:8.5  
  • 麻:12.0  
  • 絹:12.0  
  • レーヨン:11.0  
  • ポリノジック:11.0
  • 羊毛:15.0  

絹は麻並みの親水性があり、気持ち良い繊維だと言われる訳ですね。

一方、化繊は劣ります。

  • ナイロン:4.5
  • ポリエステル:0.4
  • アクリル:2.0

 

 気持ちの良い寝心地を、皆さんも是非味わって下さい。店内では、真綿ふとんの特別SALEを開催中です。HPでご紹介できない「半額以下になった真綿ふとん」もございます。お近くの方は、是非ご来店ください。

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重い掛けふとんは、精神安定に寄与し、安眠をもたらす?

2017-09-30 21:01:56 | 真綿ふとん&羊毛・もめんその他

 面白い布団を見つけました。試し寝もしてみました。重い掛け布団です。

 ナンセンス極まりないふとんか? それとも、常識にとらわれた「ふとん屋の爺」には、理解できないレベルの商品なのか・・・。

 縦にキルティングされています。所々に「鉄の鎖(チェーン)が入っています。最軽量で4kg、標準が6kg、さらに8kg・10kg・12kgとあり /サイズは150x205cmです。

 とりあえず、パンフレットを戴いてきました。

 僅か30秒程度着た(寝た)だけです。敷きマットがやや柔らかめであったこともあり、寝返りは大変な感じです。軽々に評価を下すことはできません。

 「重たい掛けふとんは体に良くない」と言うのが、今常識のようになっています。疑ってみるのも新しい価値を見出せるかも知れません。

 まず、この重たい掛けふとんは、なぜ生まれたのか?という疑問です。パンフレットにはこう記されてました。 (以下、要点を抜粋し、爺なりの文章にしました)

 昔の重たい掛け布団を懐かしむ方々の声をお聞きすると・・・

  • 重さによって安心感が生まれた
  • 重い方がぐっすり寝られた気がします
  • 包まれ感が良い

 そんな意見が聞かれます。現在では羽毛ふとんのように軽い掛けふとんが一般です。軽い布団が増えると、同じように不眠で困る人が増えています。不眠と軽い布団とには因果関係があるのでは…と考えられた訳です。

 抱擁ホルモンとも呼ばれるオキシトシンに注目しました。人はぎゅっと抱きしめられるとオキシトシンが分泌されるそうです。そのオキシトシンにはストレスや不安に打ち勝つ効果があるそうです。重い布団によってオキシトシンが分泌され、その結果安心してよく眠れるのではないかという仮説です。

 ちょっと乱暴な仮説ですね。ところが、

 自閉症の子供や知的障害のある自閉症患者・アスペルガー症候群の患者さんに、オキシトシンを投与したところ、効果が確認されたそうです(金沢大学等)。 また、20代の男性が2008年にオキシトシンの点鼻薬(日本では未承認薬)を個人輸入・服用(数か月間)したところ、主治医の目を見て話す、対話中に笑顔を見せる、IQテストが受けられるようになるなどの症状の改善が見られ、その後10か月間の投与でも改善の持続が確認されたとのことです。 (ウィキペディアより)

  そこで「重たいふとん」が考えられたようです。重い布団を使うことによって人はオキシトシンの分泌が促されるという仮説をたて、自閉症や多動性、極端に寝付きの悪い子などに重い布団を使ってもらったところ、症状が改善されたという報告が多数あがってきたそうです。認知症の高齢者にも効果があるのではないかと、試用されている施設もあるそうです。一歩間違うと虐待になりかねませんね。いずれの場合も、まだ完全なエビデンスで裏打ちされた訳ではありません。

昭和33年ごろ爺の家族写真

 少し話が逸れるかも知れませんが、爺の父(生きていれば94歳かな)が、こんな変わった掛け布団を作ったことを話していたことを思い出しました。

          

 どんな布団かというと、下 1/3が重たい布団を作ったといってました。

 何故、そんな布団を作ったかという理由はこうでした。

 人は活動中は二本足で立って居る。ところが、寝るということは二本足に加わっている重力が無くなります。寒さ避けもあるが、足元に布団をかける(足に加重をかける)と、安定感と安心感ができる。そのことが、如いては安眠に繋がると言う訳です。

