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高反発ウレタンと低反発ウレタン・・・違いは?

2016-04-16 23:17:47 | 品質の話

 お客様からの質問で多いのが、「高反発と低反発とは何が違うのか?」 「天使のオーバーレイは高反発ですか、低反発ですか?」 の類のご質問です。

①高反発・低反発の定義

 単に、低反発か高反発かという質問に対しての答えは、「高反発です」となります。

 業界での定義は、50cmの高さから厚さ5cm(以上)のマット(試験片)に硬球を落として、跳ね返ってきた高さによって分類されているようです。25cm跳ね返ったら、反発弾性率は50%という訳です。この時の跳ね返りが15%(7.5cm)以下の場合、そのマットは低反発と言い、50%(25cm)以上あれば高反発(ウレタン)という訳です。

 ちなみに天使のオーバーレイの素材は60%以上あります。実験では67%あったそうです。つまり完全な高反発素材です。でも、あの柔らかさでそんな反発力があるのだろうか?と皆さんならきっと疑いたくなるでしょう。それほどソフトなウレタンです。

 寝具としてのウレタンマットの場合、高反発低反発の違いだけで性能が評価されるわけではありません。特性(特徴)には、色々あります。直線的に「良い-悪い」を表現できれば、話は簡単です。だが、Aというウレタン素材は●●という点が優れているが、Bというウレタンはその点ではAに劣るが、▼▼という点においてはA以上に良い・・・・・などとウレタンには個性があるという事です。それは、いろんな「寝心地」が存在するということです。

 この他特性には、密度・ニュートン値から、反発弾性さらに、通気度・耐久性・接触冷感値(Q-max)などなど、それぞれの特性でいろんなウレタンがあるということです。

②ウレタンの密度

 

 ウレタンの密度は 1立法メートル(以後m3と表示しますとあたりの重さで表現されます。つまり、1mx1mx1mのサイコロ状態のウレタンの塊の重さが、●●kgだという事です。

 カタログ等に表記されている製品重量から推計してみると、ムアツ・AIRやマニフレックスが概ね35~40㎏/m3と思われます。30㎏/m3以上の密度があれば、高級品と言われます。ドイツのシェララフィアのマットには37㎏/m3・45㎏/m3・50㎏/m3とかなりの高密度ウレタン素材が使用されています。低反発ウレタンの場合、高品質品で40㎏/m3。また、安価なウレタンマットは20㎏/m3以下と言われます。ちなみに天使のオーバーレイの場合、75㎏/m3です。寝具としては、たぶん世界最高だと思います。

 低反発の商品としての代表に、トゥルースリーパーやテンピュールがあります。また、高反発の商品の代表としては、マニフレックスやムアツなどがあります。それらの商品イメージから

低反発=柔らかい  :   高反発=硬い

 と思われる方が多いことと思います。 密度と言う意味では、高品質であれば、高反発も低反発も大差はありません。密度が高いと硬く、密度が低いと柔らかいと単純に言えるものでもありません。天使のオーバーレイは高反発でありながら超ソフトなのです。爺も天使のオーバーレイの素材を手にするまでは、皆さんと同じように「低反発=柔らかい」「高反発=硬い」と思ってました。

 密度が高いということは、メリットとしては耐久性が相当良いということでしょう。反面、商品としては重いと言えます。 

 

 硬い、柔らかいと言うのは、低反発・高反発の差によってではなく、ニュートン値という、また別のモノサシでの評価となります。ニュートン値の話は後日詳しく書きたいと思いますが・・・(爺の頭ではどうかな?) 

 天使のオーバーレイのニュートン値は25%圧縮で60ニュートン/40%圧縮で90ニュートンと聞いています。ソフトなのに係わらず「寝返りがし易い」のは、こうした特性からです。沈めば沈むほど硬くなるウレタンです。だから、天使のオーバーレイは、柔らかくても寝姿勢を崩しにくいのです。

細部で間違いが有れば、後日訂正します。  

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