もく窓

~良い映画と究極の手抜き料理を探して~  

今日の庭

2008年04月28日 | 庭・菜園
スズランが咲きました。見かけによらず丈夫な花で日当たりが良い場所ならば、どんなに固い地面でもどんどん増えてゆきます。花壇からはみ出した分は欲しい方に差し上げていましたが、ご近所で貰ってくれる方ももう居なくなりました。抜いて捨ててしまうのも可哀そうなので畑の道路際にでも植えてみましょう。
(上から)スズラン、チューリップアンジェリケ、タツナミソウ、イチハツ

コーヒーベーグル

2008年04月24日 | 手抜きで手作り
先日、初めてベーグルを作ってみました。ベーグルは二次発酵の後に10~20秒くらい茹でてから焼くので一手間掛かりますが、モチモチした食感にハマってしまいました。
今日はフミさんのレシピを元にホワイトチョコ入りコーヒーベーグルを焼きました。ドーナツ型ではなく二口位で食べられるミニミニ丸パンです。
フミさんと言えば自家製レーズン酵母ですが、酵母起こしに失敗しているので自家製酵母ではなくドライイーストを使い、レーズンも入れてみました。
コーヒー生地にホワイトチョコもレーズンも良く合いますが、両方を入れたら甘味が少し強すぎました。甘さ控えめで香り高いコーヒー生地にどちらか一方が時々入っているのが美味しいんですネ。コーヒー生地は美味しいのでまた作りましょう。

酵母起こし、本の通りにしてみたのですが、一週間過ぎても全くブクブクしてきませんでした。温度が低かったのかなぁ。暖かくなってきたので、もう一度チャレンジしてみよ~。


ラ・ボエーム

2008年04月21日 | 映画館
         (写真)ニコラ・ルイゾッティ

METライブビューイング 品川プリンスシネマ・シアターZERO 12:00~15:10 3500円
 [指揮]ニコラ・ルイゾッティ
 [演出]フランコ・ゼッフィレッリ
 [出演]ロドルフォ:ラモン・ヴァルガス
    ミミ:アンジェラ・ゲオルギウ
    ムゼッタ:アインホア・アルテタ
    マルチェッロ:ルドビィク・テツィエール

1982年、ジェームズ・レヴァイン指揮、フランコ・ゼッフィレッリ演出、ホセ・カレーラスとテレサ・ストラータスのボエームをLDで持っています。数あるボエームの中でも名演と言われるこのボエームはホセ・カレーラスが清々しく正に嵌り役でした。テレサ・ストラータスの清純なのに粘っこい性格のようなミミも素晴らしいものでした。
今回、ゼッフィレッリのあの同じ舞台でニコラ・ルイゾッティが指揮するというので、ちょっとドキドキしながら出かけてきました。
まず、主役ロドルフォが繊細な詩人のイメージとは掛け離れた陽気な太めのメキシコ人のテノールで驚きました。最初のほうは良い声が出なかったのですが、最期は良かったです。第一幕はコメディの要素を取り入れた設定になっていて何度も笑いが起きていました。ロドルフォのみならずミミもロウソクを吹き消していました。今回のミミは、清純で控えめなイメージではなく積極的な感じでした。歌はとても上手で今まで聴いたミミの中で一番かなと思いました。
お目当てだった指揮者ニコラ・ルイゾッティも素晴らしかったです。
情感のこもったメリハリのある良い演奏で、こちらも今まで聴いた中で一番でした~。ホントに。ひいき目じゃないですよ~

でも、この公演は半年か一年後にNHKhiで放映されると思うので品川までわざわざ観にいくことはなかったです。映画で3500円もするんだからMETの中にいるような臨場感が味わえるのかと思ったら、品川プリンスシネマのシアターZEROは音響は特に良くはなかったです。六本木でも上映していたのでそちらに行けば良かったかもしれません。


お泊り会

2008年04月20日 | 雑記
友達が予約してくれた新丸ビルの中のレストランは、赤レンガの東京駅を望む素敵なお店でした。今回は一年ぶりに六人全員が揃いました♪。楽しい食事とお喋りのあと、明日の仕事が休めない二人は帰り、残りは友達のマンションのゲストルームにお泊まりさせてもらいました。夜中の二時まで飲んで喋って、気持ちだけは学生時代に戻ったみたい♪。
ゲストルームからは眼下に隅田川、向こうには東京駅周辺のビル群が見渡せました。ここの友人は毎日この景色を眺めてホテルのような部屋で暮らしていると思うと、私の生活との余りのギャップに感慨に浸ってしまいました。同じ専業主婦と言えども、全く別物の生活をしてたのネ~。羨ましいですが、田舎のネズミはやはり田舎が合っているようです