 この話を我が父(先代)が、何処で聞いてきたかは知らない。ひょっとしたら先代の思い付きかも知れない。また、足元部分を重くしたと聞いたが、量を増やしたのか、それとも重量の有る綿(綿100%)を入れたのか、今となっては全く分からない。

 この話(理論?)を聞いたことの有る方がいらっしたら、教えていただきたい。

          

 重たい布団が、精神的な安定感をもたらすことを「よし」としても、ふとんは365日春夏秋冬、使う事の出来る「ふとん」でなければ」なりません。春・秋・冬はまだしも、夏は重い布団は使えない。

 つまり、日によって、季節によっていろんな条件に対応できる寝具でなければなりません。完全空調の寝室であれば、1枚で済むかも知れないが、現実問題としては、難しいですね。日本は四季のある国です。

 さらに、重い布団と睡眠(快眠)との研究は、聞いたことがありません。皆さんはどう思われますか。

 快眠できる寝具は、人それぞれ皆違うと思います。一人ひとりに合った寝具をご提案していくのがWatakeiの仕事だと思っています。

 

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なぜ「真綿ふとん」って、言うの?・・・歴史は面白い。

2016-06-19 09:54:32 | 真綿ふとん&羊毛・もめんその他

 若い方の中には「真綿ふとん」を「しんわたふとん」と言う方もある。初めて「しんわたふとん」と言われた時は、正直何のことか分からなかった。いろいろ話を聞くうちに、それが「まわた」布団であることが分かり、かつ、そこには誤解があることが判った。その誤解は寝具業界の宣伝不足かもしれません。

 読み方の間違いを問題とするのではなく、そもそも「真綿(まわた)とは何ぞや」である。誤解の多くは「真綿」をもめん綿100%の事とか、高級な「純もめん綿」と思っていたようです。

 

 絹(シルク)なのだから「絹わた」で良い筈だ。何故「絹」が「真綿」なのか…。歴史を知ればある程度理解できるかと思われます。

 

 【木綿わたの歴史】  もめん綿(棉)が日本に初めて伝わったのは、およそ8世紀末1,200年余り前(奈良時代後半)であったとか…。木綿わたが伝わるまで「わた」とは、絹のことでした。西尾市の天竹神社に崑崙人(現在、インド人とされているが、ベトナム人であるとかアフリカ人であるとか…。また、ペルシャ人とも。大まかにいえば、中国から見てタクラマカン砂漠の先に住む人々の総称とも…諸説多々)が漂着した時に「棉の種」を持ち込み、伝来したとか…。でも熱帯の植物であるが故、そのまま「棉」は定着せず、日本からはいったん消えたと聞いている。鉄砲の伝来と一緒に「棉」が二度目の伝来となり、栽培が盛んになって来た。つまり、「棉」とは、火縄の原料であり、軍事物資でした。

長篠の戦の屏風

 棉(わた)が伝えられる前、貴族など身分の高い人々は着物に「絹」を入れた。絹と言ってもお蚕さんから得られる糸の始めと終わりは、いわば「クズ」の部分であり、それを着物の中に入れたと聞いている。つまりは「中わた」は、屑とはいえ絹そのものであるという事です。貴族のふとんと言われるのもそんな歴史からだと思われます。

 戦国の世が終わり、火縄銃の火縄としての軍事物資「もめん綿」の役割は終わり、武士や裕福な町人が「もめん綿」を布団の「中わた」に使うようになったようです。絹のわたと木綿の綿とを区別するために「絹わたを真綿」と呼び、「コットンを単に綿というようになった」と聞き及んでします。(爺は歴史家ではありませんから間違っているかも・・・)

 そんな「真綿ふとん」は「絹」ですから価格はある程度高いのは分かるような気がする。

 

  日本への養蚕技術が伝わったのは紀元前200年くらい、稲作といっしょに中国から伝えられたといわれています。養蚕によって絹糸・絹織物が作られるようになりました。税として朝廷に集められ租庸調の代品としても養蚕は奨励されたのでしょう。生産量が増えました。と同時に、絹糸を作るにあたって「くず糸」や「くず繭」も増えました。それらを「中わた」として利用する事により、蒲団(と言っても、着物に綿=絹を入れたもの)が広まったと思われます。

