昼食後の睡魔との戦いは、人類の宿命かもしれませんね。午後の授業で居眠りをすると、先生からは「気合がなっとらん!」などと拳骨が飛んできた経験をされた方も居らっしゃることでしょう。今は、体罰禁止ですから有り得ないと思います。
勉強を頑張ろうにも、眠い! 眠くは無いが塾で頑張るためにちょっと寝ておきたい。特に受験生は寝る間も惜しんで勉強をしなければならないという状況に居ます・・・。辛いですね。
最近は睡眠の研究もさらに進み、以前書いたことが表現力文章力の無さで、若干怪しくなってきたかも・・・。もう少し論点を整理しながら書き進んで参りましょう。大学の先生ではありません…。100%だとは思いません。間違った表現もあるかも知れませんが、気にせずに読んでください。所詮、田舎のふとん屋の爺が書く「寝言・戯言」です。
まず、良い昼寝ってなんだろう。 (以下、広島大学大学院教授 林 光緒先生の講座から)
人の睡眠には、ノンレム睡眠Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、そしてレム睡眠が有ります。nap(仮眠)というのは、短時間の睡眠でその後のパフォーマンスを上げるということができなければなりません。たとえ昼寝であっても、放って置くと「ぐっすり(ノンレム睡眠Ⅲ・Ⅳ)」寝てしまうことになります。その結果夜の主睡眠に影響が出てしまい、その事がその後の睡眠に悪影響を及ぼし、問題が続いてしまう事となります。
寝過ぎない事。 じゃ、何処まで? 睡眠が深くなった時に起こされると、睡眠慣性が起きてしまいます。睡眠が浅いうち、睡眠慣性が起きないところまでが、勝負です。 …つまり…ノンレム睡眠Ⅰ・Ⅱまで! 脳波調べる訳じゃないから分かんねえよ…。 いろいろ言われそうですね。
ノンレム睡眠のⅠレベルに到達するまでの時間は、個人差はありますが、およそ6分程度、レベルⅡまでが10数分後とのことです。レベルⅢに到達しないところで起きる(起こす)ことができれば良い訳です。という訳で、30分程度まで寝てしまうと、殆どの方が深い睡眠に入ってしまうようです。
そんな訳で、昼寝は15~20分程度で切り上げるのが良いようですね。
すっきり起きた後、覚醒度を上げるため、寝る前にコーヒーやお茶を飲むことをお勧めします。逆に、日が暮れた後にコーヒーなどカフェインの入った飲み物は、夜の眠りの妨げになります。
ポイントは コーヒー(お茶)を飲んで仮眠する
久留米医科大の昼寝の研究をしている医学部内村直尚先生の指導で福岡のある高校では、昼寝には疲労を回復させる効果があるという事で、毎日15分間の昼寝を取り入れているとのことです。結果、センター試験の成績が上がる、現役の東大合格者が増えるなどの効果が出ているそうです。昼寝をすることで午後の授業に集中力が高まるようです。
夕方仮眠は止めましょう。どうしても夕方仮眠をするのなら、夜の主睡眠に影響を及ぼさないように、20分程度以内にすることが、ポイントだと思います。
昔は「四当五落」と言いましたが、今は「六当五落」いや、ひょっとしたら七当・八当かもしれませんね。しっかりと寝る程成績は上がるようです。日付が変わらない内に寝ましょう!
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