幸せのちから

2008年04月15日 | 映画 TV・DVD
      原題: THE PURSUIT OF HAPPYNESS
 お気に入り度:銀  ガブリエレ・ムッチーノ監督  2006年
良い映画でした。親子愛を絡めたベタなサクセスストーリーかと思っていたら、全く違いました。
主役のウィル・スミスは「私に近い6人の他人」でシドニー・ポワチエの息子と名乗る青年を演じ、若くてスタイルが良くて洗練されていてとても魅力的でした。インデペンデンス・デイでは宇宙人を引きずっていてカッコ良かったです(笑)。しかし、この映画では演技に魅せられてしまいました。
ラストで採用を告げられたときのウィル・スミス演じるクリスの表情は、いかに彼が今まで空元気を出して頑張っていたか、そしてどん底の生活の中でどんなにか不安だったかを物語っていて秀逸だったと思います。
ウィル・スミスの演技だけでなく、この映画は本当に良く出来ていました。観終えて色々と考えてしまいました。映画の最初にクリスが言います『ジェファーソンは独立宣言の中で、われわれには生命・自由・幸福の追求の権利があると書いている。なぜ幸福のところに「追求」という言葉を入れたのだろう。誰も本当には幸せを持てないかのように。』と。

とても気に入った映画なのですが、一つだけツッコミを。
父親を知らずに育ったクリスは、そのことがトラウマとなっているかのように息子に愛情を注ぐのに、息子が母親無しで育つことに対して何も懸念してないようです。それに、奥さんに対して冷た過ぎますヨ~。奥さん、生活に疲れ果てていて可哀そうでした。出番が少なかったけど奥さんに一番共感しちゃいました。

苗木

2008年04月11日 | 庭・菜園
ネクタリン(600円)と大実金柑(980円)の苗木を買ってきて庭の片隅に植えました。種なし柿の苗木(600円)も買って畑に植えました。いったい何年後に食べることが出来るのでしょう。桃栗三年柿八年、、ならばネクタリンは桃の仲間でしょうから三年後かなぁ。柿の苗木は以前二度植えたことがあるのですが、どちらも枯れてしまいました。畑の土が合わないのかもしれない。今回も枯れてしまったら、もう柿は諦めよう。

(今日の庭)
庭の古いモミジは若葉と花が一緒に出てきます。この赤い花が好きです。
昨年の暮れに10個300円で買ったチューリップの花が咲きました。我が家のチューリップは次年度には数が少なくなり花も小さくなってしまい三年後には消えて無くなってしまいます。肥料はあげているのですが土が合わないのでしょうか。
チューリップに反して、どんどん増えていくのは水仙です。この糸水仙は丈も花も小ささくて可愛いです。水仙の中では遅咲きです。
下の枝から段々と枯れつつあるドウダンツツジ。今年も細々と咲いてくれました。
      

トリスタンとイゾルデ

2008年04月09日 | 映画 TV・DVD
 お気に入り度:銅 ケヴィン・レイノルズ監督   2006年
出演:ジェームズ・フランコ、ソフィア・マイルズ、ルーファス・シーウェル

映像も脇役も素晴らしい。ラストでは愛欲よりも義を取ったトリスタンに泣きました。
でも、主演の二人、、、私好みでなかった
コーンウォールの領主マークを演じたのは、ホリデイであの嫌なジャスパーを演じたルーファス・シーウェルでした。驚きました~。ジャン・レノと渡辺謙を合わせたような感じでステキでした。ホリデイを観て、大っ嫌いな俳優さんでしたが、一転ファンへ (^。^*)
子供時代のトリスタンを演じたのはナニー・マクフィと魔法のステッキで長男役を演じたトーマス・サングスター君でした。やんちゃな役はぴったりです。ほほう、ヒュー・グラントと従弟になるんですネ。
       

リトル・イタリーの恋

2008年04月08日 | 映画 TV・DVD
 お気に入り度:銀  ジャン・サルディ監督 2003年
(原題)LOVE'S BROTHER
いい映画でした。ストーリーはありふれていて先が読めてしまいますが、登場人物を丁寧に描いているので、出てくる人たち全ての気持ちが分かり共感できました。
たった一枚の写真から恋心を募らせて遠いイタリアから遥々海を渡ってオーストラリアへ嫁いでくる娘を演じているアメリア・ワーナーが美しいです。兄を演じたジョヴァンニ・リビシの過剰なほどの内気な演技と村人たちの陽気でお節介な様子など温かなユーモアに溢れていました。壁に描かれたイタリアの青い海の絵、何年、何十年?ぶりに飲むエスプレッソコーヒー、髪を染めていた弟のガールフレンド、移民の苦労や望郷の思いがさり気なく織り込まれていて、しみじみと心に残るラブコメでした。