 真綿は単に高価という訳ではありません。寝具としては、結構優れていると思います。

(A)吸湿性がたいへん良く、夏場の寝具としては快適である。吸湿性の良さは、羊毛>(≒麻)>レーヨン>木綿の順だそうだ。それでいて、(B)保温力もまあ良い。羊毛>アクリル>ポリエステル>ナイロン>>レーヨン>麻>木綿の順となるそうだ。さらに、静電気が起きにくいのでホコリが寄らず衛生的であるなど、多くのメリットがある。

 もっと普及してもよいのだが、高価であるだけでなく、いわゆる「打直し」ができないので、リフォームするのに制約が多いことが、デメリットである。

 かって、家庭や寝具店では、もめん綿を「引き真綿」で包んで仕立てることが多かった。理由は、(a)綿切れを防ぐことと、(b)わたホコリの発生を抑える、などがあった。布団の中わたとしての「もめん綿」は、主に紡績工場からの落綿(糸を紡いだ残り綿)であったが、それよりも高価であったため、「打直し」が再三再四行われ、繊維が短くなりホコリの原因であった。昭和30~40年代には日本も裕福になってきたからか、インド・パキスタン・USAなどから輸入した原綿が、そのまま製綿されるようになり、また、生地も良くなりホコリが出にくくなった。前回の東京オリンピック前後から、引き真綿の利用は少なくなっていったと記憶している。

 中国旅行をしたお客様が、時々真綿ふとんを買ってみえます。仕立てて欲しいと持ち込まれます。もちろんお請けいたしますが、問題も多くあります。まず、寸法が日本の規格ではないため、ありえないサイズになることが多々あります。ですから、カバーまで別注サイズとなり、意外と高く付きます。大きいサイズであれば、切り落とすなどして日本のサイズにすることもあります。

 国産の絹は、しっとりしてますが、中国産の真綿ふとんはどことなく「ガサツ」です。お蚕さんの育つ気候の違いでしょうか。でも、お蚕さんの品種改良は日本でも昔から行われてきました。さらに、日本のみならず世界中で、品種改良がおこなわれています。

  真綿ふとんとは、絹の「わた」が入ったふとんです。 話が脱線しました。真綿ふとんがもっと安価に普及すると良いですね。

 

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キャッサバシルクなら・・・真綿ふとんの仕立て替え

2013-07-22 10:00:31 | 真綿ふとん&羊毛・もめんその他

 販売した商品を最後まで責任を持つことは当たり前ですが、お客様の希望を100%叶えることは難しいですね。今回は、数年前に購入いただいたダブルサイズの真綿ふとんの話です。

      80x100㎝のひざ掛け

 購入いただいたのは190x210㎝・真綿量0.8㎏(だったと思う)の肌掛けの真綿ふとんです。一般のふとん用サテン生地(40番手の糸)より、格段に薄くて軽量な生地(80サテン)を使って、弊店で別誂えした真綿ふとん(生地も入れても製品としては約1.7kg)です。

 多くのお客様が思い描かれるように、こちらの奥様も、もめん綿ふとんを仕立て直すように、真綿ふとんの仕立て替えを希望されました。奥様は、以前から力が無く(出ず)、軽くて暖かいふとんを希望され先ほどの真綿ふとんを3年ほど前に別誂えされました。ところが、最近はこの1.7㎏さえも重いと仰られます。そのまま使わずにおくのももったいないと、何かいい利用法は無いかとご相談方々ご来店下さいました。

 「売って終わり」ではありません。お客様の要望を少しでも聞くことのできる「ふとん屋」・・・それが先代からの方針です。「できません」というのは簡単である意味「楽」です。

 さて、その真綿ふとん・・・掛けふとんとしては重いと言われます。打ち直し(?)してさらに薄く軽いふとんを作って欲しいと言われます。残念ながら真綿(シルク)は「打ち直し」は出来ません。幅を詰めてシングルにしませんかと提案しましたが、シングルは要らないと言われました。そこで「敷きパッド」にできないかという話になりました。真綿は「打ち直し」が出来ませんから、物理的に真綿を切り落としました。つまり「ハサミ」で切りました。145x210㎝に切り落とし敷きパッドにし、残った部分でひざ掛け(約80x100㎝)を創りました。キルティングしてありますから、キルトはそのままで再加工です。

 幸いにも、自社の職人さんは器用です。ほぼお客様の希望通りに出来上がり、満足して戴いたと思っています。

 

    

 なんとか真綿ふとんは打ち直しできないものか?

 真綿(シルク)のお布団は、一般に言う仕立て直し(打ち直し)はできません。でも、打ち直しの可能な真綿(シルク)ふとんができました。側生地は何でもOKという訳にはいきませんが・・・。そのシルクは「キャッサバシルク」と言い、今までとは全く違う品種のお蚕さんが見つかりました(?)。その真綿ふとんを商品化することができたのです。

 

 店頭に展示しています。触った方は皆「これなあに?」と聞かれます。素材が何か・・・。「シルク(絹)です。」と言うと、「嘘っそう!」と感嘆の声が帰ってきます。

 

 普通の絹糸は超ロングです。キャッサバシルクも、もちろん長繊維ですが、野蚕のためキャッサバの葉に絡むように動きまわり、最後に繭を作ります。その葉に絡んだ糸や繭を集めますから、結果として短繊維になりました。つまり、絹としての概念からは全くダメ商品(糸にできない)、ゴミと扱われました。もともと原住民の方々は、お蚕をタンパク源として食用にしていたものです。

 そんな蜘蛛の巣のような絡んだ糸ですから、そんな糸を集め取り出したとしても、逆に単に短繊維の塊となりました。それを「わた」に「糸」に加工できる技術が、タイの「王立養蚕研究所」や日本から進出した製糸工場との研究から出来上がったのです。葉に絡んで活用できないでいた状態から、絹糸だけを取り出すことに成功したのです。結果、再加工が容易にできるの「絹わた」となった訳です。 そんな「シルク」だから、「打ち直し」ができる・・・つまり製綿機にかける事ができるのです。一般の寝具店で、もめん綿を打綿するように、打綿できる「シルク」になるにはもう少し研究・時間が必要かもしれませんが、打ち直しのできる「シルク」がほぼ出来上がったのです。

 しかも、今までの真綿ふとんに比べれば「超安価」です。生地はシルクニットにしました。だから真綿ふとんの他に、マフラーやストールも出来ました。ぜひ一度お店で触って下さい。

 

 

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バンコク訪問記(1)・・・タイ王立養蚕研究所

2012-06-20 07:28:15 | 真綿ふとん&羊毛・もめんその他

 いつもの事とはいえ、数日間留守をすると、仕事が溜まりに溜まる。その上、今回の旅行はハードだった。止めは夜行便。朝7時、関空に着いた時はとにかく横になり寝たかった。熟睡できることは本当に幸せなんだと改めて思ってしまう。

 バンコク訪問記を早速書こうと思ったが、それどころでは無い。今日ようやく休み(水曜日)、ゆっくり寝たいがさせて貰えない。西川チェーン中部ブロック会だ。「家老(過労)死」ならまだしもこれでは雑用に追われて「足軽死」になってしまいそうだ。・・・・・

 仕事初日(12日)、最初に訪れたのはタイシルクの総本山とも言うべきところだ。

 プミポン国王(ラ-マ9世)とシリキット王妃の肖像の前で (右から3人目が爺)

 正式名称はThe Queen Sirikit Department of Sericulture となっている。 英語は大の苦手である。直訳するとこうなるだろう。「Queen Sirikit」 とは「シリキット王妃」のことである。Department of Sericulture は養蚕業の部局という意味だから、日本流に言うならば「王立養蚕推進局」とか「王立養蚕研究所」とでも言うところだろう。

 出迎えて戴いたのはNO-2の副局長(副所長)のORATAI SILAPANAPAPORN女史です。

 タイシルクの特徴・国家プロジェクトとしてのタイシルクの位置づけから、タイシルクの発展のために養蚕農家の置かれている現状まで、多岐にわたって説明をされました。もちろんタイ国としても今回の西川リビングの真綿ふとん等の企画には期待するところが非常に大きいと話されました。

 世界のファッション界もタイシルクに注目しており、有名デザイナーからのオファーも来ていると話されてました。

熱心に聞き入る玉井社長と西部製綿の石川店長

 この研究所(部局)は大学・高校などが集まった非常に広大な敷地(文京地区)の一角にありました。およそ25年ぶりに訪れたバンコクは以前とは比較にならないほどの発展ぶりでした。新しい国際空港、高速道路など、ひょっとしたら、インフラに於いては、日本より優れていると言えるかもしれません。

 

 シルク産業に対しては、The Queen Sirikit Department of Sericulture とあるように、タイ国としても大変な力の入れようです。また、タイ国のシルク研究は世界のTOPランナーです。日本の蚕とは違った特徴があることなどが、研究され論文発表されています。タイの蚕はほぼ「野蚕」です。養蚕といっても二種の野蚕を掛け合わせたものですが、育て方は野蚕に近いようです。今回は養蚕農家まで行けなかったのはちょっと残念でした・・・。

 タイの野蚕のたくましさが日本の蚕とは違う、もちろん中国産には無い、優れた特徴を持っているようです。養蚕ではない、野蚕から得られる今回の真綿(ふとん)は、今までの真綿とは全く違う商品であることははっきり言えます。商品が完成し、お客様に見て戴ける日が一刻も早く来ることを願うものです。

 その後、優れた野蚕から世界最高のシルクを製造する会社(工場)へと、車を進めました。途中で昼食を摂りましたが The Queen Sirikit Department of Sericulture を出ておよそ三時間、ざっと150㎞以上はあるでしょうか、時速100キロ程度で飛ばしました。でも、運転マナーは上海とは違って非常に良く安心して乗ってられました。

 工場内は、企業秘密がたくさんあると言うことで、写真撮影禁止でした。工場外観のみ撮影OKでした。

 

 

 聞き間違いも有るかもしれません。またもっと詳しく知りたい方は、玉井社長と西部製綿の石川店長に聞いて下さい。(勝手に振ってスミマセン。)

 

 

ゼンリンの地図が訂正されるまで、「安ら館碧南」となっている場所が弊店新店舗です。

 

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夏前のこの季節は、真綿ふとんが最高ですよ!

2012-06-06 23:41:31 | 真綿ふとん&羊毛・もめんその他

 この時期としては今日は暑かったですね。 店は定休日だが、爺は相変わらず、休日・・・が飛んだ! 朝は少しばかりゆっくりしたが、店に着くや否や、羽毛ふとんのリフォームのご注文を戴き、お客様のお宅まで受け取りに行きました。ちょっと早めに昼ごはん。午後は介護保険の住宅改修で手すりの取り付けに。4時頃戻るとお客様から電話。定休日で悪いが、カバーが欲しいと。210x210㎝のクイーンサイズの掛けカバーを探してみえた。「あんたんとこ(綿桂)ならキッとあると思って電話したが、有って良かった」と早速のご来店でした。

 雑用をこなし、夜7時頃から「介護保険の国保連への請求業務」を行った。ソフトを変えたので、先月の請求が失敗していたから、心配しつつなんとか成功裏に終えることが出来たようだ。気が付いたら間もなく休日(?)が終わりだ。

      ぼやきはこれぐらいにして・・・

 

 数日前の爺自身の話です。婆が言うには、夜半3~4時頃に、シュシュと絹擦れ(そんな高貴な音か?)のような音がしたと。よく見ると爺の足がピクピクしていたと言う。右足はそうでもないが、左足だけが動いているようだ。そう言われてみると、明け方足が攣ることがよくある。持病の「糖尿病」に因るのだろう。

 この季節、羽毛合いふとんでも、時に蒸れるように感じることがある。暑いと感じて足を出して寝る。冷えて、これまた持病の神経痛が出る(持病が多いなあ…)。そこで、掛けふとんを「羽毛」から「真綿(シルク)」に6月4日に替えたもらった。

 どうせ寝るならと、真綿ふとんにカバーを掛けずに寝てみた。今日まで数日間、真綿ふとん(190x210㎝ 1.5㎏入り)を着た訳だが、「すこぶる気持ち良い」(悪まで爺の感想ではある)。

 シングル換算で考えると、1.0㎏入りの真綿ふとんに相当するところだ。中わたの量としては、世間で最も多く販売されている量である。

 羽毛ふとんは、ダウンプルーフ加工によって、どうしても「蒸れ感」が生じる。この「蒸れ感」が冬は暖かく感じさせてくれるが、これからの季節、やや着心地が悪くなる。

 真綿ふとんには、ダウンプルーフのような加工はない。麻に次いで吸湿性も良い。以前から言っている事だが真綿ふとんは夏の寝具としても良いと思っている。だが、家庭で洗うのは不可能に近い。クリーニング店に出すにしても、それなりの技術・設備が無いと失敗することになる。シルク以外のカバーをすれば、価値が半減してしまうように思える。

 カバー無しで着る真綿ふとんこそ、気持良いと思う。更に、この先(夏)はもっと薄い真綿ふとん(500g)が良いと思う。でも、やっぱりカバーをお考えならば、500g入りの真綿ふとんに、麻のガーゼカバーの組み合わせがお薦めと思っている。皆さんはどう思われますか? 

 洗える事を優先するか、気持ち良く眠ることを優先するか・・・・。

500gの真綿ふとん

 日本の気候に合った日本人のための夏ふとんをお届けしたい。「上手に眠れば元気になれる・・・・」である。

 

 ところで、爺の足がピクピク動くのは、ひょっとしたら「周期性四肢運動障害」、と言うヤツかもしれない。自覚が無いので、今のところ程度は軽いようだ。もう一つよく似たのに「むずむず脚症候群」と言うのがある。じっとしている事が出来ず、絶えず足を動かしたくなるものだ。そうなると、不眠になりやすい。睡眠薬等はあまり効果が無いとか・・・。規則正しい(睡眠)生活で、症状が軽くなると言う報告もあるそうだ。

 なにはともあれ、眠れる事は幸せなことである!

 涼しく寝られる寝具も、入荷しました。お店でお待ちしてます。

 

 

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間もなく復活か?・・・綿入り夜着(かいまき)

2009-01-14 21:43:36 | 真綿ふとん&羊毛・もめんその他

弊店でもかっては、夜着(かいまき)の注文を受けていた。

 職人さんの高齢化等でここ10数年、夜着の注文はお断りしていた。この間、メーカーの夜着毛布を中心に販売してきたが、やはり、綿入りの手作り夜着の問い合わせが多くありました。

何とか、復活できないかと、職人さんを探しました。見つかりました。30歳台後半のの若い人です。

販売を前に、試作品をお願いしました。・・・・ん~・・・。だめだ! 

確かに、縫製もしっかりできており、商品としての「カタチ」は良いのですが、細部の綿の入り方などは、私にとっては気に入りません。着心地の良い夜着になってないのです。はっきり言って、私の基準では不合格です。彼(職人さん)にとっては一所懸命製作して下さった、ことは理解できます。だからと言って私も気に入らない商品を販売する訳には参りません。

 

彼ともう少し打ち合わせをして、皆様の前に出して恥ずかしくない「夜着」をつくります!もう少し待って下さい。

でも、彼が「文句があるならもういい、作らない!」と言えば、復活はしばらく見合わせることになります・・・・。    少し気長にお待ちください。

*********************

【2018年9月20日加筆】

復活しました。こちらをご覧下さい。

 

*****************************************

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「究極の夏ふとん」発見か?

2008-05-28 04:13:22 | 真綿ふとん&羊毛・もめんその他

市内でも有数の旧家の奥様から、夏布団の仕立替えの依頼を戴きました。

                  images

「究極の夏ふとん」・・・どこが? 

見たところ何の変哲もない表生地裏生地とも「本麻」の夏布団です。

裏生地が変色し糸の腰もなく、取り換えることを依頼されたわけです。お預かりして、生地を外し、中綿を取り出しました。

 

中綿がなんと「真綿」そうシルク100%でした。

 

夏こそ、汗取りの良い真綿ふとんが良いと推奨してきた私にとっては、最高の証明を戴いたような気がしました。

 

奥様に電話でお尋ねしたところ、「弊店でかって作って戴いた」と仰られました。作り方・縫い方などを見ると弊店の作りではいので、また、品表が切り落とされていた跡があったりして、おそらく奥さまの記憶違いだと思われます。たぶん、生地の汚れ具合などから、昭和40~50年ごろ(もっと古いかも)お出入りの名古屋の松○○デパートで購入されたものと思われます。

 

 「麻わたより、私は真綿のほうが好き」と奥様は仰られ、別誂えされた夏ふとんなのでしょう。

麻ふとんに真綿をいれる夏布団が、いつの頃から有ったかは、知りません。また、奥さまの好みで作られた夏布団かもしれません。

 

でも、この布団を見た時、すごいものを発見したような気になりました。

単に、私の浅学によるものかもしれませんが。・・・

どなたか、ご存知の方が見えましたら、ご教授下さい。

コメント (3)
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